操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体法を自分で(セルフケア)するベストな方法。

こんにちは。

TEI-ZAN操体医科学研究所の畠山裕美です。

気候が妙ですが(妙としか言いようがない)皆さんお元気でしょうか。

 

4月29日の東京操体フォーラムでは、セルフケアから、第一分析からD1'から、実技を色々お見せする予定です。

 

前回もかなり実技をお見せしましたが、やっぱり操体法は実技です。

実技はやる方も実はたのしいのです。

 

開催案内 | 2024年春季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

www.tokyo-sotai.com

 

特に「万病を治せる妙療法」に出てくるような動診操法、実際、操者はどのようなスタンスをとっているのか(実はこれが大事)、とか「実際に臨床(治療)で行っているもの」をやってみたいなと思っています。

 

例えば、操体法と言えば、仰臥膝二分の一屈曲位で、膝窩に圧痛硬結のあるほうの、足関節(足指の関節)を反らせて、脱力させるものがあります。

 

同じような姿勢で膝を左右に傾倒(倒す)ものもありますが、操者のポジションや、足背とか膝へのアプローチの仕方(どこにどのように触れるか)と、操者のからだの使い方、動かし方は「万病」の本には書かれていません。

 

そうなんです。1番大事なことが書かれていないんですよ。

なので、皆さん今まで、想像を働かせて色々工夫してきたと思うのですが、それをずっと見ていたのが、三浦寛先生です。

 

想像妄想するよりも、実際にみて来た人の話を聞く方が早いんです。

 

たまにいるんですが「操体のセルフケアをやるのなら、最初に操体のプロの施術を受けてみて、それからやると早いですよ」という話をすると

「いえ、私は本を見て一人でマスターします」という方。

 

なお、農●協の方は「操体をやってみてもきもちよさがわからない」と仰っていたので(そもそもあそこから出ている本は、キモチヨサ以前の操体の本なので、あれをみてやってみて「きもちよさがわからない」というのは当たり前なんですが)

 

丁度「うかたま」の原稿を書いていた時で、三茶のターミナルビルに何人かいらっしゃっていたのですが、その中のお一人に、

 

「一度受けていただければきもちのよさ」というのを体感できると思いますが、どうでしょう」と聞いたところ

「いえ、私は本を読んできもちのよさを体感します」と断られました。

 

というか、御社から出ている本は「操体は快である」以前の本(つまり楽か辛いかの第一分析)なので、きもちのよさに到達は無理であろう。。。と思いました。

 

というわけで、世の中には「楽か辛いかの第一分析の操体法の本を読んで、きもちのよさを聞き分け味わうという第二分析の操体の効果を求める」という方が一定数いることがわかりました。

 

というか、これ、申しわけないですが、不毛です。

 

また「きもちのよさ」が体感できないので「きもちよさをさがす」という誤った方向に行く。。。。という筋道ができているのです。

 

 

というわけで、もし、操体法を自分でやってみたい。セルフケアしたい。というのであれば、

 

1.あなたの愁訴が、セルフケアできる状態にあるのかということを確認する必要があります。

 

我々操体のプロの役目は「セルフケアできる健康の度合いにまで持っていく」ことでもあります。

 

あまりに、例えば健康度が40くらいなら、60くらいまでに引き上げるお手伝いをします。

 

そこまで健康度を引っ張っていって「もうセルフケアでも大丈夫ですよ」となれば、セルフケアに切り替えるのです。

 

なお「きもちの良さっていうのがわからない」という方も結構いらっしゃいますが、

大丈夫です。

そのために「足趾の操法®」とかあるわけなんです。

「左脳とばし」(感覚優位に持っていく)という秘技もありますが、これは、かなりの確率で、質の高い快を味わうことができます。

(なお、これは残念ながら自分でやっても質の高い快は味わえません)

 

これで「快」を味わう感覚を体感していただくのと、セルフケアの時はどのようにすれば良いのかなどもお伝えできます。

 

なお、これも何度も書いていますが「万病」などに掲載されている動診操法は「操者と被験者(患者)」二人で行うものです。

「ひとりで操体法」というのも出ていますが、あれは「二人でやっているものを一人でやっているだけ」なので、操者がいる場合の「介助補助」による「運動充実感」がありません。

 

一人で行う場合には、やはりコツがあるのです。

 

というわけで、操体を自分でやってみたいのであれば、まずは受けてみることをお勧めします。

 

ただ「快適感覚を聞き分け、味わう」という第二分析以降を体験するには、2000年以降に操体法東京研究会操体を修めた先生に受けてください。

はい、私でも大丈夫ですよ(笑)

 

というか「第二分析」以降を習えるのは、操体法東京研究会しかないからなんです。

 

そして操体の施術と、セルフケアの個人レッスンが一緒になっているのがこちらです。

 

当方では2002年からやっていますが、1番人気です。

これを受けてから本格的に「操体法東京研究会」で受講を決意したという方も多いんです。

 

個人レッスンなので、ご要望に細かくお答え致します。

 

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