操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

花寿司の幸(さち)(操体法関連以外)

操体法関連以外

花寿司の幸 1 (アクションコミックス)

花寿司の幸 1 (アクションコミックス)


花寿司の幸 2 (アクションコミックス)

花寿司の幸 2 (アクションコミックス)

何故鮨マンガが?と思うなかれ。

今時『マンガなんて読むヤツはバカだ』とかいう人はそんなにいまい。

不思議なことにマンガやアニメは嫌いだというクセに、『サザエさん』と『小さな恋のものがたり』だけは許すという人がいた。そのジャッジの基準が何だかさっぱりわからないが、孫ができると、アンパンマンのビデオを見て一緒に歌を歌っているのだから人間、どう変わるかわからないものだ。

面白い話なのかどうかわからないが、『操体法 生かされし救いの生命観』の表紙の絵がある。このイラストは、橋本敬三先生が、若い弟子に『サングラス、かっこいいからかけてみてください』と言われ、ヤジウマ根性でかけてみて、鏡でサングラスをかけた自分を見ている写真を元に描かれたものだ。
ところが、この絵を見て『何故黒メガネか。品格にかかわる』とクレームをつけた人がいた。
黒メガネじゃないよ。サングラスだよ。確かに昔は黒メガネをかけているのは目が不自由な人か、不良だったと思うが、このご時世に「黒メガネ」が「品格にかかわる」んだろうか。そんなことはないと思う。

このマンガの舞台は宮城県気仙沼にある「みなと鮨」という鮨屋が舞台。オトコの世界である鮨職人の世界に、みなと鮨の娘、幸ちゃんが挑むのだ。
ちなみに、私は東京生まれだが、両親は気仙沼出身である。で、このマンガの舞台となっている「みなと鮨」のモデルは「あさひ鮨」という、実在のお店なのだ。ここは、フカヒレのお寿司や、冷凍でも美味しいさんま(気仙沼と言ったらサンマかフカヒレですよ)のお寿司とかを考案したところだ。

気仙沼と言えば、「気仙沼ちゃん」だが(知ってる人は知ってますね)、彼女は私の母の同級生のお姉さんの娘(爆)らしい。
また、気仙沼といえば生島ヒロシだが、父親がTBSに勤めていたので(父は前述のとおり、気仙沼生まれである)同郷の後輩として可愛がっていたらしい。

この2巻に出てくる「オキネウ」という幻の深海魚、食べました。こりこりしていて。深海魚って結構美味しい。

あと、「あざら」という気仙沼の郷土料理が出てくる。
これは父がお正月などに作ったが、きんめ鯛(?)と、白菜の古漬けの粕汁みたいなものだ。私の好物だが、父亡き今、久しく食べていない。これがまた美味しいのだ。


ちなみにあさひ鮨は仙台の駅ビルにも支店がある。3階には牛タンとか牡蠣とかお鮨屋さんが並んでいる。牛タンも捨てがたいが・・。

ちなみに仙台といえば、操体法の発祥の地でもあり、当方の「TEI-ZAN」という屋号は、伊達政宗公の謚号(しごう)の「貞山公」からいただいている。私自身、仙台市内に親類縁者が30人以上、友人知人は10人はいるので、仙台は非常にファミリアな土地なのである。

ここは年中無休。女性が一人でも入れるような明るい雰囲気。仙台駅に行ったら、是非あさひ鮨のカウンターに坐って欲しい。

「どんこの肝と味噌のタタキ」とか、最高だ。

あと、ウニを頼んだら、普通は軍艦なのに、握りなので、「どうして?」と店長に聞いたところ、「海苔の食感がウニとぶつかるから」とのこと。

ええい。このウニは絶品です。トロ〜ン。