操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「動く」という言葉を使わずに、相手を操る。

言葉の誘導と言えば、私達はあえて「動いて」とか「動かして」という言葉を使いません。

 

というのは、よく師匠が言いますが「自分の動きとからだの動きは違う」から。

 

「動いて」というと、「自分(つまり意識全開)」が動いてしまうのです。
「からだ」の動きと「自分」の動きは違うのです。

 

この二つを使い分けるのに、私達は言葉の誘導を勉強します。

 

実際にやってみると分かるのですが「からだが反応する適切な言葉」を用いると、確かにそうなるのです。

 

相手は「相手のアタマ・意識」ではなく「からだ」なのです。

 

この辺りは、もしかするとヒプノセラピーなども関係してくるのではないかと思ったりします。

 

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