どこで話題になったのだか知らないが、最近「操体で膝の痛みが治るの?」と聞かれることが多い。
ネットを見ると『自宅でたった数回で膝の痛みが治る!』という商材を売っているところがあるが、こういうのは売れるだろう。
私もノウハウがあるので『O脚が自分で治せる!』とか、出しても
いいのだが(笑)やるには至っていない。
質問の主は40代以上の方々である。話を聞くと、若い頃スポーツをやっていてその影響だったり、何もしていないのに膝が痛んだりなど、理由は様々である。私の母親はちょっとばかり戦前の生まれだが(彼女は膝のトラブルはないらしい)、同年代の方々の話を聞くと、膝の痛みを抱えている方は結構多いようだ。
また、病院にかかっても、加齢のせいで、膝の軟骨がすり減ってきた、と言われるだけだとか、なかなかすっきりしないようでもある。
私が『膝のトラブルに対して、思い当たる節はありますか?』と聞くと
・スポーツで痛めた
・運動不足
・体重が多い
・不明
などの答えが得られるが、やはり「息・食・動・想」なのではないかと思う。ところで、膝に「想」が関係あると思うだろうか?
からだのそれぞれのパーツには、それぞれが持っている使命と意味があるのだ。膝の持っている意味は結構重要なのだ。
膝は「その人の人生を前に進ませる」意味を持っている。膝に何らかのトラブルが起こるのは『自ら歩みを止めている』のではないかということだ。膝のバランスが崩れると、自分の進む道に不安やためらいを感じるのだという。
これは何となくわかる。
この辺りを何となく深く考えてみたいと思っている。