本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/01/21
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「本を読まない人はサルである!」
共感できるのは、私も並列読書を長いこと続けている結果についてだ。マンガを読みながら歴史書を読み、医学書を読んだりするのは、役に立つのだ。
今まで、あ〜、この人に本を進めてもなあ、と思ったことがある。
ある時師匠が「この本いいぞ」と言った本があった。その本を、当時の同志(今は同志ではない)に一冊プレゼントした。
- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/12
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その後「どうだった?」と、聞いたら「面白かったから、友達に貸した」という答えが返ってきた。
私は少しがっかりした。友達に貸すのはいいのだが、私はその人に読んで読み込んで欲しかったのだ。今となっては私のわがままかな、という気もするが、こういう人には二度と本は送りたくない。
私は昔から本を読みまくってきた。マンガでも小説でも何でも読むが、まだまだ読んでいない本がある。ドストエフスキーとかは未踏だし、シェイクスピアもちょっと危ない。日本の古典も読みたいし、何だか宿題が色々あるようで楽しい。
著者は「本は最後まで読む必要はない、仕事と直接関係のない本を読め、読書メモを取るな」と言っている。つまらない本は途中でやめてもいいのだ。
また、松岡正剛さんの「千夜千冊」についても言及があった。松岡ISIS編集学校の師範代としては嬉しい限りである。
私の周囲で「本が嫌い」という人に話を聞くと、本の内容を全部理解しようとしているようなのだ。なので、読むのが遅い。これは、読み方を知らないのだ。
「本を嫌いな人と仲良くする必要はない」とも書いてある。
「この本、面白いよ」
「でも、自分には難しいから」
「本は高いから」
という人と仲良くしなくてもいいのだ。本が高いというのだったら、一体何をどこから学ぶんだろう。
若いウチに本は読め、ということだ。