これは、操体法東京研究会修了者が参加できる「塾・操体」でおこなわれたもの。
橋本敬三先生が実際温古堂で、どのような操体をされていたのか、三浦先生が再現した。モデルは東京操体フォーラム実行委員の辻知喜氏(いずみ操体院)。
操体というと、膝二分の一屈曲位での膝左右傾倒とか、膝二分の一屈曲位での足関節の背屈とか、伏臥位での膝関節腋窩挙上とか、痛い方から痛くない方に動かして瞬間急速脱力というのを思い浮かべるかもしれないが、この3つは、橋本先生が85歳を過ぎ、それが名人芸となり、される動診・操法の数が絞られてきた頃、よく使われていたものである。橋本先生70代の頃は非常にアクロバティックな動診操法をされており、患者にハズミをつけて脱力されて、肋骨にひびが入ったこともあるらしい。
★体幹の前屈★
橋本先生の時代にも、対なる動きを比較対照させずに、操者が介助を与え、比較的快適感覚がききわけられやすい動きをとらせ、ふわりと力を抜かせるものあった。これは三浦先生が温古堂で修行していた頃(橋本先生が70歳〜75歳)にはやっていたそうである。
これもコツがあるので、むやみに真似しないように(笑)
怪我します。
自力自動の場合の速度の目安。これくらいゆっくり表現しないと、快適感覚はききわけられません。膝が左に傾倒し、腰もそれに伴って捻転し、左手が内旋、右手が外旋、首が右に捻転し、全身形態が連動しているところに注目して下さい。きもちよさが
伝わってきませんか?勿論、これも「一つ一つの動きに快適感覚をききわける」『第2分析』です