操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

霊感。

先日突然師匠に「オマエは霊媒とかそういう能力あるよな」と言われました。

 

いきなりでびっくりしましたが(笑)

今頃気づきましたか??(笑)

っていうか、私師匠の「なくしもの」を探して
「ここにある」とかって結構当ててますよね(笑)

注)自分のモノは分からないがヒトのモノは見えるという
結構ありがちな例。

 

私の場合は、見えるとか言うよりも
「あんたが来ると家のラップ現象が収まる」とか
そんなほうが多いです。

おさまるっていわれてもね〜。
ゴースト・バスターズの小規模版とか??

あと、オーラは見えませんが、
気が上がっているのは見えます。
エネルギーがブロックしているのも見えます。

 

あと、腹黒いヒトもわかります(笑)

 

絵とか、エネルギーがあるものもわかります。

半分は手がセンサーです。

 

こういう職業をしていると、
ネガティブなエネルギーから身を守る方法を
取得するのも大事です。

 

「霊感が強いからもらっちゃう」というヒトは
治療家・臨床家には向いていません。
というかそういうのを除ける手法が必要です。

 

あ、そういうのをGWにやりました。
お陰様で「何だか効果が出ている」という声を聞き
よかったなと思っています。

 

うちの師匠は「オレは霊感とか全くないぞ」といいますが
ヒトの寿命とかどこが悪いかというのがわかります。

 

これって、別に特殊能力ではないんです。
それが勉強できるのが三浦先生のところなんです。

 

以前、子宮筋腫の方の筋腫の場所と個数を
瞬時に当てた時、その方は青くなっていましたが、
私も「先生凄い」と思いました。

 

なお、私は目が悪いので(弱視といってもいい)
触覚とか聴覚とかは鋭敏なので
目が悪いのは、カミサマからのギフトだと思っています。

 

 

東京操体フォーラム藝術部活動@三味三昧

以前も書いていますが、
東京操体フォーラム実行委員会では「芸術部」活動が盛んです。
カタカムナの研究しているのもいれば、華道を改めて極めようと
しているとか。

ちなみに、
社長の仕事って「遊ぶこと」なんです。
私は厳密には社長ではないですし、
ミウラセンセイもそうですが、
色々な方に会って、見聞を広めているんです。

サロン・ド・シマジもそうです。

何で毎週遊びに行ってるんだ?と思っている
実行委員方もいらっしゃる(いらっしゃらないことを願う)
かもしれませんし、
時間のムダだとか、臨床にお付き合いは必要ないと
思うかもしれませんが、それは大間違いです。


変な異種交流業界に行くよりもずっと
社会勉強になります。

まあ、

操体をロクに勉強しないで
交流ばっかりやって
臨床やろうってのは
甘いですけどね。

 

f:id:lovecats:20150605111558j:plain

 

 

f:id:lovecats:20150605111606j:plain

 

というわけで、先日、本條秀太郎先生と松岡正剛先生が一緒に
やっていらっしゃる「三味三昧」、第3回に参加してきました。
私は第1回目から顔を出していますが、元々時代劇好きなのと(それかい)
ギターとか好きだったりするので、
三味線が三台セッション!なんていうと
萌えるわけですよ。

 

っていうか、ライブというか生の音は
カラダに通したほうがいいなと思います。

 

 

 

 

 

浮世絵とダブルインパクト。東京操体フォーラム芸術部

f:id:lovecats:20150508110950j:plain

 

 

f:id:lovecats:20150508110957j:plain

表参道っていつも混んでますよね。
大学時代、授業が終わると何故か毎日原宿で友達とぶらぶらし、
お茶をしながら喋ったり、色々なお店(当時はアングラっぽいお店も結構あった)
をのぞいたりしていましたが、今も昔もラフォーレの前は混んでます。

その、ラフォーレの裏に、太田記念美術館があります。
浮世絵専門の美術館です。
私は浮世絵(というか江戸モノ一般が好きだが着物は着ることができません。。)
好きなので、ここの年間パスポートを持っています。

丁度今、葛飾北斎の娘、葛飾応為(おうい)の、肉筆画が特別展示されているのです。

私は元々洋モノでも、アルフォンソ・ミュシャとか、イラストっぽいのが好きなのと、
浮世絵のように「枠」がついているのが割と好きなのです。

まあ、浮世絵って結構マンガっぽいところがありますよね。

 

そして、今日は時間を作って、東京芸大美術館で開催中の「ダブルインパクト」に行ってきました。

これは、さくっと言えばペリー来航で日本人はびっくりしてインパクト大で、
アメリカ人は日本に来てその不思議さにびっくりしてインパクト大だったという

ダブル・インパクトだというお話です。

ペリー来航から陸蒸気(汽車のことです)が走り、
海外から外国の人や文化がどんどん入ってきて、という短い時間での
文化的なめまぐるしさを観ることができます。

河鍋暁斎横山大観菱田春草、そして太田記念でも展示中の小林清親の作品など、
結構ツボなものが揃っていました。
まあ、西洋文化が入って来たお陰で、日本画が生まれるわけです。

