2019年もそろそろ四分の三が終わろうとしています。
夏に「ハッピー・デス・ディ」(映画)を見てから何を観たか、メモとして書いておきます。
これは、抱っこされてるシンバがうちの猫に似てる(笑)というだけで萌え(笑)。
最近のCGはとんでもなく凄いですね。私は当然ながら字幕を観ましたが、幼稚園の息子がいる友人はどうしても息子が「吹き替え」だというので、ビヨンセの歌声を聞き損ねたそうです。
そして、エルトンの伝記映画です。この映画には「ボヘ」にも出てきたクィーンのマネージャ(ジョン・リード)が、エルトンの恋人として登場(人物像が全然違う)。また、エルトン役が「キングスマン」のエグジー役のタロン・エガートンです。
もう一度観ようと思ったら終わってました。。名作です。エルトンの子役がすごく可愛い。そして最後は感涙。
そして、タランティーノの新作。ブラピとレオというすごい組み合わせに、シャロン・テート役にマーゴッド・ロビーという役どころ。これは、タラ好きか、映画も史実と同じじゃなきゃイヤだとか、意味もない(そうでもないと思うんだけど)、例えばドッグフードの缶をえんえんと開けるシーンとか、ブルース・リーの扱い(ブラピにぶん殴られる)が悪いとか、色々あるかもしれないけれど、幸せに満ちたシャロン(マーゴット・ロビー)の演技が余りにも眩しい映画でした。
そして、劇場版で観てしまった「おっさんずラブ」笑。テレビは密林プライムで観たんですが「昭和元禄落語心中」くらい面白かった。水曜の映画館は女子で満員(笑)で爆笑の渦でした。愛は人生に必要です(笑)
そして、名作「ブレードランナー」のファイナルカットが二週間限定でIMAX上映と聞いて、行ってきました。当然ながら昨年の「ブレードランナー2049」も観ていますが、こちら、多分ビデオでは10回以上観てます。が、映画館では多分観てないはず。というわけで、IMAXならば!と。
今年7月、レプリカントのリーダー、ロイを演じたルドガー・ハウアーの逝去の知らせもありましたが、IMAXの美しい画面での、最後のラストシーン、ロイが白い鳩を空に放った後、レプリカントとしての生涯を終えるというところは、本当に美しいシーンでした。また、画面の細かいシーンもよく見えて、ファンとしては大満足でした。
いや~、名作です。
そして「ダイナー」に続く蜷川実花監督作品。私自身蜷川実花さんの監督作品は全部観てます。写真も好きです。あの色彩感覚がダメだという人もいるようですが、私はあの色が好きです。しかし小栗旬って何でもやるよね。今回は希代のモテ男、太宰治を演じてます。
最初のシーンは、心中して太宰は生き延び、女だけ死んだという事件のシーンから。
作家が集うBarのママを壇密が演じていたり(すごくキレイ)、沢尻エリカ演ずる元令嬢が住む(多分)小田原の桜の場面や、エリカの衣装などは溜息が出るほど美しいです。
結局、本妻は太宰が心中して「平穏な日々」を取り戻し、小田原の愛人は太宰の血を引く女の子を得て、最後の愛人は一緒に死ぬことで、望みが叶うというか、エンディングを迎えます。
もう「目が満足」という感じでした。良かったです。
さて、読書日記ですが、
長いこと愛読していた「うらめしや」が遂に完結。
江戸時代の終わりとともに、お妖と京の魔神の戦いが終わりを告げます。
長いこと愛読していましたが、これは本当に仏教ありの妖怪ありの陰陽道ありの、盛りだくさんの素晴らしい絵巻でした。また最初から読み直そうと思います。
登場人物が勢揃いしての大団円。そしてこれが、大正時代に続くのが
お妖の曾孫にあたる「かごめ」が登場する外伝。
ああ、こうやって繋がっていたんだ!と感涙です。。。
さて、江戸時代と言えば、ということで、また読み直したのが
「大奥」です。
三代将軍家光の時代に、赤疱瘡という男子だけが罹る奇病により、将軍も亡くなります。そこで、春日局などが暗躍し、将軍に女子を立てるということになるのです。
将軍が男女入れ替わるという斬新なアイディアで描かれた徳川絵巻です。
映画にもなりましたが、あれは吉宗公の話ですね。これは、全部読むと、徳川250年の歴史がほぼ把握できます。
最新刊17巻では、家茂と和宮の話が続きます。京からやってきた和宮は、女だったという話です。史実とフィクションが入り交じっていますが、読ませます。
そして「鬼灯の冷徹」も29巻になりました。
一巻刊行当時から読んでいますが、相変わらずサブの登場人物が面白い。
今回の表紙はタヌキの信楽太夫です。凶霊のアメリカ令嬢とハロウィンなど、勉強になります!
そして、一巻だけ読んでたのですが、全部読みました。
名作と噂に高い「ミステリと言う勿れ」です。
もじゃもじゃヘアでカレー好きの「整(ととのう)」君が事件に巻き込まれながらも事件を解決していくというお話。どの話にも通じていることですが「女だから」ということで、押さえつけられていたり、虐待されていた子どもなど「虐げられていたもの」にスポットが当たっています。犯人にもそれなりの理由があったりします。
親に虐待された子どもが「天使」に頼んで家に火をつけてもらう話や、整君が殺人犯に疑われる話、鬼の伝説が伝わる家系の話など、ミステリです。
不思議な読後感です。私は田村由美さんの作品は結構好きで読んでいるのですが、ここまで人間の心理に深く踏み込んだ作品は珍しいかもしれません。
1+1=2みたいに、白黒はっきりつけて勧善懲悪はっきりしろ!という感じではありませんので、人間の心理を深く考えるチャンスになります。
映画化されるかもしれません。
なお、マンガばかり読んでいたわけではなく、普通の本?も読んでます。それはまた。