読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

KK適塾へ行く。

KK適塾とは。

KK適塾 2016

大阪大学大学院教授(博士)デザインディレクターの川崎和男先生が主宰する「「コンシリエンスデザイン看医工学寄附講座」が主宰する講演会である。

 

適塾適塾(てきじゅく)は、蘭学者・医者として知られる緒方洪庵が江戸時代後期に大坂・船場に開いた蘭学の私塾。正式には適々斎塾(てきてきさいじゅく)という。また、適々塾とも称される。緒方洪庵の号である「適々斎」が名の由来である(wikiより)

 

私が川崎和男先生のことを知ったのは、松岡正剛校長の「千夜千冊」だった。

924夜『デザイナーは喧嘩師であれ』川崎和男|松岡正剛の千夜千冊

 

そして四捨五入すると20年のお付き合いになる、私が「大阪の兄ぃ」とお世話になっている、アートディレクターの荒木基次氏と川崎和男先生はご縁があり、更にはこのKK適塾の司会進行役は、東京操体フォーラム相談役、昨年「まぼろしの大阪テレビ」を上梓した、川崎隆章氏が担当、これは参じなければならないと、昨年12月の第2回に参じた次第である。なお、司会時は、「カワサキ」が混乱せぬよう、川崎隆章氏は、芸名の「デーブ川崎」を使っている。

まぼろしの大阪テレビ: 1000日の空中博覧会 全番組表集成

まぼろしの大阪テレビ: 1000日の空中博覧会 全番組表集成

 

 私が川崎和男先生のプロフを拝見していて「あれ??」と思ったのが、先生の先生は「柳宗理」という方ということだった。

現在、私は縁があり、駒場東大の生産技術研究所に週に一,二度通っているが、生研の入り口前には、「日本民藝館」という美術館がある。ここは、柳宗悦という人の旧宅を美術館にしたところだ。川崎先生の先生、柳先生は柳宗悦さんのご子息なのだそうだ。

 

そして、何故私が「柳宗悦」という人の名前を知っているかというと、橋本敬三先生が、大正時代に小説などを寄稿していた「あだむ」の、橋本先生の隣のページに、「柳宗悦」という人が「朝鮮民芸美術館の設立に就て」という一文を寄稿しているのであった。このコピーは三浦先生からいただいていたのだが、改めて、駒場日本近代文学館に行き、これまた橋本敬三先生と親交があった、式場隆三郎氏が寄贈した書籍の中から「あだむ」を探してコピーをとったのである。

f:id:lovecats:20170121161019j:plain

 

★「あだむ」より。右ページは橋本敬三先生の「小さき心」。左が柳宗悦氏の寄稿。

というわけで、「あだむ」にて、橋本先生のお隣に寄稿していた先生のご子息のお弟子さんなんだな?と、思っていたのであった。まあ「お祖父ちゃん同士が知りあい??」みたいな感覚に近い。

 

さて、このKK適塾だが、毎回各界からゲストを2名呼び(デザイナーが多い)、話を聞き、川崎先生がお話をして、その後鼎(ていだん)となる。

場所は五反田のDNP大日本印刷)のホールである。この講演会のスポンサーでもあるが、立派ないいホールである。

★私が「鼎」(てい・かなえ)という字を知っているのは、気仙沼に「鼎が浦」というところがあるのと、易をやっているので「火風鼎(かふうてい)」という卦を知っているからだ。

 

今回のゲストは、太刀川瑛弼氏と村田智明氏。

私はデザイン業界には全く知識がないのだが、太刀川氏は、都民ならば、各家庭に配布され、デザインがいいねぇ!と話題になった「東京防災」をデザインしている。

www.bousai.metro.tokyo.jp

そして村田氏は、

 

「ソーシャルデザイン」の教科書

「ソーシャルデザイン」の教科書

 

 などの著者であるが、考えてみたら、ワタシはこの本を持っているのであった(後で気がつきました)。

 

そして、太刀川氏の講演で「周囲で話したことのない人三人と話す」ということをやる!ということになり、私は近くにいたオジサマ二人とお話したのであるが、後で「業界の重鎮の先生」らしいということが判明。。。知らないとは本当に失礼なことです(汗)。

 

村田氏の講演では、福島さんの自然農法の話、実際に「団子」の話も出て来たりして、「デザインと自然農法??」など、色々興味深いところがあった。

 

そして、川崎先生だが、講演の前に「プロモーションPV」(?)ののうなイメージ映像と、音楽が流れるのだが、これがとてもかっこいい。人工心臓と、不思議な動きのロボットが登場する。また、ワタシは医療関係者でもあるので、骨模型とか骨の映像にはついつい目が行ってしまうのだが、骨模型?が二体か三体登場し、回転するシーンは、骨好き(笑)にとっては、「骨模型がこんなにかっこいいとは!!」と、改めて思わせるところがあるのだった。

 

「これからの子どもの教育に何が必要か」という話題になった。

アタマは良くて、物覚えはいいし、受け答えも上手い。しかし、叱られ慣れていないので、すぐへこむし、自分の成功体験は話せるが、失敗体験は話せないらしい。


私ならば、学校以外で「柔道」とか「合気道」とか「空手」などを子どもの頃から学ばせるのっていいんじゃない、と思っている(子どもいませんけど)。

これは「礼儀作法」の練習だ。
挨拶をして、靴を揃えて、終わったら掃除をして、挨拶をする。
その辺りからでもいいのではないだろうか。

なんてね。

 

そして、講演が終わった後、川崎先生にご挨拶するチャンスに恵まれた。

ウワサどおり、指輪がお好きなようで、素敵な指輪をなさっていた。
ブルー(サファイア?)のカレッジリング風のと、楕円形(端が細くなっている)の大振りのである。私も指輪好きなもので、ついつい見てしまった(笑)。

 

来月もまたあるそうなので、たのしみにしている。

 

そして思ったのが、今、起業とか、独立開業を考えている人達も、実際に起業している人達って、大学や企業関係のイベントやセミナーにはあまり来ない(というか接点がない??)ような気がする。そもそも自営業には縁がなさそうだが、色々勉強になるのでは、といつも思う。

 

また、官公庁や役所にはデザイナーがいないという話や、デザイナーの立場が低すぎるという話も出ていた。

それを考えると、手技療法家もなんだか立場が低いよなとか、美意識が低いことが多いよね、とか考えさせられることがある。

 

終わってから、大阪の兄ぃとデーブ川崎氏と三人で、三茶に移動し、待っていた師匠と合流し、個室のある居酒屋(あやしい会合ができそうなあそこです)で、また色々な話で盛り上がった。

 

また来月!