 

f:id:lovecats:20150509105438j:plain

 

ちなみに、東京操体フォーラム実行委員会の中には

「藝術部」というのがあります。

臨床家は(占術家もそうなんですが)
いわゆるアートに触れて、感性を磨こうという姿勢です。

「治療所に籠もってばかりで患者ばかり診てると、脳みそがくさるぞ」
(by H翁)

「目を磨く」というのは確かに大切で、
美しいものに触れて感性を磨くことに繋がってきます。

と言っても、みんなで上野の寄席に行ってみたり
三味線を聞いてみたり、
何か編集工学研究所でイベントがあればのぞいてみたり、
何か面白そうな展覧会があれば行ってみたりします。

これって、実は臨床にも繋がってくるんです。

GWの集中講座。

GWの集中講座(5日間。うち3日は一般の方も参加)が終了しました。

今回は当初の予定を少し変更し、最終日のプログラムを初日に持ってきました。

何をやったかというと、感覚を磨く鍛錬と、臨床家としての「手」の作り方でした。
今回は、私が長年封印?してきたものをどどどんと公開したのですが、

 

「伝えたいヒトに伝える」というヨロコビを味わうことができました。

 

島津兼治先生が「秘伝を長く秘匿していると辛くなる」というような
気持ちが何となくわかったりして。

そして、今回は定員を決め、目が行き渡らないことがないようにしました。

ちなみに、こういうイベントで一番たのしいのは
やはりお昼とか、終わった後のビールの一杯というヤツですね。

 

今回の講習の「総仕上げ」は8月、丁度100日後辺りになります。

今回ご参加の皆様、モデルとして登場して下さった私のお友達、
本当にありがとうございました。

 

f:id:lovecats:20150506171529j:plain

渦状波®(カジョウハ)中の三浦先生。

 

御礼 2015年春季東京操体フォーラム

f:id:lovecats:20150429145428j:plain

 

すっかり5月になってしまいましたが、4月29日、2015年春季東京操体フォーラム
開催されました。

筋整流法の小口昭宣(おぐちあきのぶ)先生はじめ(筋整流法の皆様、三本菅先生ありがとうございました)、占術、芸術の世界から色々な方がお越し下さいました。

今回は、やり慣れた?津田ホールが閉館し、急遽市ヶ谷ルーテルセンターでの開催でした。

幸いにも私が以前ここをつかったイベントに出たことがあったので、
中を知っていたのですが、作りなどが津田ホールに似ていたのと、

流石、東京操体フォーラム実行委員諸氏、息の合ったいい仕事でした。

 

今回は「操体使用前使用後」(before and after) というテーマでした。

が、フォーラム直前に、神戸からお越し下さった駒居義基先生(スピリチュアルの専門家でもあります)にご協力をしていただき、

「臨床に占術を活かすには」という話を少し入れました。

 

もともと、占いも医術も出自は同じですから。

 

私自身、昔から占いはやっており、数秘術は某先生が以前会長をしておられた
会のカウンセラーの資格を持っていましたが、某先生自体がそちらを
退任なさり、新たな団体を立ち上げたのをきっかけに、やめました。

 

まあそれはさておき、

占いには「命」(誕生日で観る)、「卜」(その時の波動などで観る)、「相」(形や状態で観る」というのがあります。

 

命は数秘術とか星占いとか四柱推命のように、誕生日で観ます。
卜はタロットとか易とか、その時々の波動などで観ます。潜在意識からの情報を得ていると考えるといいでしょう。これには、霊視や息診(三浦先生がやってるやつね)も、含まれます。

相は、手相とか人相とか家相とか暮相ですが、我々臨床家は
これを「視診」、つまり形態観察でやっているわけです。

 

そして、私も以前は「数秘術」などは、クライアントを診る場合に役に
立つよな、と思っていたのです。

 

が、

 

命というのは、その人のいわば「スペック表」みたいなもので、
今年は開業とかにいいとか、この時期はこちらの方向に行けばいいとか、
おおよその波とか性格や傾向はつかめます。

相性も結構わかります。

ちなみに、相性と性格が一番当たるのは、空海さんが中国から持ってきた「インド占星術」、いわゆる宿曜占星術だと思います(これは駒居先生も同意してくださいました)

ところが、

「今どうすればいいか」とか「イエスノー」はなかなか観ることが難しいのです。

「あなたは今年東北に旅行してはいけません」とは言えますが、
「腰が痛いのはどうして?」

この人の気持ちは?

