昨日から、東京操体フォーラム実行委員ブログ にて私が担当する一週間が始まりました。よろしければお読み下さいね。 今日二日目は「シーラカンス」です。
来週は三浦寛先生の担当ですよん。
さてさて、昨年から続く「ボヘミアン・ラプソディー」に始まる、70年代ロックの再興ですが、長いこと絶版になっていたこの本が、復刊ドットコムで復刊しました。
T本君が師匠に持ってきてくれたのを、3時間で読破(師匠、先に読んじゃってすみません笑)。
- 作者: ジムハットン,Jim Hutton,島田陽子
- 出版社/メーカー: ロッキングオン
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 単行本
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★こちら、復刊ドットコムで出ましたが、売り切れてます!
著者は、映画にも登場するマリオなイケメン、ジム・ハットンさん(なぜかさん付け)です。
実質的にフレディと7年一緒に住み、最後を見取った恋人(フレディは文中でジムさんを「マイ・ハズバンド」と呼んでます)の、手記です。
映画では、パーティの片付けをしに来た(ケータリング会社の人か?)として描かれていますが、実際の彼は美容師で、フレディと出会ったのもゲイ・クラブだったそうですが、芸能関係に疎かったので、最初はフレディが誰だか知らなかったそうです(そんなもんですな)。
ケンカしては仲直り、ケンカしては仲直りとか、フレディの浪費癖とか、日本に来て買物しまくった時はホテルオークラのスイートに泊まったとか、ロックスターとしてのフレディの姿も興味深いですが、フレディの最後の日々、愛する人が日に日に弱っていく姿を見ていく、また、あまりにもあっけない死の瞬間などは本当に近くにいた彼だからこそ書けたのでしょう。
ちなみに、メアリーはジムに対して結構冷たい仕打ちをしています。
フレディの死後、フレディの愛猫のどの子かを欲しいを言うジムにはノーといい、ジムはじめマネージャ役や料理人など側にいた三人を家から追い出し、鍵を全部付け替えるとか(メアリーにも言い分あると思いますが)、まあ、人がいれば色々なドラマがあるようです。
映画では、ライブエイドの後は描かれていませんが、それで良かったかな、と思っています。
なお、最後にジムがある人から「ただの庭師だと思っていてすまない」と言われるシーンがあります(実際に庭師をしていた)。フレディは表向きにはゲイであることを公表していなかったからです。
ちなみに、ジムはジョン・ディーコンを「いいやつだ」と言っています。それは、ジョンが初期のクイーンにおいて会計係やその他のマネジメントをやっており、ジョンの定番ジョークが「ボクはただのベーシストだから(マネージャや会計係じゃないって笑)」だったそうです。
そういえば、フレディはジョン・ディーコンともウワサがありましたが、ジョンとかジムのように、物静かで優しい感じが好きだったのかなとか思ったりします。
★ちなみに「ボ・ラプ」ではジョン・ディーコンを演じたジョー・マッゼロ(子役で「ジュラシック・パーク」に出てたらしい)が凄いと思ってます。
ベン・ハーディ(ロジャー役)が「イケメンだ」と話題になってるようですが、確かに彼も素敵ですが、ホンモノのロジャーも美しかった(イケメンというよりも美しかった)のですた!