操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の本を読んでもわからないわけ。

GWの講習、操体ベーシック講習を受講する方の一番の疑問は

 

操体って、簡単だよって言われたんだけど」

 

本を読んでもわからない

気持ち良さがわからない

人にやっても「わからない」と言われる

相手が動いてくれない

 

んだけど、どうしたらいいの?

 

という話です。

 

また、ある先生(もちろん三浦先生ではない)の受講生(ある先生の、受講生です)の講習にいったけれども、三人行って、二人は気持ち良さがわからなかった、とか(わかった人は、気持ちよさを体感しやすいようでした)、

 

または「気持ちよさ」の押し売りをされてイヤになった、みたいな感じです。

 

本を読んでもわからないのは、殆どが、農文協の健康叢書を読んでいるのですが、

あれは、「操体が快適に感覚」に移行する前にのものなので、あれらに「気もちよさ」を求めても、得られるわけがないのです。

また、イラストがちょーアバウトです。

 

なお、農文協の人に「御社の操体のほんで、気持ちよさってわかりますか」と、聞いたら、

「実はわかりません」と、言っておられました。

 

そして鍼灸師の方などが「専門書を読んでもわからない」とおっしゃいますが

 

何故かというと、テクニック以前に、受け手とのコミュニケーションや、操者自身のからだの使い方、動かし方が欠けているからです。

 

操者のからだの使い方、動かし方の作法と、被験者とのコミュニケーション、触れ方などの、

下地あってのことです。

 

もちろんこのような下地は、本にはなりません。出しても売れなさそうです(笑)。

 

これは、実際に勉強してもらうしかありません。

 

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真魚(まお)君 。一歳になりました。