私は占筮もやりますので、ご相談を受けることがあります。
やはり「恋愛関係」のご相談が多いのですが、「あまり良く知らないけれど、気になる人がいます。彼の気持ちを知りたい」というのは多いご相談です。
良く知らないけれど、気になる。あることですよね。また、知らないからステキに見える。
わからないからますます気になります。
こういうケースを見ていて思い出したのは「相手が自分の想像と違ってがっかりする」というケースです。
例えば、年上の素敵な彼がいたとします。
しかし自宅では鼻くそほじりながらスポーツ新聞読んでるかもしれませんし(笑)
ナイスバディの素敵な彼女、脱いだら、オッパイが大きいというよりは長い(実話)かもしれませんし、ブラにパッドが入っているかもしれません。
そういうところを全部含めて受け入れることができるかというのが、恋愛というものだと思います。
「思っていたのと違ってがっかり」ということは結構あり得ます。というか、過度の期待もあるわけです。
昔は「オンナにはワキ毛は生えてない」(いや、剃るとか手入れしてるよ)という男子もいましたし、
私が付き合ったオトコの一人は「オンナには性欲はなくて、母性本能しかないんだよね?」(今思うと本当にバカなオトコと付き合ったと思います)と言いました。
そんなことあるわけないっつ〜の(笑)
これは過度の思い込みと美化と妄想から来ていると思うのですが、
これは臨床にもありうることです。
「操体を一度受けたら、良くなって、二度と悪化しませんか」という「過度な期待」を抱いてくる方もいらっしゃるからです。
これは期待のしすぎです(笑)
受けた後の、ご本人の養生の度合いや、日々の生活習慣にも関わってきます。
そして、橋本敬三先生ですが、一部の人は神様扱いしていて「タバコ吸ってるのは、患者さんでも吸ってる人がいるから、その人似合わせて仕方なくふかしてるのだ。吸ってるんじゃなくてふかしているんだ」と言った方がいました。
ふかすだけって、シガーかよ(笑)
これは明確な捏造です。
その方は嫌煙家なので「自分が尊敬する橋本敬三先生が愛煙家であっては困る」のです。
この話を聞いたのは、1999年、全国操体バランス運動研究会東京大会の懇親会の場でしたが、「なるほど。神格化と捏造とはこういう風に起こるのか」と納得したものでした。
世の中、色々なものがありますし、宣伝広告でいくらでもステキに見せることができます。しかし結局は「体験」なんですよね。
先日、私の先輩のところに「友人が操体を受けて、椎間板ヘルニアが一度で治ったそうだが、自分も一度で治るか」という電話があったそうです。
友人が一度で治ったからといって、アナタがそうとは限らないのです。
悩んでるなら、一生ヘルニアさんと付き合うという手もあります。
何も手を打たずに「これなら100パーセント治る」という確約つきのモノを求めてね。