世の中には「チッチ」と呼んで欲しい人が割といるようです。。
さて、令和の時代ですが、
昭和生まれの方ならば、知っているかもしれません。
むかしむかし、私が小さい頃に大流行し、そして今でも継続して人気があるマンガがあります。
それは「小さな恋のものがたり」というもので、うちの母(80歳越え)なども、マンガは「ベルばらとちい恋だけは読む」というくらい、人気があったマンガです。
確か一年に一度単行本が出ていて、私は自分では買わずに、友人の家で読んでいました。お母さんが読んでいるという人も多かったような気がします。
また、超大昔、若い頃の三浦先生がそっくりな沖雅也と岡崎有紀のドラマもありました(私はオンタイムではなく、再放送で見た)。
どんな話かというと、高校生(チッチ)と、ボーイフレンド(サリー)の話です。
チビでドジなチッチと、背が高くてハンサムはサリー(愛称。多分「のっぽのサリー」から来てるんだと思います)のマンガで、昭和の香り漂う四コママンガです。
それはどうでもいいんですが、この「ちい恋」ファン、結構いるんです。
アナタのお母さんとかお姉さんも読んでいたかもしれませんが、ファンの中には「自分のことを『チッチ』って呼んで」という人が結構いるんですね。
私の小学校の同級生にもいましたっけ。誰も呼んでなかったけど。
私が高校生の時「ジュンコちゃん」という子が「ジュンコって、平凡だから『ニャンコ』って呼んでくれない?」と頼まれたことがありますが、どうにもかけ離れていたので、やはり「ジュンコちゃん」と呼んだような。あとは「由紀ちゃん」と言う子が「未久(みく)ちゃん、って呼んで」と言ってきて、手紙にも「未久ちゃんより」とか書いてありましたが「自分で未久って書くなよ(笑)」というような。
さて、これとチッチと操体と何が関係あるかというと、
ある時、母よりも少し若いくらいの既婚の女性が見えまして、何度か操体を受けてくださったのですが、何かの時に
「チッチ、って呼んで下さらない?」と言われ
「へっ?」となったことがあるからです。
驚きますよね。驚きましたよそりゃ。
(あ、「ちい恋ファンの人」かっ??)
その時は焦って「あははは」と、ごまかしましたが、その後、何かでメモを貰った時に
「チッチより」
と書いてあって
「うわ~。真性ちい恋ファンだ」
「もしかして、ダンナさんにも『チッチ』って呼ばせているのか??」
「ダンナにも呼ばせてるんだろうなあ」
と、かなり焦りました。
その後、世の中にには、その人の他にも「チッチって呼んでほしい」女性がかなりおり、親しい人に「チッチ」と呼ばせていることもわかりました。
「チッチと呼ばれたい」元祖少女は結構多いようです。
しかし、今考えると、女性はヨメに行くと名字が変わったり「○○さんの奥さん」とか「○○さんのお母さん」のように、自分の名前を失い、役割語(奥さんとかお母さんとか、○○ちゃんのママとか)で、呼ばれます。私はこれを結構ゆゆしいことだと思っているのです。
「呼んで欲しい名前」で臨床をやるのも良いかもしれません。
今なら「チッチさん」でも何でもウェルカム?です。