操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

本は10冊同時に読め!

元日本マイクロソフトの社長、成毛眞氏の本

「本を読まない人はサルである!」

共感できるのは、私も並列読書を長いこと続けている結果についてだ。マンガを読みながら歴史書を読み、医学書を読んだりするのは、役に立つのだ。

今まで、あ〜、この人に本を進めてもなあ、と思ったことがある。
ある時師匠が「この本いいぞ」と言った本があった。その本を、当時の同志(今は同志ではない)に一冊プレゼントした。

楽園 (新潮文庫)

楽園 (新潮文庫)


その後「どうだった?」と、聞いたら「面白かったから、友達に貸した」という答えが返ってきた。
私は少しがっかりした。友達に貸すのはいいのだが、私はその人に読んで読み込んで欲しかったのだ。今となっては私のわがままかな、という気もするが、こういう人には二度と本は送りたくない。

私は昔から本を読みまくってきた。マンガでも小説でも何でも読むが、まだまだ読んでいない本がある。ドストエフスキーとかは未踏だし、シェイクスピアもちょっと危ない。日本の古典も読みたいし、何だか宿題が色々あるようで楽しい。

著者は「本は最後まで読む必要はない、仕事と直接関係のない本を読め、読書メモを取るな」と言っている。つまらない本は途中でやめてもいいのだ。

また、松岡正剛さんの「千夜千冊」についても言及があった。松岡ISIS編集学校の師範代としては嬉しい限りである。

私の周囲で「本が嫌い」という人に話を聞くと、本の内容を全部理解しようとしているようなのだ。なので、読むのが遅い。これは、読み方を知らないのだ。

「本を嫌いな人と仲良くする必要はない」とも書いてある。
「この本、面白いよ」
「でも、自分には難しいから」
「本は高いから」

という人と仲良くしなくてもいいのだ。本が高いというのだったら、一体何をどこから学ぶんだろう。

若いウチに本は読め、ということだ。