操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体法基礎講座A(6月開講のご案内)

お待たせ致しました。!

6月13日(土)より開講いたします

7月、8月からの参加もOKです。

引き続きのご参加をお待ちしております。

 

 

2020年6月開講の、操体法基礎講座のご案内です。
月謝制で月一、じっくり三時間のレッスンです。ほぼ個人レッスンになりますが、じっくりと操体を学ぶことができます。

 

「セルフケア」「免疫力を高める」「感覚を磨く」というのは勿論ですが、

 

 

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見て、受けて、やってみる。

畠山が長年(20年)以上操体の個人指導をしていて分かったのは、「見て(イメージして)」「受けてみて(体験して)」「やってみる(実践)」という順を踏むのが、操体の習得には効果的であると分かりました。
「見せただけ」で「はい、やってみて」というのは、初学者にとってはハードルが高い場合もあります。「見て、受けて、やってみる」。この3ステップで操体を体得します。

原始感覚を磨く

原始感覚とは。それは「快か不快か」をききわけるちからです。この原始感覚、昨今の環境状況などから、なんとなく鈍りがちです。そこからくるのが「様々(身体的・精神的)な不調」。情報に頼りがちになるので、直感が鈍っているといっても良いでしょう。

その「原始感覚」磨くには?

その答えが、操体です。

じっくり、ゆっくり、本格的に

この講座の特徴

  • ひとりひとりに合った「操体のプログラム」を作成致します
    • ひとりひとり、からだや心が違うように、マッチした操法は違うものです
  • 操体は、「健康体操教室」のように、揃ってエクササイズ、というものではありません。個々人のリズムに合わせて進めます。どこかに痛みや気になるところがあっても参加できます。
  • 「見て、受けて、やってみる」という実践的な方法を用います

 

この講座の目的

この講座は、こんな方のために企画しました。

  • いきなりプロ向けではなくて、基礎から勉強したい
  • 操体に興味があるのだけれど、誰にならったらいいかわからない(情報が多すぎる)
  • 操体の本を読んでもわからない
  • 操体を勉強しながら、自分の体調を整えたい
  • 操体を自分の臨床(治療)に活かしたい
  • 直感を磨きたい

この講座の担当講師は、こんな人間達です (Team Sotai Infinity)

  • 操体が好きで、操体の専門家である
  • 実際に治療(臨床)で操体を実践している
  • 生活の中でも操体を活かしている
  • 操体が好きだけど「操体バカ」ではない
  • アート(芸術)方面にも操体の方向性を見いだしている

つまり、操体のテクニックを教えているのではなく、操体の恩恵にあずかっているメンバーです。

操体法基礎講座A

操体的なからだをつくる」
「セルフケアを可能にする」
「第三者への操法」への第一歩

全12回 2020年6月~2021年5月(途中からの参加も可とします)

  • 第2土曜夜 18時~21時
  • 第4水曜夜 19時~22時
  • 土曜と水曜は振替可能

対象 操体の基礎を学びたい方(プロ・アマを問わず)
講義、実技、呼吸法(操体的な呼吸法)
個人にあったプログラムの作成
セルフケア、家庭でのケア
施術、治療への応用(他の手技療法)
からだをこわさない、からだの使い方、動かし方

操体の臨床経験(実際の治療)豊富な講師陣による指導。
操体創始者橋本敬三先生の直弟子、三浦寛の直弟子が指導致します。

 

  • 入会金 20,000円
  • 月謝方式です。(月額 11000円税込)
  • 12回
  • 毎月お月謝を納めていただきます。 一ヶ月お休みする場合は、翌月にその月の分もお支払い頂きます
  • クレジットカードでの決済可
  • 土曜日曜水曜は振替可能です。
  • 特典 年間一括(2020年6月~2021年5月)でお支払いの場合は土曜水曜両方のクラスに参加可能です。
  • 休講、変更のある場合は、すみやかに事務局から連絡致します
  • 2020年11月は開催日程を変更予定です

