10月26日、渋谷のパルコ劇場に「影向」(ようごう、と読みます)
を見に行ってきた。
私にとってはお馴染みの松岡正剛さん、田中泯さん、石原淋さんに、
生ははじめて?の宮沢りえちゃん(りえちゃん、と呼んでしまいます)による、
からだは、呟く。ことばは、裂ける。影が、動き始める。
という世界。
井上陽水の「夢の中へ」が流れ、
音楽が止んでから会場は真っ暗になる。
オレンジのライトの中に浮かび上がるのは、
パンツ一丁?の田中泯。
身体に関わるモノとしては、70歳を越えてなお
あの筋肉を保って身体表現をするのか、
非常に興味深い。
以前本楼で泯さんと淋さんの舞を「本楼」で
至近距離でみたことがある。
私はカメラを構えていたが、
一番多かったのは、ハダシの泯さんの足の写真だった。
ちなみに、師匠もカメラを持っていたが、
やはり泯さんの足の写真が多かった。
この辺りは職業病みたいなものだろう(笑)
その後、赤いロングコートを纏った長髪の男性登場。
パンツ一丁?の泯さんに洋服を与える。
これが、山本耀司さん。今回の舞台の衣裳担当。
海賊っぽくて格好いいぞ。
のたうち回りながら、子どもがいやいやズボンを履くような
感じで泯さんが服を着ていく。
そして、登場人物が次々とあらわれる。
松岡さんの低い声。
私は松岡さんの声好きなので、
じっくり堪能。
★私の脳内執事(笑)の声は、
実は松岡さんなのである。
そして
通りのいいりえちゃんの声。
何だかすごくインパクトのある、
急いでいる女?のような、
座頭のような?
剣豪のような?
帽子を被った松岡さんのアタマを、細くて長い竹の棒で
叩いて去っていく淋さん。
(ここは余りにインパクト大でした)
内容を書くのはちょっと野暮な感じ。
これは、
考えるな。皮膚で感じろ
"Don't think. FeeeeL!"
というブルース・リー先生のコトバどおりにしたほうが
いいのだろう。