去年の春のフォーラムから、ネット配信に切り替えました。
非常事態宣言が出た時、仕方ないので借りていた会場をキャンセルすることになり、手探りでやったことを思い出します。
あれから一年、毎月の「東京操体フォーラム実行委員勉強会」も、仕事の関係などで三茶に参集できないメンバーは、zoomで参加しています。
二年前ならば「絶対web会議なんて縁がないだろう人」も、web会議やってますし、私も大学でのweb講義の手伝いとか、大規模会議やシンポのお手伝いとかを結構こなしたので、まあ普通?にこなせるようになりました。
それはさておき、4月29日(木)昭和の日、2021年春季東京操体フォーラムを開催致します’(webで)。
テーマは秋に引き続き「操体法クロニクルズ セルフケア」関係です。呼吸についてもやります。
最近、私のところも「操体法の施術+ベーシック講習」に参加される方が増えており(こちらは、自力自動のセルフケアがメイン)、自分でケアできるところはケアして、免疫力を高めよう(操体法は、これにも一役買います)という機運が高まっているのではと思います。
もともと、操体法がブームになった当初は、仙台の橋本敬三先生のところに「医者から見放されたような患者さん」が来ていました。
ところが、それがいつからか「操体は自分でできる体操みたいなもの」という認識も持たれるようになっています。
これ、変ですよね。
・医者に見放された人が操体法を求めて仙台に来ていた(医師が関与する治療)
・しかし、現在操体法を健康体操とか養生法として見ている人もいる(養生法)
そんな、医者に見放されたような人が、自分でできる養生法をやってみて、治る、というのは普通に考えられませんし、もしそれが本当ならば、
操体法はもっとポピュラーになっているはずです。
この辺りのカラクリですが、
「専門家が、セルフケアできるようになるまで、ヘルプする」(専門家による)
「セルフケアできるようになったらセルフケアに」(自力自動のケア)
という、二段階がごっちゃになっているんです。
そして「正體術」の本にも書いてありますが、
- 自分でもできます
- しかし、それは、専門家に骨格の歪みを全て正して貰ってから
このように書かれています。
これは、操体法にも当てはまります。
- 自分でもできます
- しかし、まずは専門家にボディの歪みを調整してもらってから
- なお、もともと健康で、問題がない人は、自力自動のセルフケアで、健康維持増進が保てます
ということですね。
つまりは、健康の度合いが40パーセントを切っているような方は、まずプロのケアを受けて、セルフケア(自力自療)ができるくらいになってから
なのです。
しかし、とは行ってもこのご時世、なかなか遠方まで足を運べません。
そこで「健康の度合いが低い方でも、負担なくできるような、セルフケアの補助になること」を、フォーラムでご紹介しようという次第です。
どうぞおたのしみに。
お申込期日が過ぎても、私にメール下されば何とかなるかもしれませんよ??
(私が事務局長なのです)