操体法を自分でやる場合、最初は「きもちいい」とか「快」とかは考えなくて大丈夫です。
何事もそうですが、最初は「型」です。
目的は「型」を体得することなので「きもちのよさ」とか「快」はおいといて下さい。
これ重要です。
そしてその前に、自分のからだのパーツを改めてチェックしましょう。
母趾球に意識をおけますか?
左手手首の小指側(尺骨側)にある、ぽこっと出た丸い骨がありますね。
これは「茎状突起(けいじょうとっき)」と言いますが、この骨に意識がおけますか?
この他にも、いくつか「意識をおいてみよう」的なところがあります。
そしてもうひとつ。
みなさん、動かす速度が早すぎるのです。
操体法のセルフケアには、基本的に「瞬間脱力」は不要だと思って下さい。
こう言うと「万病を治せる妙療法」の愛読者は驚くかもしれませんが、瞬間脱力しなくていいです。
イメージで言えば、太極拳の二倍の遅さくらいです。または、水平に前方に上げた手を肩のほうに向かって90度動かした時、10秒くらいのスピードです。
かなりゆっくりではないかと思います。
この辺りに慣れてからだと、スムースです。