操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

今日の視診触診講座。ウサギとかめ。

第三日曜の午前中は、私が担当している視診触診講座です。

元々は「ひかがみの触診ができないので、補講をやって欲しい」というリクエストから生まれたものです。

 

今は、鍼灸の学校や、柔道整復の学校などでも「視診触診」をじっくり教えるところはないようです。

 

ましてや、操体を短期間の講習で習ったとか、短期の整体の講座に通った(大抵は「やり方」を指導するので、触診などは指導しません)と言う場合や、「人様のからだに触れることを習うのは初めて」という場合は、やはり必須です。

 

というのは、20年前位は、操体法東京研究会の定例講習に参加するのは(募集広告は「医道の日本誌」のみに掲載していましたし)殆どが鍼灸師柔道整復師、指圧師など、実際に患者樣を診ている方々ばかりで、「視診触診はできていて当然」「患者様を診ているのがデフォルト」だったのです。

 

今は、インターネットで講習の募集をやっていますから、会社員とか、今まで人様のからだに触れたことがないという方も講習にやってきます。つまり「素人」が手技療法の世界に入りたいという場合です。

そのような場合、やはり補講として視診触診の基礎が必要なのです。

 

そして、この講座は、名称こそ「視診触診講座」ですが、内容は、私が今封印している「ミドル講習」とほぼ同じです(ミドルは、ある程度操体の基礎ができていないと伝えられないので、現在封印している状態です)。

 

なお、不思議なのですが「この人、視診触診の講習に出席してスキルアップして欲しいな」という人に限って、参加してくれません。

 

★このブログを読んで「参加したい」という操体法東京研究会の受講生の方がいましたら、是非お越し下さい。私はアナタのために書いているのです(笑)。

 

 

色々事情もあるのでしょうが、チャンスがあるのに勿体ないと思います(この視診触診講座は、操体法東京研究会の定例講習か、足趾の操法の講座の受講生しか参加できません)。

 


逆に「きちんと勉強していて、基礎が出来ている」という人が熱心に出てくれるので、その方達は目覚ましく上達しています。

 

 

「ウサギとかめ」の「かめさん」だと思われていた人が、結果的には「ウサギさん」を越えたという事実もあるのです。

 

 

そして今日の講習は、三浦先生が登場。

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★三浦先生に脊柱の触診をされるワタクシ。

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★腰掛け位で、橋本敬三先生の時代から伝わる「伝統的な脊柱の診方」のモデルになっているワタクシ。