操体の臨床経験(実際の治療)豊富な講師陣による指導。

操体創始者橋本敬三先生の直弟子、三浦寛の直弟子(操体ラクテイショナー資格所有者)が指導致します。
畠山裕美瀧澤一寛寺本雅一
東京操体フォーラム 実行委員紹介


開催場所:世田谷区三軒茶屋徒歩3分(操体法東京研究会講習会会場)

正式開講の前のプレ特典(上記参照)
対象 操体を学びたい方(プロ・アマを問わず)
修了時 一般社団法人日本操体指導者協会より修了書発行
後援 一般社団法人日本操体指導者協会 、東京操体フォーラム操体法東京研究会

お申し込み

お問い合わせ

 

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「般若『身』経」について

操体関係者にとって「般若身経」というのは、慣れ親しんだ言葉であると思う。

私もその一人である。

 

何故なら、操体創始者橋本敬三先生の命名だから。

 

先日、春のフォーラムをzoomでやっていた際、また、その後、フォーラムの相談役の方からアドバイスを頂いた。

 

操体関係者にとっては大事な話だと思うので、書いておく。

 

それは「般若身経」という言葉を使うからには、もともとの「般若心経」についてちゃんと勉強しておきなさい、ということだ。

 

これはもっともなことだと思う。

 

般若心経は、浄土宗系、日蓮宗以外の、伝統仏教で読まれる経典であり、最もポピュラーなお経と言っていいだろう。

 

世の中「はんにゃしんぎょう」と聞いて「般若身経」を想像する人よりも、「般若心経」を想像する人の方が多いのだ。操体関係者はこれを忘れてはいけない。

 

 

★仏典の「般若心経」も、宗派によって読み方が違ったりする。

★これは「色んなやり方があっていい」というのではなく「原理原則を踏まえた上で、それぞれの宗派のやり方がある」ということだ。

 

操体における「般若身経」も「色んなやり方があっていい」という話もあるが、やはり、原理原則は守る必要があるだろう。

 

そもそも「般若身経」って何だ?ということから考える。

操体関係者は、前屈、後屈、左右捻転、左右側屈(これに、両手を挙げてバサッと落とすとか、手を大きく振ってのその場足踏も入ったりする)の「基本運動」の愛称であると思うだろう。

また「身体運動の法則」つまり、重心安定の法則、重心移動の法則、連動の法則、呼吸との相関性という「三法則と一相関性」を、「心についての真理を説いた、短いお経、般若心経になぞらえて、身体の使い方のエッセンスを説いたもの」としているところもあるだろう。

 

1.基本運動、健康体操の愛称

2.身体運動の法則の愛称

 

という二つの見方がある。1も2もどちらでも構わない。橋本敬三先生は、最初2で考えていたようだが、わら半紙に「般若身経」を刷って患者に渡しているうちに、基本運動、健康体操としての一面が出てきたのも事実である。

 

操体実践者の必読書に「生体の歪みを正す」という橋本敬三先生の本がある。

 

 

生体の歪みを正す 橋本敬三論想集

生体の歪みを正す 橋本敬三論想集

 

 この本の「般若身経」というところを読むと(37ページ)、注釈で

 

仏意を集約した一番短い経典「般若心経」になぞらえて、著者年来の主張を要約した一枚刷りのビラを「般若身経」と名づけ、みんなに配布してきたが、このユーモアは通ぜず、誤解されるので、最近はこの命名をはずしている。

 と、書かれている。

 

実際、関西地方ではトラブルがあったようで「般若身経」という名称を使わずに「基本動作」と言っているところもあったりする。

 

私自身も、操体に関係ない方から「操体は、仏教に関係あるんですか」と聞かれたことがあるし(般若心経と勘違いしやすい)、マドリッドでは「般若心経だと思っていて、操体は仏教に関係あるのかと思った」と言われたことがある。

 

つまり、操体関係者にとっては「般若身経」=「身体運動の法則、基本運動」であっても、操体関係者以外は「般若心経」と勘違いすることがあるのだ。

 

「ユーモアは通ぜず」ということが本に書いてあるということは、実際何かあったのだと思うが、

 

「仏教に対して失礼だ」とか「操体は仏教と関係があるのか」とか、そういう意見がったのかもしれない(これは、私の周囲であったことなので、おおいにありうる)

