操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「翻訳された女」は何故「〜だわ、〜のよ」の語尾で喋っているのか

Togetter - 「「翻訳された女」は、なぜ、「〜だわ、〜のよ」語尾で喋っているのか。」

なでしこジャパンの英文記事を日本語に訳したものがある。それが「〜だわ」「〜のよ」で翻訳されているのである。本来「なでしこ」というのは「勇敢な」という花言葉があるそうだが、「オトコもすなるサッカーというものを女子がやっちゃう」という、ウルトラお転婆(もはや死語の世界か)軍団に「なでしこ」と命名するセンスはいかがなんだろう。もしかしたら、確信犯的冗談だったりして。

これは私も以前から非常に気になっていた。「翻訳された女」でなくても、男性作家が書いた作品では「モノローグをこんな風に言う女はいるまい」と思う事もある。以前、東京操体フォーラム実行委員ブログで、秋穂一雄実行委員が私が言った言葉を書いていたが、それを読んだ私はびっくりした。ブログの中で私は「〜わよ」とか「〜だわ」と喋っているんである。本人には「私はこんなおネエ言葉は平常でも絶対使わない」と言っておいたが、どうも男性が女性言葉を考える時には「〜だわ」とか「〜わよ」になるらしい。

中谷彰宏氏の「モバイル中谷塾」の人気コンテンツに「妄想日記」というものがある。中谷氏の描く女の子はエッチな妄想が好きでチャーミングであるが、たった一つ、「う〜ん」というところがある。女の子がモノローグで「〜かしら?」とか「〜するの」「〜なるの」「覚えてるわ」とか言うのだが、会社勤めしている女性が仕事中にこんな言葉を使うわけないし、モノローグでもこういう言葉を使うとは思えないのだ。

どうも「〜するの」「〜わよ」「〜のよ」というのは、女性の通常の会話の言葉というよりは、おネエ言葉に近いのではないだろうか。

そして、男性の「女性はこういう風に話す」というステレオタイプの思い込みではないだろうか。はたまた男性の幻想か。

個人的には、友人女子が「〜わよ」とか「○○だからだわ」と言ったら「おネエ言葉をわざと使うのやめなさい」と言うと思う(笑)。