操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体で原始感覚・直感力を磨く

 最近よく書いているが、時代が「直感力を磨く」という方向に向いてきた。「2」が支配する女性性の時代、1945年から2645年まで続く「陰」(同様に女性性が支配する時代)の象徴なのかも。

「どうしたら直感力が磨けますか」と聞かれる。これは、ある程度訓練を積めば、触診の際に手がそこに行くとか、触れる前に「あ、ここに圧痛硬結があるな」とわかるようになる。

直感力を磨くには「考えないこと」が一番だ。それから「きもちよさを味わう」という体験を積むこと。
面白いことに、直感力を磨こうとか、きもちよさを味わおうと、躍起になって求めるとそれは得られないということ。

そういえば、圧痛硬結も「探したり」「探ったり」すると逃げていく。圧痛硬結は「触れる」ものだ。そこに存在しているのだから、探すことはない(あ、ちょっとややこし?)

なぜか直感力ときもちよさはこちらが追いかけると逃げて行く。追いかけるというのは「考える」ことだ。
直感力って何でしょう?と言われても「ピンとくる能力」というしかないし「きもちよさ」といってもその質と内容は人それぞれだし、その人にしかわからないのが「きもちよさ」なのだ。
言い方を変えれば「からだとイノチがよろこぶ妙薬」とでも言うべきか。