操体で自分の症状に対応する
こんにちは。TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。
先日左の腋窩の前側が痛くなりました。かなりの痛みがあります。
動かさなくても痛い。つまんでみると、あきらかに痛い。
理由は、多分低すぎるデスクでノートPCを長時間打鍵したからだと思います。
と言うわけで、自分で色々やってみました(できることはかなりやってみた)。
圧痛点消去法で試してみて、その後「新重心理論」に沿って、左上肢の動診を試してみました。
と、ぴきっという小さな音がしました。「ここまで」という感じがありました。
あとはもうやめて、寝たところ、次の朝には痛みが消えていました。
こう言うとき操体ってすごいなと思います。
さて
「被験者がゆっくり動いてくれない」
と言う相談を受けました。
考えられるのは
- 「ゆっくり」と言葉をかけているが「被験者のからだ」に届いていない※
- 被験者の動作表現にあわせた言葉かけをしていない
- 「ゆっくり」という回数が少なすぎる
- 被験者に息を吐きながら動いて、という指示をしている
こんなことが考えられます。
※「被験者のからだ」に届いていないというのは、かなりあり得ます。
どういうことかというと、操者が言葉をかけていて、被験者の耳には届いているのですが「からだ」には届いていないということです。
これ、自然に「からだに声を届ける」ことができるのが、三浦寛先生です。
私が見ていると、声が矢印のように飛んでいるような感じがしますし、先生が「右側の肩甲骨が動く方向に表現してごらん」と言えば、被験者のからだが自然に反応(つまり、操者の思惑通り)になっているのが分かるのです。
なかなか文章では通じにくいのですが「からだに通じる言葉がからだに届いている」という感じです。
これはやはり実際に見ていただくのが一番勉強になるかと思います。
というわけで 11月23日の秋のフォーラムは、久々のオンサイト開催で、
三浦寛先生の講義(2時間)がありますよ。
開催案内 | 2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum