私はそう思います。
というか、他にお仕事を持っているとか、趣味道楽でやってる方の戯れ言です。
操体関係の小冊子があります。
それに、あるドクターが、若い頃橋本敬三先生に出会い、操体を習ったという話が載っていました。
それには「自分は橋本先生からタダで操体を習ったから、操体を教えるのに銭取るのはサギだと思ってる云々」と、書いてありました。
まあ、同じ業界ということで、臨床に使ってねとカワイイ年下には教えることはありますよ私だって。
へ〜。そしたらワタシもサギですよ(笑)
この方はドクターですから、別に操体やらなくても生活できますよね
まあ、タダで教えてもらったものをタダで教えるにも理がありますが、長期間丁稚奉公したというわけではなく、コツとかポイントなどの要点を教わったのではないでしょうかと思います。
「操体教えるのにお金云々」とか「操体でお金もらっちゃいかん」という人は、
大抵
という方が多いように感じます。
つまり、べつに操体にイノチをかけなくてもいいし、結果を出さなくてもそんなに困らない。
そういう人達に「操体でお金もらっちゃいかん」とは言って欲しくないですよね。
この辺りは、やっているレベルが高い先生方ほど「そうだよね」と言っていただけるかと思います。自然法則の応用貢献だけど、その発掘には時間と手間と努力が入っているんですよ。
数年前の操体の大会でも「操体のボランティアではやっていけない」という若い人からの発言がありました。当然です。
子育てとか生活に一番大変な年代に「操体をボランティアでやれ」なんていうのは、過酷すぎます。
「操体はタダ」とか「安い」というのは、まるで操体が「ブラック企業だ」と公言しているようなものですよ。
海外では、ある程度お金持ちになったら、そうですね、ビル・ゲイツも慈善財団を作っていますよね、社会に還元します。
ノブレス・オブリージュと言います。
日本は稼いでも社会には還元せず、お金が少ない優しい人がボランティアにつぎ込んで家庭崩壊というのもあるわけです。
ボランティアだけしろ、というのは酷です。
★このあたりは、介護とか保育士さんの問題などにも繋がってくるのではないでしょうか。
からは「人様のケアができる」「人生に潤いを与える」という意味も考える必要があります。
それに対価を頂いて何が悪いのですか?人が、自立して生活を営む術を伝授するのに、タダじゃなくちゃいかんのですか?
それは、自分が他の仕事を持っていて、そちらで十分潤っているからのお話ではありませんか??
今後「操体でちゃんと生業が立つ」というシステムを作っていかないと
- 健康体操になる
- ボランティアで生活破綻
になります。
また、橋本先生が「タダで治療していた」というのでしたら、話は早いですが、それは違いますよね。
それも、途中からは自費治療です。
初診料3000円。治療費2,000円(県内)今の貨幣価値だと初診料含めて10,000円くらいです。
公務員はタダでも来なかったそうですし。
ちゃんとお仕事をして、対価を頂いていたワケです。