 

「般若身経」という言葉のインパクトが強すぎて、未だにこの言葉は生き残っており、操体関係者が普通に使う言葉になっているのだ。

 

ユーモアで命名したのはよくわかるが、インパクトがありすぎてこの言葉が一人歩きしているところもあるように思える。

 

なので、私は内々では「般若身経」という言葉は使うが、対外的(例えば講習)に使う場合は

身体運動の法則(三法則と一相関性)

・重心安定の法則(からだのつかいかた)

・重心移動の法則(からだの動かし方)

・連動の法則

・呼吸との相関性

身体運動の法則(からだの使い方、動かし方のエッセンス)を、心の真理を説いた短いお経、般若心経になぞらえて、「般若身経」と言っています、操体用語です、と伝えるようにしている。

 

 

操体法東京研究会で学んだこと。

操体法東京研究会は、1978年に設立されました。

www.sotai-miura.com

橋本敬三先生は「定期的な講習」はされていませんでしたが、こちらの講習の顧問(現在は名誉永代顧問)でした。
ご存命中は、講習が終わると、仙台から受講生にメッセージを送って下さったりしたそうです。

 

また、私は何人かの先輩から、仙台に直接行って、操体を教えて欲しいと橋本先生に頼んだら「東京に弟子のミウラがいるから、そっちに行け」を言われたと聞いています(なので、三浦先生よりも年上の受講生が結構いたわけです)。

 

最近は「操体(あるいは操体法)の講習」をやっているところは結構あるようですが、その方が習ったセンセイというのは、三浦先生だったりします。

 

それはさておき、「操体用語解説集」というサイトを作りました。

sotai.org

「言葉は運命のハンドルである」「はじめに言葉ありき」ではありませんが、操体の臨床には「言葉を統制する」ことが必要であると思っているからです。

 

私が「操体における言葉の重要性」を痛感した出来事がありました。

 

「講習で使う言葉の誘導は難しいから、自分なりにアレンジしてもいいか」という人がいたのです。

 

「あちゃ~」です。

 

「誘導」で使っている言葉は、磨き抜かれて選び抜かれた言葉です。

 

「自己流にアレンジする」というのは、その磨き抜かれた組み立てを壊すことになります。

 

そして、それは本人の「アタマ」に問いかける言葉ではなく「からだ」に問いかける言葉なので、独特の言い回しがあります。

 

また、最初、慣れないと「大きな声で、相手が迷いなく(動き)を表現できるように」誘導するのは、恥ずかしいのです。なので自己流にしたくなるのかも。

 

勿論、自己流にアレンジしてもいいのですが、それはまず「完コピ」後です。

 

この時、私の中には「最初は完コピ、アレンジはその次」という式が成り立ちました。

 

なお、この「完コピ」にはバージョンが二つあります。

一つは、講習会で使う言い回し。もう一つは、操体用語を全く知らない一般の人向けの言い回しです。


講習会で使う言い回しは、解剖学用語を用いたものです。
例えば、全くの操体初心者のクライアントに「右手関節を外旋して」と言っても「へ?」と言われるか「難しくて何を言ってるかわからない」と言われるのがオチです。

 

私もそうでしたが「講習で使う言い回し」と「実際の臨床で使う言い回し」は、しっかり区別していました。

「講習用語」を完コピしておかないと、「実際の言い回し」が追いつかないのです。

 

講習を受けている時、並行して臨床を行っているかどうかも大事です。
並行して臨床を行っていないと「講習での言い回し」と「実際の臨床での言い回し」が同じになってしまいます。

 

講習では、受講生はわかっているので「動いてくれる」し「きもちよさもききわけてくれ」ます。

それが普通で、あ、言葉の誘導って簡単なんだ、と思っていると、実際にクライアントを診た時大変です。

 

私はこの二面性を学ぶことができました。

 

★講習の最中に臨床の経験を積めない場合は、私が補講で「視診触診講座」をやっています。こちらは「超臨床主義」で、実践的にやっています。

 

また「アタマ」に問いかけるのではなく「からだ」に問いかけるという「体感語」と、「からだに問いかけるというやり方」も、学ぶことができました。

 

