これは久々にショックを受けた本だ。
なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)
- 作者: 二村ヒトシ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: 文庫
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私は占い稼業もやっているので、悩める女子男子から恋愛の相談を受けることがあるのだが、その根底には「自己受容ができていないのかな」と思う事が結構ある。
「私が悪いの?」という姿勢だ。
私も子供の頃は何となく感じていたのだが
途中から「これはちゃう」と思った。
あなたの機嫌が悪いのは、
私が悪いんじゃなくて
機嫌が悪いということを選んだ結果
なのだ
これを二村さんは「心の穴」という一言でまとめているのだが、いわゆるDVオトコとか、ヤリチンにばかり恋してしまう、また、好きな人には好かれずにイヤなヤツには・・という方もいると思うのだが、その殆どは「心の穴を恋で埋めればなんとかなる」という誤方向の信念が原因だということがよく分かる。
また、身体的愁訴を抱えた人は少なからず「心の穴」のケアが必要なのかも。
ちなみに「心の穴」というのは、親によってあけられる。
かといって、人間ずっと親は子供の心に穴をあけてきた。
それがわかると何となくほっとする。
ちなみに、操体を学ぶ場合も
「何かの穴を埋めよう」として学ぶのはちょっと考えものだ。
引きこもり、自己否定、瞬時の快楽。
すぐ出来る、瞬間チャージ。
師弟関係なんてどうでもいいから
テクニックだけ覚えればいいとか。
自分が癒されたいからといって
それにすがっても仕方ないこともある。