操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

セルフケアの操法もリニューアルします。

常に操体の先導者であるのが、我らが師匠、三浦寛先生です。

常にアップデートしているのです。

 

1999年10月10日、全国操体バランス運動研究会の東京大会が、早稲田の井深記念講堂で開催されました。

 

その際の実行委員長が私のお師匠、三浦寛先生だったわけです。

 

その日に出たのがこの本です。

 あれから約20年経ちましたが、操体も変わりました。

 

当時は「皮膚だぁ??」と言っていたコンサバな操体関係者も「皮膚の操体」とか言うようになってきたし(20年の歳月はすごいですね)。

 

2004年に「操体法入門」で全身形態の連動が発表されたとき、反応したのはむしろスポーツ業界の方で、操体関係者はあまり見向きもしなかったのです。

それは「連動は患者によってみんな違う」と思っていたから。

しかし「ボディに歪みがなく自然体であれば、連動にはルールがあり、患者の連動が異なるのは、ボディに歪みがあるからである」というセオリーが伝わるにつれ、コンサバな操体関係者も「連動」という言葉を使ったりするようになりました。

 

また「目線」の話を最初にしたのも三浦先生ですが、最近では「イサキ」などでも、普通に「目線」の話が出てくるので「世の中変わったわ」と思う次第です。

 

そして、我々は、多分今後歴史の教科書に載るであろう年を生きています。

2020年は世界的にコロナウイルスによって起こる新型肺炎によって、様々な局面で打撃と変化を受けました。

 

実は、操体も「第五分析」が登場してから(未だ公にはなっていませんが、我々はすでに臨床や個人レッスンなどで指導しています)、変わりました。

 

楽が快に変わった時も「これがパラダイムシフト」だと思ったものですが、それ以上の変化です。

 

最初に第五分析のセオリーを聞いたとき(実は第四もすごいんですが)、聞いていたメンバーは「えっ」と、と耳を疑いました。

 

まあ、驚いた時の後は「わかりました」と師匠についていく人と、「ダメです。もうついていけません」という人に分かれます。

 

第四分析についていけなくて去って行った人はいましたが、第五分析を聞いても、驚く人はいても、去る人はいませんでした。そうです。第四分析がの後ですから。

 

 

というわけで、今までの本に載っていたセルフケアの操法も、書き直しが必要だよね、ということで、今現在チェック中です。

 

よりシンプルに、より的を絞ったものをご紹介予定です。