「からだに問いかける方法」とは一体なんぞや、というと「間」と「操者と被験者のからだとの双方向性」です。

 

言葉の誘導も、暗記が得意な人などは、立て板に水のようにすらすら言葉が出ることがありますが、それではダメなんです。

一方的に話しまくる営業マンではダメで、相手の間を確認し、答えを聞き、納得してもらって、という「操者と被験者のからだ」の双方向性が必要なのです。

 

これは、言葉にするのは難しいのですが、カウンセラーの傾聴とかにも通じてくるものがあるような気がします。

 

私達はこういうことを学ぶのです。

 

なので、自分の今までのからだのクセや、言葉のクセなどを一度解体して再構築することが必要になってきます。それが、操体臨床家への道です。

 

え~っ、難しそうって思いますか?

実は「呼吸の使い方」とか「○○の使い方」とか、その辺りが上手く行くような補助手段もしっかりあるんです。

 

私自身も「介助補助をずっとやってるな~」「連動をずっとやってるな~」「言葉の誘導覚えよう」という感じで気長にやっていましたが、「解除補助と言葉の誘導と連動」が、パズルがはまるように立体的に理解できた瞬間がありました。

 

その時の感動といったらありません。

 

最近の講習は、私が10年かけて習得したことを、二年くらいで指導しています。

それだけ、指導ノウハウもすごくなっているのと、若手の准指導者達が優秀であることも、その理由の一つです。

 

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Wordpressについて(おすすめテーマ)

おうち時間?を使って、サイトやブログを立ち上げようとか、うわさの?Wordpressをはじめてみようという方もいるかもしれませんね。

 

私自身は、2000年くらいからサイトの更新とかをやっています。当時はDreamweaverとか、HP作成ソフトを使っていました。

 

この時代、HPは作成ソフトが入っているPCからでないと修正は難しかったのですが、Wordpressが出てから、サイトの更新が簡単になりました。

 

私自身は2012年からWordpressを使っています。
最初にサイトを作った時は、手探り状態でした。しかし、一からやったので、よかったなと思っています(そりゃもう大変)。

 

 

ちなみに、去年から、使っているのが Lighting Pro

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というテーマです。

 

トップページはスライダー(スライダーも何種類かあり)、パララックス(視差効果)もできます。

 

もともと Lightningは無料テーマですが、そちらをパワーアップさせたのが、これ。
こちら、年間7000円(更新しなくても使い続けることはできます)です。

 

更に、拡張機能として「スキン」が数種類あります。私はそのうちの「Japanstyle」と「Pale」を使っていますが、今度は他のものも使ってみようと思っています。

 

なお、最近のWPは「Gutenberg」という新しいエディタが標準装備されています。

勿論こちらも使いやすいのですが、古いヤツがいいならば「classic」も入っています。

 

さらに、VK All in One Expansion Unitというプラグインで、色々面倒な設定(広告とかGoogle関係とか)をまとめてできるのも助かります。

 

有料テーマ、何種類か使ってみましたが、直感的に使いやすいのと、Gutenbergにしっかり対応していること、拡張機能(スキン)が5種類あり、デザインの幅が広がります。また、マニュアルのページが充実しているのも助かっています。

 

そして、これです。WP初心者にはこれが一番大事!

購入すると、デモサイトのデータも入手できます。
最初は「一体どうやって構築すりゃいいんじゃ??」と途方に暮れましたが、デモサイトのデータを試しにインストールすることによって、サイトがどうやって構築されているのかを、確認することができます。構造を学ぶことができるんですね。

 

これ、重要です。

 

私はこれが一番助かりました。

 

デモサイトを見て「すごいな~。こんなサイトにしたいな~」と思いますよね。でも、どうやって作ればいいのか、全くわからない!という場合、本当に役に立ちます。

 

WPでサイトを作るには、デモサイトの構造を観ながらというのが一番です。

 

例えばトップページを「固定ページ」にするのか「投稿ページ」にするのか。

そういうのって、迷うんですが「デモサイト」を見ながら「なるほど~」と、自分の目で確認ができるんです。

 

