この本を書店で買うのはかなり恥ずかしい(汗)。私はAmazonで買ったのだが、Amazonの本にはカバーがついていないので、「本の洋服屋」(ブックカバー無料配布サイト)で、ダウンロードしてカバーをかけた(笑)。「THE COD PIECE」とは、《15‐16 世紀の男性用ズボンの前あきを隠すためにつけた装飾的な袋[布]》.あるいは「男性のぴったりしたズボンの股のカバー(15〜16世紀)」を指すらしい。ご参考にwikiを。
私は以前、青池保子のマンガで読んだことがあるような気がする。
ちなみに、KISSのGene Simmonsが着けているのは「貞操帯」だと思っていたのだが、あれはCOD PIECEだったらしい。また、アクセル・ローズもツアー中は着けていたそうである。パンクやSM系のファッションは確かにその「におい」がする。
日本は昔から「ふんどし」だが、ふんどしとCOD PIECEの関係はどうなんだろう。
何故今COD PIECEなのか。それは恐らく日本に蔓延する「草食男子」や「ただ友夫婦」のように、男性の無性化に対する憂いがあるのではないか。
この中で、いつもレディスのデザインをしているデザイナーが『装飾男子』と書いていた。これは前述の「草食男子」に対しての言葉なんだそうだが、孔雀にせよ野生動物は元々オスのほうが華やかである。
ファッションは後で見ると笑えることもあるが、かといってお洒落でないのは良くないという微妙な関係にある。
70年代の男性の写真を見ると、おもわず笑ってしまうくらいシャツの襟が大きい。今見ると不思議だが、当時はみんな着ていたのである。
さて、本来ならば私が買うハズは(多分)ないのだが、今回この本にはみうらじゅん氏と松岡正剛氏も原稿を載せているのである。写真もいい。
松岡正剛氏のところを読むと、最初に原稿執筆依頼のFAXが届いたところからはじまる。『わがうるわしき秘書』とは、私も顔を知っているI嬢かT嬢に違いない。「秘書は少し青ざめていた」というところで、私は思わずI嬢が青ざめている姿を想像してしまった。
一番興味深かったのは、松岡さんが沼正三氏(って、誰だかまだ分かってないんですよね)と、対談した際(ってことは松岡さんは沼氏の正体を知ってる?)と、沼氏にずっと『ドM』だと思われていた、という話だった。
実はみうらじゅん氏のところはまだ読んでいないので、これから読む予定。