松岡正剛 危ない言葉―セイゴオ語録〈1〉 (セイゴオ語録 1)
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2010/11
- メディア: 単行本
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寒くなると布団の中に充電中の携帯を引っ張り込んでメールチェックをしたりする。明日届くと思うのだが、松岡正剛、みうらじゅんの両氏が執筆に参加しているということで思わずポチっとしてしまった。
この本についてはまた読後に紹介したいと思う。
昼間、散歩がてら書店へ行ったらあったので、松岡さんの新著を買った。新著と言っても、今までの膨大なワークの中からより抜いた語録集である。それは出版されたものだけに限らず「千夜千冊」からも引用されている。どこかで読んだ言葉もちらほら見え、何だか少し懐かしい。
ちなみに、私がISIS編集学校で何だかわけのわからない「編集」というモノを勉強し始めたかというと、当時使っていたプロバイダのイベントで「編集工学研究所」というところを「見学する権利」が当たり、いきなり付箋を使った編集稽古というものをやらされ、それが結構面白かったのと、編工研(編集工学研究所の略称)にはエラい数の本が並んでいたからである。
というか、私は松岡正剛という人が一体何をする人なのか良く知らないまま、「ISIS編集学校」に参加することになったのだ。私が関わってきた様々なことを考えると『遊』とか絶対ご縁があったハズなのだが、何だかスルーしていたらしい。
以前「日本流」を、自分の門下生に勧めたことがある。不思議な事に、ここに書かれてあった、弱さ、もろさ、薄暗さ、もの悲しさという雰囲気を理解できる人とそうでない人がいた。「わび・さび」を理解しないと言ったら言いすぎかもしれないが、「もののあはれ」とか「いとをかし」とか「数寄」という感覚がどうも理解し難いらしい。そんな人もいるんだ、と驚くと同時に、自分の中にある「もののあはれ」に同調するものがあることにも、改めて驚いた。あれから10年近く経つので『この本、全然わかりません』と言った人も、少しはオトナになって(いや、逆におさなごごろを甦らせて)、変わっているかもしれない。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/02
- メディア: 単行本
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