すっかり5月になってしまいましたが、4月29日、2015年春季東京操体フォーラムが
開催されました。
筋整流法の小口昭宣(おぐちあきのぶ)先生はじめ(筋整流法の皆様、三本菅先生ありがとうございました)、占術、芸術の世界から色々な方がお越し下さいました。
今回は、やり慣れた?津田ホールが閉館し、急遽市ヶ谷ルーテルセンターでの開催でした。
幸いにも私が以前ここをつかったイベントに出たことがあったので、
中を知っていたのですが、作りなどが津田ホールに似ていたのと、
流石、東京操体フォーラム実行委員諸氏、息の合ったいい仕事でした。
今回は「操体使用前使用後」(before and after) というテーマでした。
が、フォーラム直前に、神戸からお越し下さった駒居義基先生(スピリチュアルの専門家でもあります)にご協力をしていただき、
「臨床に占術を活かすには」という話を少し入れました。
もともと、占いも医術も出自は同じですから。
私自身、昔から占いはやっており、数秘術は某先生が以前会長をしておられた
会のカウンセラーの資格を持っていましたが、某先生自体がそちらを
退任なさり、新たな団体を立ち上げたのをきっかけに、やめました。
まあそれはさておき、
占いには「命」(誕生日で観る)、「卜」(その時の波動などで観る)、「相」(形や状態で観る」というのがあります。
命は数秘術とか星占いとか四柱推命のように、誕生日で観ます。
卜はタロットとか易とか、その時々の波動などで観ます。潜在意識からの情報を得ていると考えるといいでしょう。これには、霊視や息診(三浦先生がやってるやつね)も、含まれます。
相は、手相とか人相とか家相とか暮相ですが、我々臨床家は
これを「視診」、つまり形態観察でやっているわけです。
そして、私も以前は「数秘術」などは、クライアントを診る場合に役に
立つよな、と思っていたのです。
が、
命というのは、その人のいわば「スペック表」みたいなもので、
今年は開業とかにいいとか、この時期はこちらの方向に行けばいいとか、
おおよその波とか性格や傾向はつかめます。
相性も結構わかります。
ちなみに、相性と性格が一番当たるのは、空海さんが中国から持ってきた「インド占星術」、いわゆる宿曜占星術だと思います(これは駒居先生も同意してくださいました)
ところが、
「今どうすればいいか」とか「イエスノー」はなかなか観ることが難しいのです。
「あなたは今年東北に旅行してはいけません」とは言えますが、
「腰が痛いのはどうして?」
この人の気持ちは?
というのは結構観にくいのです。
そりゃそうです。命はスペックを観ているわけですから。
例えば若い女性向けの占いは、霊感とかタロットのほうが
受けます。というのは、彼女達が知りたいのは
今年どっちに行けば運気が上がるとか、どっちに行くと良くないということではなく
「彼の気持ち」だからです。
ヒトの心やカラダは、揺れ動いているから。
となると、潜在意識にアクセスして(タロットや筮竹、水晶やペンデュラムなど)
情報を得る「卜」って面白いよね、ということになってきます。
★そういうお話を駒居先生にしていただきました。ありがとうございます。
という話をしました。
ちなみに、占術は「命一つに卜二つ」習得すべきだと言われています。
あ、話がちょっとずれました。
「占術を診断分析に活かす」というのは、これから
色々な分野の占術の先生方と交流を考えています。