嬉しいニュースです。この記事は「こども新聞」の記事なのですが、説明がわかりやすくて有難いですね。
東京大学大学院教授の宮崎徹さん(病態医科学)たちが開発しているのは、「AIM」というたんぱく質の薬です。
AIMは、宮崎さんが1999年に見つけました。人間や動物の血液の中にあり、腎臓にたまったごみをかたづける役割を担います。人工的に育てた細胞にAIMを作らせ、純度の高いものを取り出して薬にします。
こちらが、コロナで研究資金を出してくれていた会社からの資金提供がなくなり、研究が滞ってしまったのですが、後掲の時事通信のニュースで、一般の方からの寄付があつまりました。
このような研究は、大抵企業からの寄付金や、国からの補助金で行われており、宮崎教授も、一般の方からの寄付は募っていなかったそうですが、今回、日本中の猫好きが「猫の腎臓病の薬の研究に寄付しよう」と、立ち上がったわけです。
★私も大学でちょっと仕事をしているので、よくわかりますが、大学の先生の一番の仕事は、研究よりも?研究費をどうやって集めるか、ということなんですよね。
寄付のおかげで研究は再開のめどが立ちました。これから治験薬を作り、治験を経てから農林水産省の審査を受けます。うまくいけば2023年末ごろに発売される見通しです。薬は注射するものになります。
こちら、もともとはこの記事から始まったんですね。
というわけで、帯を養老先生が書いていらっしゃいますが「猫が30歳まで生きる日」です。