操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

好きと武器。

以前、何故「勉強とかが面倒臭くなるのか」ということについて、ある本で「それは効率良く学ぼうとするからだ」ということを読みました。

効率良く、ということは、手っ取り早くということでもあります。


また、先日読んだ本に「好きと武器」という言葉が書いてありました。

 

がんばらない成長論

がんばらない成長論

 

 これ、先日のブログでも紹介しています。

「好きと武器」とは??

 

例えば操体を勉強するとします。
最初は「テクニックを身につけて稼ぐ」でもいいんですが、勉強しているうちに、好きになってしまい、基礎訓練が苦ではなくむしろ面白い。
日曜を終日操体三昧で過ごしても面白い、というのが「好き」です。

 

好きなので「なんで」と聞かれても「好きだから」としかいいようがありません。

 

しかし「武器」、身につけたら役に立つだろう、それなら効率良く身につけたい、というのが「武器」です。

「武器」なので、基礎訓練とかは面白くないし「なんで同じ事をくり返し練習するんだろう」とか、日曜を操体三昧でつぶすのは面白くないのです。また、ほかにもっとやりたいことがあるのかもしれません。

こんな場合は「武器」を身につけるよりも、もっと「好き」なことをやったほうがいいかもしれません。

 

まあ、真面目に習得したいなら、少しくらいは時間を割いてもいいかもしれません。

 

または、もしかすると、ちょっとしたスランプかもしれません。
スランプは上手くやり過ごして下さい。

 

あることを続けてやっていると、壁にあたることはありますから。

そう言うときは無理しないのが一番です。

 

よく例えられますが、イチロー選手がバットの素振りを「面倒臭い」と思っていたら、ああはならなかったでしょう。

あれは「好き」なんです。好きだから、練習や基礎トレは「下積み」や「苦労」ではないんです。



でも、大丈夫。「武器」が「好き」になることもあるんですよ。

チャレンジすることを恐れないで。