私が「無知は罪である。知っていてこだわらなければいい」という言葉を知ったのは、12歳の時、内藤景代先生の「こんにちわ、私のヨガ」だった。
「そうか、知っていてこだわらなければいいんだ」というのは、その後の「物事をなるべく客観的に見よう」という私の姿勢(時に感情が先走ることもあったが)に大きく影響している。
その後「無知は罪」と言ったのはお釈迦様であることを知ったのは、操体の創始者であり、私の師匠、三浦寛先生の師匠である橋本敬三先生の本だった。
オシメのついでにもっと書かせてもらおう。無知ほどおそろしい罪はないとお釈迦様はおっしゃったそうだが、寒かろうとて座布団くらいの厚さにおしめの外に綿を巻いてやって脊柱に折り目をこしらえて赤ん坊を殺してしまった母親を見たことがある
(生体の歪みを正す 224ページ)
先日、ある人と、色々話していて、その流れで、戊辰戦争の話になった。
(畠山の前世の一つは、戊辰戦争で死んだ坊さんか尼さんらしいです。私はこのことを知るまでは、日本史が好きなのに、明治維新前後が全くアタマに入らず、また、アレルギーがあったのですが、このことを知ってから「冷静に」維新近辺を理解することができるようになりました)
戊辰戦争で、会津藩がどのような目に遭ったのか的な話をしたところ
「そんなこと、全然知らなかった」「教科書にも載ってない」というリアクションがあった。
何と言うか、私が言っている歴史上の事は、ほとんどご存知ないのだ。
(そんなにマニアックなことは言ってません。。。)
というか、会津は逆賊なのだから、歴史の教科書に「明治政府軍が、どのように非道いことをしたか」なんていうことが載るわけがないし、教科書にはほんのちょっとしか出て来ない「廃仏毀釈」が、実際どれ程仏教を迫害したかもこの方はご存知ない。
(徳川の治世は、お寺が一種の役所の代わりをしていたので、明治政府にとっては、仏教イコール徳川つまり、敵視すべき対象だったのだ)
まあ、知らない(教科書に載ってない)と言えばそれまでなのだが。
なお、この方の話の端々からは、育ちの良さを感じるのだが、何と言うか
「女は余計なことを知る必要はない」とか「保守的家族主義」っぽい空気も感じるのだった(因みに、学歴は高い方です)。。。