橋本敬三先生の本にも「メマイの患者」さん向けのやり方が書いてあるものがあります。今なら私も「なるほど、こうなってるわけね」と、分かりますが、やはり25年前くらいはよくわからなかったものです。。。
「めまいを治そうとしなきゃいいんだよ」
6月17日の話。私はこの日昼と夜は易の学校と、途中の時間に上野の東京都美術館に行ったりと、ばたばたしていました。
丁度「めまいでどうしても今日観て欲しい」という方から連絡があったのですが、いかんせん外にいたため、師匠、三浦寛先生に連絡して、その方を師匠に紹介しました。その方はその日のうちに、師匠の治療を受けに行かれたそうです。
後で師匠に聞いてみたところ、その方は、すぐ眠りにはいり、終わった後はきもちよく、すっきりしたとおっしゃっていたとのことでした。めまいも「いいみたいです」とおっしゃっていたとのこと。
私も翌日ご本人にもメールを書きましたが「とてもきもちよかった」とのことで、「何をされているかわからなかった」(そうなんです。きもちいいとそうなんです)というお返事をいただきました。
経過がいいので引き続き加療を続けるそうです。
「めまいを治そうとしなきゃいいんだよ」
これは、師匠が私に言った言葉です。
めまい、という症状が起こると、どうしてもそれをどうにかしようとしますが、そうではなく、遠回りだけれども、確実にバランスを整えること。
「めまいを治そうとするんじゃなくて、○○を○○することですよね?」
と、師匠に聞くと「そう」という答えが返ってきました。
そうです。○○なんです(笑)。
最近の操体の臨床はこの「○○」なんです。
うにゃ?