往診で足趾の操法を行っていました。
被験者は女性。足にひどいかぶれが出来ており、歩行が辛く、一時は皮膚移植も考えたほうがよいと医師から言われていたそうです。
現在は、疲れると直角に下を向いてしまう首もしっかり保てるようになり、傷も大分小さくなり、皮膚移植の必要もなくなりましたが、膝の痛みなどはありますので、定期的にメンテナンスをしています。
週一回〜二回のペースで、一年近く診せて頂いていますが、当然ながら、お医者様のケアも受けながらの操体です。
膝から足の甲まで包帯で覆われているので、メインは足趾の操法や、渦状波になります。
最近は「受けている途中自分では意識していないのに、勝手に足が動く」ことがたまに起こります。特に「趾廻し(あしゆびまわし)」の時に頻発するようです。
今回、左足の足指をゆっくりじっくり回していたところ、つま先が内側を向いてきて、膝の辺りで「コキン!」といういい音がしました。
『入りました〜!』という音です。
「今、音がしましたが、大丈夫ですか?」と聞くと
「足が勝手に動きましたね。全然痛くないですよ」
とのこと。
今はよくわかっていらっしゃるので
「からだが自分で治してるんですねぇ」