そこがイチオシのところです。

 

 

 

挑戦してみたこと。

元々、施術業・療術業というのは、籠もってるものであり、文章を書くのもそうだし、カウンセリングや占いもそんな感じですが、私の場合出張が結構あるので、常にどこでもPC仕事ができるように、昔から工夫してきました(元々テレワーク?)。

 

その中でも使えるなと思うのは、EvernoteDropboxです。

特にDropboxは、東京操体フォーラムの実行委員メンバーとフォルダをシェアする時に使っていますし、「去年の確定申告のデータってどこだっけ」なんていう時に、スマホでも確認できます。

 

そういうこともあり、数年前から大学の研究室での利用を提案し、採用されています。
というのは、同じ研究室でも場所が離れているから。


また、大学内でzoomの利用が開始した翌日から、秘書の皆さんには「zoomのアカウント作ってね」と推奨したお陰で、リモートワークへの移行がすぐ出来ました。

 

  1. 共通書類などは、自分のPCに保管せず、Dropboxに保存
  2. Web会議用アカウントはすぐに取得し、すぐ練習してみた
  3. 研究室の秘書が皆、個人でMacbookを持っていた(なぜか皆Mac)

 

普段からこれをやっていたので、テレワーク移行もすぐにできたんでしょう

 

また、Web会議もいつもやっていたので、先のフォーラムや勉強会も、zoom移行がスムースにできたので、ありがたやと思っています。

 

さて、皆さんは今回「いつもと違うことをする」時間が増えたのではないでしょうか。

私の知りあいは『通勤時間を使ってできること』を色々やってみたそうです。例えば裁縫。

母のミシンが壊れたということで、母の日のプレゼントに買おうかと思ったんですが、ミシン特需状態(一度、朝8時の販売開始時間にネットで注文したら、次の瞬間「完売」になりました)というか、皆さん、考えることはほぼ同じで「マスク縫う」とか「洋服でもつくるか」と、家にいると製作意欲が湧くのでしょう(ミシンは予約注文しました)。

 

私はと言えば、趣味の映画館が閉まっているため(007もブラック・ウィドゥも公開延期になった)、密林プライムと、年初にdocomoのプランを変えた時に年間無料で加入した、ディズニーシアターデラックスのお世話になりました。

もともとテレビは観ないほうなのですが、テレビ番組はネガティブなニュースや、過去の放送の編集ものばかりなので(ニュースはネットニュースで足りるし)。

ような感じです。読書は、いつもと同じペースですが、易関係の本を読み直したりしました。また「鬼滅」は昔4巻くらいまで読んでいたんですが、20巻まで一気読みしました。20巻発売日は、全国の書店が混んだそうですが、私は電子本購入。

「鬼滅」は「呼吸法」なんですよ。私が思うに、呼気より吸気メインな気がします。
東京操体フォーラム関係者は、是非ご一読あれ。なお、主人公の設定は、橋本敬三先生より三歳年下くらいのようです。

 

鬼滅の刃 20 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 20 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

また、昔の名作が電子化されているので、それも少し。

 

Z<ツェット>電子完全版 上

Z<ツェット>電子完全版 上

 

 これは「エロイカ」のスピンオフですが、読み返すと「少佐が若い」(爆)。

少女マンガなのに軍人が出てくるとか、ごついおっさんが出てくるとか。007とかスパイもの好きにはたまらないマンガでしたな。

 

 

 マンガを電子本で読む時には、やはりiPadです。iPad proは、Appleペンシルを使いたいがために買った割には「マンガを美しい画面で読む」専用になっている気がします。

 

 その他ですが、東京操体フォーラムのサイトと、一般社団法人日本操体指導者協会のサイトを新しくしました。といっても、WordPressのテーマを変えて、データベースを新しいものに変えて、少し記事の手直しをしただけです。

ホームページを更新するとか、デザイン変更って、まとまった時間がとれないと、なかなか出来ないものです(言い訳笑)。

 

去年の春、重い腰をあげて、自分のサイトと師匠のサイトはリニューアルしたんですが、あと二つは放置していたもので(すんません)。

 

