はい、1月13日に行ってきました。この大回顧展は、当日券もあればありますが、事前に日時指定券を買っていったほうが懸命です。
また、ヘッドホンを装着して音を聞くので、世界に浸りたい人にはぴったりです。
よくある美術展などのように、「黙ってりゃいいのにウンチクをたれる輩」の邪魔は一切ありません。一人でボウイの世界に浸ってください。
場所は、天王洲アイルか、品川からバスで。
モノレールで羽田にいくときは通るけど、天王洲アイルで降りたのは初めてかもしれません。。
会場は「倉庫」です。
一階にカフェと売店とチケット売り場があります(当日券)。
展示場所は五階ですが、五階にはトイレがないので一階で行っとけ!と言われます。
★ボウイ・カー
私は小3からロックや洋楽を聴いていたガキだったので、ボウイは勿論知っていました。でもQueenとかKISSがメインだったので、ボウイはちょっとお兄さん?みたいな感じ。
グラム時代からちょっと間を置いて、80年代はブリティッシュ・インベンションと言って、Wham!(R.I.P.ジョージ・マイケル)とか、Duran DuranとかCulture Clubとか、イギリスのポップスターがアメリカを始め世界中でヒットを飛ばした時期がありました。
私はDuran DuranとかThe Cureが好きなんですが、Duran Duranなんかは、ボウイの影響受けまくりだし、更に今、The CureのPVとか見ると、なんだかボウイっぽいし、
ブリティッシュ・インベンションの最後には、ボウイの"Let's
Dance"が売れたので、日本でも「グラムロックなんて知らない」という輩までが、ダブルの肩幅の広いスーツを着たボウイ人気に火が付いたわけです。
横浜アリーナにボウイの日本公演を見に行きましたっけよ。
そして、映画好きだった私は、昔の東京12チャンネルで昼間とかたまに何故か「地球に落ちてきた男」とか見ていました。
そして「戦場のメリークリスマス」は、映画館で3回観ました。
さいごのたけしの台詞は泣けるよね~。
あれは本当にいい映画です。
ちなみに、回顧展の中で、ビートたけしと坂本龍一がそれぞれ「ボウイを語る」コーナーがあるのだけれど、坂本龍一をボウイが抱擁する、衝撃のシーン、映像がなんだか「カクカク」ってなるのだが、あれは実は故意にやっているのではなく、機械の事故だったそうです。事故があの名シーンを作ったワケですね。
展示ですが、先にご紹介したように、ヘッドホンを装着します。
展示物に沿った音がきこえます。ボウイの色々な時代の肉声を聞くことができます。
ちなみに、デヴィッド・ジョーンズ、という名前なのですが、当時大人気だったモンキーズに同じ名前のメンバーがいたので、デヴィッド・ボウイ(ボウイナイフのボウイからとった)というのは有名ですね。
しかし、展示を見ていて思ったのは「本当にキレイな人だったんだなああ」ということ。中性的な出で立ちでブレイクした時は、ティーンの女子のみならず、年配のおばちゃまにも人気があったそうです。
まあ、ロックが好きだとか、その手の物が好きな人で「ボウイに影響を受けてない」とかいう人はいないでしょうね。
今度、ソロアルバムを出す(スラッシュやダフ・マッケイガンが参加らしい)、元ラナウェイズのシェリー・カリー。数年前、ダコタ・ファニングとクリステン・スチュアート主演の「The Runaways」という映画がありましたが、シェリーのアイドルはボウイで、学校の演芸会?のようなものに出る際、彼女はブロンドの髪の毛をジギー風にばっさり切り落とし、まゆ毛を剃り落とし、ボウイ風のメイクをしてステージに立つ、というシーンがあります。印象的です。
そして、ジギー・スターダスト、のような「キャラ」を作ったのもボウイです。
KISSが「デーモン」「スターチャイルド」「キャットマン」「スペースマン」という、キャラ(これらは商標登録されているのだ)を作ったのも、ボウイの影響かなと思います。
今回の大回顧展では、本当に多くの衣裳が展示されていましたが、やはり有名なのが、山本寛斎のデザインによるもの。会場では寛斎氏のインタビュー映像もじっくり鑑賞することができます。
私がボウイの曲で好きなのを上げよと言われたら、
ですが、この、ピエロの衣装も展示されていました。すごく凝っていました。
China Girl - David Bowie (with lyrics)
そしてこの"China Girl"も好きですが、Iggy Popのはもうちょっとなんだかもの悲しいんですが、ボウイのはなんだか明るい。
そして"Fame”。この曲は初期のDuran Duranがカバーしてましたし、Youtubeなどをみると、ジョージ・マイケルのカバーもありますね。
最後の部屋は、部屋自体が大きなステージのようになっていて、"The Jean Genie"のライブ映像が流れます。おびただしい数のステージ衣装が並び、会場が「倉庫」ならではの圧倒の展示スペース。座って音の洪水にひたっていました。
・チケットを買ってから行こう
・一人で行こう(二人以上で行っても、出口待ち合わせにしよう)
Queen & Annie Lennox & David Bowie - Under Pressure - HD
そして最後にこれをご紹介します。
フレディ・マーキュリーの追悼ライブで、アニー・レノックスと”Under Pressure”をデュエットしたボウイの姿です。