第二日曜の午前中は「東京操体フォーラム実行委員勉強会」。
年初に相応しい濃厚なテーマが展開されました。
(諸々の分析法を駆使し)ボディの歪みを正し、二次的に症状疾患を解消するというのが操体の概念です。
これは橋本敬三先生が三浦先生に仰ったように「症状疾患のあるところをさわるのは、火事場で火元ではなく、サイレンに消火の水をかけているようなものだ」ということです。
サイレンに水をかけても火元は消えません。水をかけ続けると、確かにサイレンは壊れて鳴らなくなりますが、火元が消えたわけではない。
その火元(ボディの歪み)を解消するのが操体です。
しかし、その先が見えてきました。
第五分析が確立したのは、二年前の3月くらいのことでした。
この辺りは「生みの苦しみ」というか、新しいことが出てくる過渡期で、色々な新しいことが出てきました。
こういう時には、三浦先生の言うことについて来れず、去って行った人もいました。
(橋本敬三先生も、40年前、三浦先生に「自分のやっていることは60年先を行っているので今理解されなくても仕方ない」とおっしゃっていたそうです)
この後「第五分析」が、ドドドドっと壁を崩すかのように現れたわけです。
私が思うには「第一分析から第二分析への転換期」は操体の第一のシフトチェンジ、
第五分析は第二のシフトチェンジです。
★この時期にいなくなった人は、残念ですが「第五分析を食い損なった」ということなんです。前にも書きましたが、「肉まんを食べていて、ツユの染みた皮だけ食べて、肉まんを食べたと満足して、中の美味しいお肉を食べずに食べるのをやめた」
ということなんだなと。
これは「歪みがもとに戻らない」ことでもあります。
このあたりは、被験者にとっても、操者にとっても凄い事なのです。