というのは結構観にくいのです。

そりゃそうです。命はスペックを観ているわけですから。

 

例えば若い女性向けの占いは、霊感とかタロットのほうが
受けます。というのは、彼女達が知りたいのは
今年どっちに行けば運気が上がるとか、どっちに行くと良くないということではなく

「彼の気持ち」だからです。

ヒトの心やカラダは、揺れ動いているから。

となると、潜在意識にアクセスして(タロットや筮竹、水晶やペンデュラムなど)
情報を得る「卜」って面白いよね、ということになってきます。

★そういうお話を駒居先生にしていただきました。ありがとうございます。

という話をしました。

ちなみに、占術は「命一つに卜二つ」習得すべきだと言われています。

 

あ、話がちょっとずれました。

 

「占術を診断分析に活かす」というのは、これから
色々な分野の占術の先生方と交流を考えています。

 

 

GWの視診触診気功講座に関する質問。

いよいよ東京操体フォーラムが近くなってきました。

準備を着々と進めております。

さて、GWに開催予定の「臨床家のための視診触診気功講座」について、質問をいただいたのでお答えしようと思います。

blog.teizan.com

質問者の方が一体どのような手技療法をなさっているのかは分かりませんが、
メールアドレスからすると、整骨院あるいは接骨院(柔道整復)に
お勤めのようです。

 

「はじめまして、このセミナ-は操体法を治療に使っていない者にも色々参考になる勉強会なのでしょうか?お忙しいところすみませんがご説明下さい。」

とのことです。

参考になります。しかし、そんなの役に立たないと思う方にとっては不要です。 

 

操体のメインは、「動診」(動かして診る)ことです。

しかし、その前に、如何なる手技療法においても、それが「お客の言う通りに、凝ったところを揉む」とか「時間いくらでほぐす」という、慰安的なことをしていない限り、
「視診触診」(正確には、この前に「問診」が入ります)は必須スキルです。

必須スキルというか、臨床家としての、「接客マナー」ではないでしょうか?

視診触診は、手技療法家にとっては、コアスキルですし、
素晴らしい手技の下には、コアスキルの充実があります。

 

そして、私は手技療法界の、様々な療法の素晴らしい先生方を
知っておりますが、共通しているのは

「視診触診力」の素晴らしさと「感性の素晴らしさ」です。

売れっ子?の先生で、触り方が下手とか
触り方がねちっこいとか、何だか不愉快だとか
目線の使い方がおかしいという先生はいません。

 

つまり、色々なワザやテクニック以前の問題なのです。

 

先日、あるお店でお昼を食べました。
入り口に靴を脱いで上がる座敷があるのですが、

私達の奥に座った営業マン風の男性三名は、
靴を揃えずに、ぶんなげたまま脱いでいました。

ぶん投げ脱がれた靴を踏んづけて行く人もいました。

その時、私は師匠と一緒にいたのですが、

「普段のマナーで、仕事ができるかどうかわかる」
という師匠の一言で、私も納得しました。

 

 例えば、余所の家に行って靴を脱いだら揃えるとか、

お座敷に上がる時は靴を揃えるということは、
まずは親が教えないと子供は覚えません。

まあ、親が教えなくても

もう少し大きくなって
柔道を習うとか、剣道を習うとか、礼儀作法に厳しい習い事を
すれば、覚えるかもしれません。

靴を揃えるということが、剣道とか武術とかと
どう関係あるかという

それは、ばっちり関係してきます。

★この、靴を揃えるとか、
口にモノを入れながら喋るなとか、
テーブルに肘をついてモノを食べるなとか
洋服はたたんどけ、という、基礎的なマナー(いわゆるコアスキル)が

視診触診だといってもいいでしょう。

 

なお、

 

質問なさった方は、整骨院ご勤務のようです。

整骨院は保険の点数の関係もあり「痛いところにに触れてナンボ」ですから
クライアントの訴える症状と、症状の原因の火元が違うということが
結びつかないかもしれません。

 

★実際に、現場で経験を積んでいらっしゃれば
「視診触診」という基礎でありコアスキルの大切さは、
身をもって経験するからです。

 

「クライアントの訴えが、必ずしも症状疾患には結びつかない」
「臨床は殆ど想定外」だからです。

なので「診断・分析力」を鍛えることが必要なのです

 

そして、もう一つ。

男性の先生には申し訳ないのですが
「その先生の触れ方がきもちわるかった」という女性のクライアントは
結構多いのです。

私のところには結構いらっしゃいます。

★まあ、私のハハやハハの友人のように
接骨院行って保険適応で(安価に)若いオトコの先生にもんでもらうだけで満足」というのもいますので、それはそれでニーズだと思います。

 

