操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

成金は占いを馬鹿にするが、大富豪は占いを活用する。

 こんな言葉がある。
大富豪は占いによって、自分の人生の波を知り、それを活用するのだ。人生は平坦ではないし、絶対波がある。
また、波が低いから悪いとか、高いから良いというわけでもないらしい。「波に上手く乗る」のが大切なのだとか。

霊感占いなどは別として、占いは「統計学」でもある。昔の中国では、自分の誕生日を人には教えなかったそうだ。なぜなら、そこから運勢を推測されてしまうから。

また「帝王切開」という言葉があるが、これはシーザーが帝王切開で生まれたとういう説もあるが、古代の中国の皇帝は、生まれる前から誕生日が決まっており、誕生日を守るために切開して生まれていたからという説もある。中国に後宮があり、国中から美姫が集められたのはこの制度も関係していると言う。

ある本によると「いい占い師」「悪い占い師」の見分け方があるそうだ。
いい占い師(信用できる占い師)は、「事実のみを述べること」。そうでない占い師は「事実に、自分の意見を入れること」。また、一週間から3ヶ月くらい後の、悪い予言をすることなのだそうだ。

だいたい、占いに来る人は大抵何かの悩みを抱えているに決まっているのだが、例えば「彼とは近いうちに別れます」と言われると、暗示にかかり無意識のうちに、自分で別れる方向に進んでしまうのだという。
それで「やっぱり当たった」ということになるのだ。

ちなみに、臨床家の中には結構占いをやる人がいる。鍼灸師は「易」(陰陽)を学ぶし、実際私の周囲にも易を勉強している人がいる。

桜沢如一氏は「易」という本も書いておられる。

「○○だから、悪いことが起こる。なので壺を買いなさい」とか「ハンコを買いなさい」ではなく、活かすのが本来の占いの姿なのだろう。

吉備津の鳴釜神事のように、釜の上に蒸篭(せいろ)を置いてその中に米を入れ、蓋を乗せた状態で釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事もあり、興味深いものである。