操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

ヨガと操体

最近、新たなヨガブームが到来している。

フィットネスクラブでも大流行。



操体法の創始者、橋本敬三先生は、ヨガにもご縁が深かった。

沖ヨガの、沖正弘師の本を『先生(橋本先生)と同じ事を書いている人がいる』といって、鍼灸学校の生徒が持ってきたのが『ヨガの楽園』。ご本人も『驚いた』と書かれている。

その後、沖ヨガの顧問をされたり、様々な交流があったようだ。



ちなみに、長年愛読している、内藤景代さんの本『綺麗になるヨガ』を久しぶりにめくってみたら、自分でも忘れていたようなスゴい事が書いてあった。

(ちなみに、内藤さんは沖ヨガからヨガを始めたと聞いている。

繋がっているものだ)



『からだは言葉を持ちません。その代りに、あなたのからだは、「痛い!」とか「キツイ!」とか、「ツライ!」という否定的な表現や、「イイ気持ち♪」「スッキリする♪」「伸び伸びする♪」という肯定的な表現をします。そういう感じが、からだの声なのです。その感じがわかるのは、この世にあなただけ。あなたのからだの声を聞き分けられるのは、あなたしかいないのです。痛みや快感は他人にはわからない』



これは操体で常に言っていることと同じではないか。

『感覚は患者(本人)にしかわからない』



この本は相当読み込んでいるから、この考え方は、あらかじめ自分の中にインプリントされていたのかもしれない。何せ、中学生の頃愛読&実行していたのだから。



多分、操体を学ぶ前の『予習』だったのだろう。



『ヨガは綺麗になる方法を教えてくれます。けれども、それが、即あなたに通用するかどうかは、あなたのからだしかしらないのです』