操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

足趾の操法と指モミのちがい

先日ベーシック講習を受けた方に非常に興味深い話を聞いた

その講習で「足の指をもむのは痛い」と講師の先生〓に言われたそうだニュアンス的には足ツボみたいな説明だったらしい

足趾の操法の指導と普及につとめている私は少しくらくらした。

今までも「本を読んだ」とかまた聞きで習ったという人の「そりゃないでしょ」と言うのを見ているが、

この講師の先生は多分きちんと習っていないのだろう。習っていたら痛いなんて言うわけがない。

それを教えるなんて、無責任だなあと思う。

教わる人が気の毒だ。

指モミと、足趾の操法の違いはというと、指モミは、ゆらす、おとす、もむ、の三種類。橋本敬三先生が、70歳から72歳までの二年間、やっておられたもの。

足趾の操法は、先の3つに師匠が、快感が増幅する「おさめ」を加え、さらに五つの操法を加えた。そこに、畠山が20年近くの研究を重ねた「趾廻し」(ゆびまわし)を加えたものだ。先の日曜、東京操体フォーラム実行委員勉強会で、半蔵氏に足趾をやって頂いた。短い時間だったが、さすが師範代の半蔵氏のものは、素晴らしい操法だった。