- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: コミック
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自慢すべきことだと思っているが、私は「銭湯検定4級」(笑)を持っている。自宅の近くには銭湯があり、一度入り慣れてしまうと、シャワーだけだぁ?こんなぬるい風呂(母はぬるいのが好きらしい)では満足できん!なのだ。
私の両親は宮城の気仙沼生まれなのだが、母方(庄屋さんをしてたらしい)が、江戸時代から夏に湯治に行っている鳴子の温泉があり、幼稚園時代から小学生時代にかけて「夏休みは湯治だよ」という生活を送っていた私は相当な風呂好きなのである。
実際、私の周囲にも風呂で「あの世に行った」方も少なくない。しかし、風呂の中で「あ〜、極楽極楽」と最高にいい気持ちで、というのも人生の終え方の選択肢ではないだろうか。
このマンガを始めて読んだ時は驚いた。日本人も相当風呂好きだが、ローマ人も相当の風呂好きなのである。果たして風呂に入らない文化のフランス人が観たらどう思うのだろう。本当に素晴らしい作品である。
ローマ時代の浴場設計技師で建築家のルシウスが、浴場のアイディアに困り、現代日本にタイムスリップし、脱衣籠とかフルーツ牛乳とか、バナナワニ園とか、そのようなアイディアを古代ローマに持ち帰るというお話だ。
そして、これが映画化された。
http://www.thermae-romae.jp/index.html
イタリア人にも大受けだったらしい。フランスじゃこうはいかないだろうな。ヨーロッパも「風呂好き」と「風呂嫌い」ってあるし。
日本人キャスト、主演の阿部ちゃんは(阿部ちゃんのお尻を拝むだけでも価値あり)、まさにルシウス適役。その他日本国内でも「濃ゆい顔」の役者が揃って古代ローマ人を演じている。
いずれにせよ、風呂は素晴らしい文化である。銭湯もマナーを守って入ろう。
あ〜、また島根の玉造温泉の混浴露天風呂に行きたくなってきた(笑)
なお、日本の「ウォシュレット」は、海外の方にとっても素晴らしいものだそうです。日本ってすごいなぁ