しかし、

丁寧にと気を遣いすぎて、逆にいやらしい感じがしたり
執拗にいつまでも触っているとか
(以上実話です)
施術者の触れ方で、印象と結果が決まると言ってもいいのです。

 

「触診の方法が、他の治療法に役に立つのか」と言われれば手技療法は触診ありきですから、これは、避けて通れません。また、触れない気功などは
「先生の目つき」を気にするクライアントは多いのです。

 

「きもちわるがられない、触れ方」それも視診触診講座の一つです。

★触れ方、見方を学ぶのは
何も操体のみの専売特許ではありません。

 

しかし、当然ですが「視診触診なんて関係ない。テクニックを覚えればいい」という
方には必要ありません。

 

そして「気功」に関しては、視診触診力を飛躍的にアップさせると申しておきましょう。そしてこれも当然ですが「気功なんて役に立つわけないじゃん、テクニックを覚えればいい」という方には必要ありません。

 

 

 

頑張るな威張るな欲張るな。

というのは、操体でいう「バルの戒め」というヤツである。

戦後日本人は「頑張って」きた。
そして頑張りすぎて90年代頃からうつ病とか
メンタル系の病が増えてきた。

しばらく前までは「うつの人に頑張れ、と言ってはいけないよ」という
話もあったし、勝間vs.香山問題のように
「頑張れない人はどーするのか」という話も出た。

頑張らなくていいんだよ、という雰囲気になってきたところで、
震災が起きた。それからテレビなどでは「頑張ろう」という言葉が
聞こえてきたが、東北ブラッズとしては、
「頑張れっていってもどう頑張ればいいのだ?」と思ったものだ。

 

「好きなこと」だけして生きていく。

「好きなこと」だけして生きていく。

 

 

 「うおつかじんのすけ」さんという方の本を愛読していたので
「こころやじんのすけ」という名前を聞いた時は、うおつかさんの
二代目かと思ったものだったが、以前コーチングとカウンセリングのセミナーに
出た際、講師の先生が「心屋は僕の後輩です」という話を聞いて
何故か納得した次第。また、セラピストで「おのころ心平」という人がいるが、
どうやらごっちゃにしていたらしい(すいません・・・)。

 

面白いのは、紙の本とKindle本の表紙の違い。多分紙本だったら
買っていなかったかもしれない。

Kindle本の「ガマンが人生を閉じ込める」というオビが目を惹いたのである。

「やりたくないことをやめることからはじめよう」というのはとっても
よくわかる。

そして、もっとよくわかったのは「好きなこと」だけして生きていく、ためには
好きじゃないことをやってガマンするというステップと、
好きなことをやるためには、一番嫌いなこと(やりたくないこと)をやる
必要がある、ということだ。


好きなこと、というのはやってみないとわからないのである。
また、ガマンしてコケるというステップがあってこそ「好きなこと」だけして
生きてゆけるのだ。

 

  • 好きなことをするには、一番嫌なことをする
  • 豊かさを受けとると”ウンコ”もやってくる

これは目次の一部だが、なるほどね、と思ったりもする。

まず、好きなことと楽なことは違うということだ。


本当に好きなことをやろうと思ったら、人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
人から非難されたり、嫌われたり、バカにされたり妬まれたりする可能性もあります。
いや、可能性ではなく、確実にそうされます。

 確かにその通りである。
本当に好きなことをやろうと思ったら、最初はまずこういう目にあうのだ。

好きなことをしようと思ったら、人に迷惑をかけて嫌われる勇気がいります。

安定を手放すとか、収入をなくすとか、築いてきた地位や立場を捨てるとか、とにかく一番恐ろしくて、絶対それだけはあり得ない、というところに飛び込まないと、好きなことをして生きてはいけません。

つまり、好きなことをするには、一番嫌なことをしなければいけないのです。

でもラクなことというのは、人から嫌われないようにすることです。

人から批判されたり、憎まれたり、無能だと思われたりして、自分の周りに波風が立つのはラクな生き方ではありません。

だから上手に嫌われないことばかり選んで逃げ回っていくのがラクな生き方です。

 

 私の場合も相当周囲からやられました(笑)。
特に親は上場企業に勤めていたし、親戚は公務員かNTTばかりだし、
「雇われていない」というのは、人間じゃないくらいに等しかったのではと。

好きなことをすると、批判や非難や不安定さもやってきます。
もし、嫌なことがやってきたら、好きなことをする豊かさを受け取るための代償だと思えばいい。

さわやかな風に当たるためには、窓を開けて、虫が入ってくるのも覚悟しないといけないのです。

この虫が何かといえば、「好きなことばかりしやがって」という批判や非難です。

 

例えば私の周囲にも「操体を勉強したい」という人が結構いるが、
「好きなことばかりしやがって」という批判や非難に耐えられるかな?というところである。

まあ、これはまた後程。