早いもので、春のフォーラムが終了してから二ヶ月経った。秋の予定はすでに立っているので、おおよそ決まったところを速報としてお知らせしよう。
東京操体フォーラムの最大の特徴は、リピーターが多いということと、発表者は皆操体の臨床に携わっているということだと思あわれる。
実行委員の殆どは東京操体法研究会の講習の出身者だが、数年前に一度終了しても操体の進化を見届けるために、再度講習に参加しているメンバーもいる。
更に、第五日曜がある月には「塾・操体」という勉強会で研鑽も積んでいる。何だかとても勉強熱心なのである。
逆に言えば、操体をやっていないとわかる人には分かってしまう。身体の切れというか、動きに如実に表れるし、日々の研鑽は怠れないのだ。
何故、リピーターが多いのかと言うと、毎回毎回操体の最前線を惜しげもなく披露するからだろうと考えられるし、目が離せないのも事実なのではないだろうか。
というか、毎週一度、あるいは二度師匠の講習にサブとしてアシスタントをしている私でさえ『えっ?こんなの初めて見たよ・・』というのが前回も前々回の発表でもあるからなのだ。
新鮮度とレア度は相当高い。
秋のフォーラムは主に臨床家向けのプログラムを予定している。操体に関して様々な人が一番関心を持つのは「どうやって動診・操法を選択するのか」というテーマだと思う。
何故かというと「この症状にこの操法」というパターンがないからだ。
また、様々な質問があがることを想定して、今回は実行委員による、ショートプログラムを用意した。
総合テーマは「SHOKU」(食、色、燭、殖、職、など、様々な漢字、あるいはshockという英語)も考えられるが、そのテーマによる発表、前回、前々回に続き実行委員による実技指導が予定されている。午後はメインセミナーとして、10日は三浦寛、11日は今昭宏の2名によるメインセミナーが開催される。
秋の定番として、小冊子「VisionS」も編集にかかっている。
2007年11月10日(土)11日(日) 二日間
会場 千駄ヶ谷津田ホール
11月10日(土)
09:00 受付開始
09:30 開会・理事長(三浦)挨拶、諸注意等
09:45-10:30 三浦寛 総合テーマ発表
10:30-11:15 岡村郁生 総合テーマ発表
11:15-12:00 ショートプログラム
畠山裕美(『楽』と『快』の違いについて)
山野真二(正体術と操体の根本的相違点について)
友松 誠(未病的とらえかたと、治療的とらえかたの違いについて)
森田珠水(操体法は医療者の立場に立つのが患者である。何故それが可能なのか)
12:00 般若身経実演(三浦、畠山、草階)
12:30-13:00 昼休憩
13:00-14:00 動診・介助実技 3種
14:10-16:10 メインセミナー 三浦寛
16:10-16:30 質疑応答
16:50 初日終了挨拶
17:30-19:30 懇親会(津田ホールB1 ユーハイム)
11月11日(日)※開始時間が10分早くなります
09:00 受付開始
09:20 挨拶・諸注意等
09:30-10:15 畠山裕美(総合テーマ発表)
10:15-11:00 今 昭宏(総合テーマ発表)
11:00-11:45 ショートプログラム
佐伯惟弘(なぜ、操体法は症状疾患にとらわれないのか、とらわれた見方をしないのか)
西田尚史(連動について、その理解と一般的認識)
中谷之美(動診(運動分析)の意義、なぜ動かして診るのか)
福田勇治(身体運動の法則の重要性と操法とのかかわり)
11:45-12:15 般若身経(畠山、草階)
12:15-12:45 昼休憩
12:45-13:45 動診・介助実技 3種
13:45-14:00 景品・抽選発表
14:00-16:00 メインセミナー 今 昭宏
16:00-16:30 質疑応答
16:45 理事長挨拶