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操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「脳の誤動作」と操体。

私はテレビを自主的には観ない。

誰かが観ていればついでに観る、程度である。

 

先日「アタマをハンガーで挟む」「脳の誤動作がおさまり、肩凝りが治る」という単語をちらっと聴いた。

 

ちょっと気になってみたので調べてみると、

検査というのが、何と横線が入ったボードの前に立つ、というもの。

これは私達が普段やっている視診(からだのアンバランスをチェックする)と同じだ。

昔のインドの名医が、棒を一本持って患者のアンバランスを診ていたのと同じである。

 

で「脳の誤動作」が起こると、アタマが左右どちらかに傾いたり、肩が上がったり下がったりするのだそうだ。

 

何故肩凝りが起こるかというと、説明が書いてあった

 

・脳の誤作動による肩こりのカギを握るのは神経伝達物質ドーパミン

ドーパミンには様々な役割があるが、最も重要なのが筋肉を動かす指令を出すという働きで、例えば腕を挙げるなど私達が筋肉を動かす場合先ず脳からドーパミンが分泌すると、それが引き金となって信号が送られ筋肉が収縮し、その結果腕を挙げることができる

 

・ところが日常の悪い癖などが原因で脳の誤作動が起こると、必要がないのに常にドーパミンが分泌され、筋肉の収縮を命じる信号が肩や首の筋肉に送られっぱなしとなり収縮緊張状態が続くことになり、その結果からだが傾き慢性的な肩こりになると考えられている

 

そしてその原因というのが、普段の生活のクセなんだそうである。

そして、ここではハンガーをアタマに被ってストレッチをするのだそうだが、

 

操体で結果が出るというのは「快」を味わうことによって、
ドーパミンとか、脳内物質の分泌が正常化するのではないだろうかと思う。

「脳の誤動作」をリセットするには、それこそ手段はたくさんあるに違いない。
その中の一つが、操体なのだ。

 

クライアント本人は「簡単に、痛くてもいいから早く治ればいい」とか
「良くなるなら痛くても仕方ない」と思っていることがある。

手段はたくさんある、と書いたが、痛みを伴わず、
「きもちよく治りたい」という「からだの要求」を満たすものと言えば、
やはり操体である。

 

からだに刺激を与えず、つまり最小限のエネルギーで、
最大限の効果をもたらすと言えば、

渦状波®(かじょうは)だろう。

 

皮膚に触れることを「皮膚操体」とか言っている方もいる。
大抵は「ずらす」「捻る」「絞る」などの刺激である。

私達がやっているのは、刺激にならない、接触である。

 

刺激というのは快不快がすぐわかるが、
刺激にならない接触というのは、快不快が即座にはわからない。
それが一番のポイントなのである。


また、刺激と接触は神経の伝達回路が違うことも分かっている。

 

動画などで激しく動いているのがアップされているが、
あれは「映像としてのセンセーション」を考えてもいるので
全ての人があんな風になるとは限らない。

 

感覚的には、
即座にきもちいい、とは言いがたい。
快でもなく不快でもなく、一体どっち?
という感じが続き、その後、

捻ったとか絞ったとかずらしたとか
そういう感じのきもちよさとは、
全く次元が違ってくる。

 

快というのは、非常に個人的、パーソナルな
感覚なので、人によって違うのだと思う。

 

 

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これはダイナミックな「動」の部分。操体は「動」と「静」の使い分けでもあるのだ。