操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

 これは久々にショックを受けた本だ。

 私は占い稼業もやっているので、悩める女子男子から恋愛の相談を受けることがあるのだが、その根底には「自己受容ができていないのかな」と思う事が結構ある。

「私が悪いの?」という姿勢だ。

私も子供の頃は何となく感じていたのだが
途中から「これはちゃう」と思った。

 

あなたの機嫌が悪いのは、
私が悪いんじゃなくて
機嫌が悪いということを選んだ結果

なのだ

 

これを二村さんは「心の穴」という一言でまとめているのだが、いわゆるDVオトコとか、ヤリチンにばかり恋してしまう、また、好きな人には好かれずにイヤなヤツには・・という方もいると思うのだが、その殆どは「心の穴を恋で埋めればなんとかなる」という誤方向の信念が原因だということがよく分かる。

 

また、身体的愁訴を抱えた人は少なからず「心の穴」のケアが必要なのかも。

ちなみに「心の穴」というのは、親によってあけられる。

かといって、人間ずっと親は子供の心に穴をあけてきた。
それがわかると何となくほっとする。

 

ちなみに、操体を学ぶ場合も

「何かの穴を埋めよう」として学ぶのはちょっと考えものだ。


引きこもり、自己否定、瞬時の快楽。
すぐ出来る、瞬間チャージ。

師弟関係なんてどうでもいいから
テクニックだけ覚えればいいとか。

自分が癒されたいからといって
それにすがっても仕方ないこともある。