少し前の話ですが、黒川伊保子さんの本が内々で話題になりました(このブログにも書いたと思います)
これは、東京操体フォーラム実行委員の「半蔵」さんのお薦め本で、伊保子本は大抵読んでいる私は勿論すぐ読みました。
フォーラム実行委員の某氏は、このお陰で奥方とのケンカを避けることができたそうです。
この本を半蔵さんが紹介してくれてから一ヶ月後、私は実行委員勉強会で「読んだ人はどれくらいいるか」聞いてみました。
と、なんというか「読んだ方がよいと思われる」人に限って読んでないんです。
本当に不思議です。
人に勧められたものを読んだら負けだと思っているのか、そもそもオンナの機嫌なんてとりたくないのか(って、世の中の半分はオンナなんだから、彼女や配偶者やパートナーでなくとも、顧客である可能性も高いわけですよ)。基礎知識として知っておいてもソンはないと思うんですが、多分そうじゃないんですね。
逆に「読まなくても貴方は大丈夫では」という人は、お薦めの後、即読んでいるのです(ますます女性への対処が洗練されるという次第)
また、周囲に「ボヘミアン・ラプソディー良かったよ」と言って
「勧められたから見た」という人もいましたが、何かと理由をつけて観ない人もいます(操体関係者と、操体関係者以外にもいましたっけ)。
この辺りは、セクシュアリティの問題もありますのでこの辺りにしておきます。
さらに、操体の臨床家のベーシックスキルとして(即戦力になります)必要な「足趾の操法®」ですが、
「いや~。今の状況なら、足趾を身につけておいたほうがいいんじゃない」という人に限って、やはり何かと理由をつけてやりません。
(べつに必要でないなら構わないんですが、どう見ても必要な気がする)
というわけで、自分が避けたりしているものほど、今の自分には必要なのかもしれません。
意外と「苦手だ」とか「合わない」と思っているものが、必要なものなのかもしれません。
よく感じるのは「操体法東京研究会でやってるような」第三分析とか第四分析とか第五分析とか(最近、第二分析が古典になりつつあります)、ことを「よく知りもしないのに批判」する人がいますが、それも裏を返せば「避けていることほど必要だったりする」のではないでしょうか。
・快適感覚に問いかける動診(未だに迷走しているケースをYoutubeなどで見ます)
・皮膚に問いかけるもの(渦状波)も、進化してます
・息診も進化しています
・第五分析が主流になりそうです
これだけ魅力的な動診操法があるのですから、新しいものを知りたい!という気持ちがあれば、飛び込んでもいいのです。