お客をつかむウェブ心理学

お客をつかむウェブ心理学 (DO BOOKS)

受講生のO君から「センセイは、どうやって読む本を選んでいるんですか」と聞かれた。私が本を選ぶのは、メールマガジンか、あるキーワードから探していってヒットしたものを買うことが多い。実際に書店で「本の顔」を見てから買うこともある。以前は読み終わった本は売っていたのだが、最近はカッターで切り、スキャンする「自炊」をやっている。本を裁断機で切るのは意外と気分転換にもなるし、何よりも片付くのがいい。勿論大事な本は「保管用」「普段読み用」「スキャン用」と3冊買うのがベストだ。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

スキャンをしておくといいのは、インターネットの接続用マニュアルとか、IDやパスワードを書いた紙の保存である。その手のものをスキャンしておいて、DropBoxにいれておく。こうすると、自宅のパソコンでも、ノートブックでも、iPadでも、iPhoneでもチェックできる。Dropboxは本当に便利なツールである。私は無料ではなく、年間契約で使っている。50GBの大容量で、東京操体フォーラム運営にも使っている次第。

さて、この本はどこで探したのか覚えていない。多分読んでいるwebマガジンかメールマガジン経由ではないだろうか。もしかしたら、Amazonの「連想的お勧めシステム」で知ったのかもしれない。Amazonは今まで購入した本や商品のデータが残っていて、そこから「こんなものは如何ですか」というお知らせメールが来るが、アレのことだ。確かにそれで買うケースも多い。全くAmazonさんったら（笑）みたいな感じだ。

さて、この本は顧客をつかむためのウェブ心理学が50種類紹介されている。著者の会社はセミナーを開催しているのだが、｢なぜ、エステは無料体験があるのか」「化粧品のお試しセットはなぜあるのか」など、身近な疑問の答えが書かれている。

また、キャッチコピーの作り方にも触れており、操体だったら「きもちよく治りたくなければ、当研究所へは来ないで下さい」といういささか過激なコピーも作れるわけだ。
私が思うのは「操体は、抗生物質のような効き方はしません。漢方薬のようにからだにやさしく働きかけます」というイメージか。まあそんな風に宣伝やキャッチコピーを考えたくなってくる本だ。