- 作者: 神垣あゆみ
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2009/03/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『仕事美人』というメールマガジンがあり、実は私も購読している。更に、東京操体フォーラムの実行委員の中にも、私が勧めて購読しているメンバーがいる(お勧めです)。
デスクの脇に是非一冊。貴方の仕事の評価が上がると思う。
ビジネスメールについて、いや、e-mailに関してきちんと習ったという方は殆どいないのではないか。本当は学校で教えるべきなのかもしれない。
1.明確に書くべし
2.簡潔に書くべし
3. 正しく書くべし
4.具体的に書くべし
5.丁寧に書くべし
が、ビジネスメールの五箇条と記されている。果たして守っているのか自分(笑)
当方のサイト(TEI-ZAN操体医科学研究所)は設置してから十年以上経つ。設置当時は治療院関係、特に操体でHPを開設しているところは殆ど無かったように思う。そして、おそらくフォームを作って施術や講習の予約を受けたのは、この業界では私のところが最初だった。看板を出すとかタウンページに載せるとか、チラシを配るとか、そのような営業をせずにやってきたわけだが、e-mailの恩恵は大きい。
いつもこもっていると精神衛生上良くないし、往診に出ていたり、打ち合わせに出ていたり、講習に出ていたりするので、電話を頂いても出られない場合もある。特に一人でやっているので、仕事中に電話を頂いても対応不可能な場合もある(すいません)。こういう時、私が一番つかまりやすいのはやはりe-mailだ。
私がネットを始めたのはNifty-Serveの頃(パソコン通信、ってやつ。クラリスワークスでコマンドを打ち込んで通信していた)だが、その後インターネットにすぐ切り替えた。
当時のe-mailっていうのは「英語のメールの書き方」なんていうのがあった位で、国内でメールをやりとりする人は余り居らず、海外とやりとりしていた位である。そう言えばまだアマゾンも日本上陸しておらず、洋書(アン・ライスの新刊とか)を船便で買ったりしていた。この時のおまけというか何と言うか、Sotai: Balance and Health Through Natural Movement (Paperback) の中古を何冊か買った。この本は日本の出版社から出ている英語の本だが、版権の関係で日本では入手できない。そこで直接アメリカのアマゾンで買った。Sotai Natural Exercise (Paperback)も、何年かアメリカのアマゾンで探して入手した。
Sotai: Balance and Health Through Natural Movement については、日本の出版社から『どこで手に入れたのか』と問い合わせが来たし、海外からもたまに『どうやって買ったのか』と問い合わせが来た。
ええっと、それはいいとして、サイトに英語のページも併設していたので、海外からe-mailで問い合わせが来ることも多かった。
要するにe-mailを使うことが多かったのである。
話は戻って、施術の予約を受ける場合、メールでできるというところが他になかったので、その利便性もあり、結構利用していただいた。10数年前、既に外出してもメールが携帯でチェックできるようにしていたし、予約を頂いたらすぐ返事を出すようにしていた。それと前後して、「猫」のメーリングリストに参加していた。これが確かWindows95が出た年だから、もう14,5年前になるが、昔は『ネチケット』というのがあったのだ。
つまり、今のように通信環境が整備されていないので、HTLMメールをメーリングリストにうっかり送ろうものなら、Macユーザ(当時、MacではHTMLメールを受信するとよく固まった)から「ネチケット違反じゃ!」と言われるWindows初心者君が沢山いたものだ。
写真なども迂闊に添付すると相手のパソコンがフリーズしたりした。当時は繋ぎ放題では無かったりしたので、通信時間はなるべく短いほうがいい。というわけで、短文で、テキストで用件をさくっと知らせるのがマナーだったような気もする。これは英語圏から来た文化の名残だと思うが、TELEXである。TELEXは現在存在しないが、私が会社員だった頃はe-mailなんてものはまだ無かったので、海外や船との通信はTELEXを使っていたのである。TELEXというのはその文字数で金額がカウントされるので、如何にして文字数を短くするかが問われたのである。それがTELEX英語というヤツだ。懐かしい・・・
TELEXは基本的に全部大文字である。TELEX=TLX As Soon As Possible=ASAP AKA= As known as などは今でも英文レターに使われるが、TELEXの名残だろう。とにかく文字数を減らすために略語が生まれた。cc も、本来はタイプライターでレターを打っていた頃の名残である。昔は紙を二枚重ね、その間にカーボン紙を挟んでタイプしてコピーを作った。なので Carbon Copy からccになった。そういえばTELEXの用紙も三枚か四枚のカーボンレスの巻紙だったっけ。
ちなみに顔文字も発祥はアメリカで、:-) ← 横向きのスマイルだったりした。:-p ← 舌出しとか。
ついでに日本では「レスつける」とか「レスする」というが、本当は「reply」のreなのだ。更に言えば、re: というのは「レスポンス」のreもなく、replyのreでもなく Regarding(〜について)だったりする(だからって何さ!というツッコミはなしね)。
ちなみに顔文字だが、アメリカの若い衆に(^^) というのを教えたら『すごく可愛い!』と喜んでいた。最近は顔文字後発国だった日本の顔文字のほうがバラエティに富んでいるし、ATOKには「顔文字辞書」も入っている。顔文字は日本の文化となったのだ。
で、本題。海外のエグゼクティブ達はBlackberryなど、スマートフォンを持っており、常にメールに対応できるようにしている。彼らが心がけているのは『即レス』『短文』なのだそうだ。確かに「即レス」は今のご時世、結構大切な事柄である。
私の知り合いで、メールを書いても全然返事を書かない人がいる。読んでいないわけではないのだが、メールを書くのが面倒臭いらしい。何故面倒なのかと言えば、書いては消し、書いては消し、最後にはイヤになってやめてしまうらしい。何もそんなに小難しい事を考えたりしなくてもいいと思うのだが、メールを書くのが苦痛なのだそうだ。しかし、仕事の上では、返事を書くのが面倒臭いとは言っていられない。
やはりメールは『即レス』『短文』が基本だなあと思う。
ちなみに、私の最初の本「ふわ、くにゃ、すとん、操体法」
- 作者: 青木裕美,小林完治
- 出版社/メーカー: モダン出版
- 発売日: 1999/12
- メディア: 単行本
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