WPは出た当初から使っているのですが、最近はいいテーマが沢山出てますね。

 

ちなみに私が使っているのは、Lightning Pro というテーマです。

Vektor WordPress Solutions | Vektor WordPress Solution

vws.vektor-inc.co.jp

 

「きもちよければ何でもいい」ではない。

東京はまだ非常事態宣言の最中ではありますが、なんとなく人出も多くなってきたような気がします。

 

さて、操体をやっている人の中には「きもちよければ何でもいい」というスタンスの方もいらっしゃいます。

 

私達のスタンスは「からだが味わって見たいという要求を満たしている快」を、選択する、ということです。

簡単に言えば、きもちよさにも「ちょっときもちいいね」から「法悦的なきもちよさ」まで、色々あるわけです。

そして、それをさらに「からだ」目線で分類すると、からだが

「うん、このきもちよさ、採択」と
「きもちいいけど、却下」

というように「からだが味わって見たい快」まで、確認します。

「快ならなんでもいい」のではなく、「質の良い、味わって見たい快」を選択するということです。

 

操体にも「きもちよければなんでもいい」派と「質の高い味わって見たい快」を選択する場合があることです。

 

私自身は勿論後者の「質の高い味わって見たい快」派ですが(師匠がそうですから)、「きもちよければなんでもいい」というのは、非常に大雑把に見えますし、私がよく遭遇するのは「きもちいいですか」と聞きすぎるということです。

 

操体を受けて困ったことベスト3」に入るのは

「きもちよくないのに『きもちいいか』と聞かれて困った」「正直に行ったら先生が不機嫌になった」という話ですが、

 

これ、何度も書いてますが、我々は「きもちいいですか」というような、不躾な聞き方はしません(からだへの問いかけ方は、操体法東京研究会の講習でミッチリ習いました)

 

あるところで習ったという方は「きもちいいかどうか、たくさん聞けと習った」と言っていましたが、クライアントがいやがるのは「わかんないのに感覚を聞かれる」ことなのです。

 

きもちよくも何とも無く、もしかすると、センセイの力が強すぎて痛いかもしれないのに「きもちいいですか」と何度も聞かれるのは、ゴーモンです。

(以上実話)

 

そして、もう一つ。こういうやり方をするセンセイ方は「からだに問いかけて」いるのではなく「本人に聞いている」のです。

(我々は「からだ」に問いかけています)

 

今日、また書いてみたのは「きもちいいですか」と聞かれまくってウンザリしたというクライアントの方がいたからです。

 

と、書いてみましたが、私が現在臨床で行っているのは「第五分析」。

操体は「きもちよさ」を超越しつつあります。

 

 

それにはふか〜いワケがある(つづきのつづき)

今日は一ヶ月ぶりで施術会を開催しました。

 

終わってから、三茶のコメダコーヒーで、実行委員の寺本君と三浦先生とコーヒーを飲みながら雑談をしていたのですが、やはり話は「やっぱり我々は皮膚っていうけど、カワとは言わないよね」という話になりました。

 

昨日私がブログに揚げた「火の呼吸と炎の呼吸」(鬼滅)の話にもなりましたが、狂言を修業している寺本君が、面白い話をしてくれました。

 

狂言も面(おもて)が欠かせませんが、業界用語?では「面を付ける」とは言わずに

「面(おもて)をかける」というのだそうです。

一般の人は「面をつける」と、言ったりしますが、関係者からすると「つける」のでなく「かける」のであって、それは重要なことであり、「つけるもかけるもどっちも同じだろう」ではないのだそうです。

 

私が思うに「つける」といって装用する場合と「かける」場合、やはり演ずる人の心構えが違うのと、「おもてをかける」という言葉の中に、長い歴史と、受け継いできた人達の気持ちがこもっているような気もします。また「かける」という言葉からは「憑依する」とか「纏う」のようなニュアンスを感じます。面をかけることによって、現代に生きる演者が、時空を越えていにしえ人に憑依されるとでも言えばいいのでしょうか。

 

それをきいて「そりゃ『かける』だよね、と納得した次第です。

 

 

業界の特有の言葉は、やはりそれなりに意味があるのです。