例えば、腰痛の原因を挙げてみるとしよう。
100人いたら、100通りの理由があるに違いない。
筋骨格系のトラブル、からだの使い方の誤り、習慣、急激な外的刺激、その他もろもろあると思う。
その中で、忘れてはならないのは内臓疾患だ。
経絡や、内臓反射痛を考えればなるほど、と思う。
最近の話だが、からだのある箇所に、数年来のトラブルを抱えて
いらっしゃるという方に操体を何度か行った。
感覚のききわけもできるようになってきて、ボディの歪みも改善されてきた。前より調子もいいとのことだ。
しかし、そのある箇所の内部に、引きつれたような痛みがあり、その痛みはどうしても残るという。
もしかしたら、と思い、ある疾患の専門の病院を紹介した。
その結果、疾患が発見されたのである。
疾患が見つかったのは驚きだったが、理由が分かって却って
安心した、という連絡をいただいた。
操体と並行しての治療になるだろう。
病院での治療と並行してもできる、(というか元々はドクターが
やっていたのだから)というのは操体の強みだと思う。