GWに恒例の集中講座をやる予定です。
外気功というのは中国で派生したと思われているようですが、色々な説があります。
私が聞いたのは、大正時代、台湾に日本の山岳系と仏教系の修業体系を伝えた日本人がおり、それが気功の発祥なんだそうです。新しいものを取り入れるのが得意な民族なので「4000年の歴史」とか言ってますが、中国に昔からあったのは、鍼灸とか導引とか漢方などです。
昨年の受講生に続き、実行委員のT君に伝授して、現在練功中です。
どんな仕上がりになるか愉しみです。
私の経験ですが、この修業をやる前後では、視診触診力が格段にアップしました。
それまでも「痛いところに手が行く」とか、割とぴたりと当てるのは得意だったのですが、それが更にアップした感じです。
また、臨床家や、タッチするセラピストにとっては(外気功は触れませんけどね)、手が冷たいというのは、マイナスになります。私は元々手が温かいのですが、人に触るとますます手が温かくなるようになりました。
手が冷たいと言っていた方も、人に触れると手の温度が上昇するようになったと言っていました。
タッチ系のセラピーや治療法で、施術者の手が冷たくて汗っぽいというのは、受け手にとってあまり気持ちのいいものではありません。
実は「手の温度」なども重要なのです。
テクニック以前の問題ですね。
それはさておき、先日「外気功を習いたいので(畠山が習った先生を)紹介してほしい」という問い合わせがありました。
私もGWに基礎講座やるんですけどね(笑)。
私が習って免許皆伝、というのが20数年以上前になります。
その先生は大病をされ、引退なさっています。
それはさておき、外気功の修業というのは、結構地味です。
私が習っていた時も、途中でやめるヒトがいました。
そして、ある程度の日数を繰り返す必要があります。
これは、ジャッキー・チェンの映画とか、少林寺(リー・リンチェィ、現在はジェット・リー)を観るとなるほどと思いますが、同じ事をうんざりするほど繰り返したりするのです。
このあたりは今でいえば「手っ取り早く会得しようとしていないか」、教えるほうは、チェックしていたのかもしれません。
なお、練功(気功の鍛錬のこと)を続けていると、手にある変化が起こります。
これが顕れると「お、気が練れてきているな」とわかります。
引き続きお待ちしております。
操体あるいは手技療法関係者でなくとも受講可能です。
お気軽にお問い合わせ下さい
sotai@taizan.com