操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

タイ・ラーンナー癒し祭

10月13日(月)体育の日、標記お祭りが開催されます。

入場無料です

 

三浦寛は15:40~16:15分、操体法についての講義を行います。

わたくしも会場をうろうろしている予定です。
もしお会いしたら声をかけて下さいね

 

日時:平成26年10月13日体育の日(祝・月)
10時~19時(12時10分~13時は昼休み)

場所:スクエア荏原1階イベントホール
目黒線武蔵小山駅、池上線戸越銀座駅下車徒歩10分)
費用:入場無料(健康法体験無料)、ただし治療の体験は1回30分2000円,ミニ講座1回1000円

主催:日本タイマッサージ協会03-3783-0186
info@thaimassage.jp
共催:ワイワイタイランドwww.waiwaithailand.jp
問合せ:日本タイマッサージ協

Tel&Fax 03-3783-0186
協力:島津接骨院、太極治療院、太極治療院多摩分院、治療院田中、 日本ルースィーダットン協会、日本フォンジューン協会、社団法人 日本アロマ環境協会・Sou's Club、アジアンブリーズ、その他

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2014年秋季東京操体フォーラムに寄せて

2014年秋季フォーラム(速報) « 東京操体フォーラム

操体進化論。

第一分析から第二分析。そして第三分析から第四分析。

第一分析から第四分析まで。
これらを一同にご紹介できるのは、東京操体フォーラムのみです。

この進化を目の当たりにし、
それぞれの違いを知ることは、

からだの歪みを正したい
姿勢をよくしたい
操体を体験してみたい
操体に興味がある。自分でやってみたい
本を読んでもわからない
現在操体を勉強中である。あるいは勉強したい
現在、手技療法をやっており、操体も取り入れている
操体の臨床的効果をあげたい
「楽」と「快」の違いをクリアにしたい

これらの課題に答えが出ること。

操体は体系づけられてはいるが、確立されたわけではない。若い人に託す。
操体の創始者、橋本敬三先生の言葉です。

橋本先生ご自身も、その長い医師としてのキャリアの中で、操体をバージョンアップさせ、進化させていきました。

 

今回の東京操体フォーラムでは、
操体がどのように進化していったのか、時系列でご紹介致します。

 

楽な方に動かして瞬間脱力する、楽への問いかけから(第一分析)
一つ一つの動きに快適感覚の有無を問いかけるものへの変化(第二分析)
楽への問いかけと快への問いかけは、異なります。

また、動けない、急性期の症状疾患を有するクライアントに対して生まれたのが
刺激にならない皮膚へのアプローチ(渦状波®)です(第三分析)

 

近年、皮膚への刺激を用いた類似のものをみることがありますが、渦状波®は全く違うものです。

そして、まだ謎に包まれた箇所が多い第四分析。

般若身経。

般若心経ではありません。身体運動の法則(からだの使い方、動かし方)を、世界で一番短い経典、般若身経になぞらえたものです。
これも,初期の「中心集約運動」からバージョンアップを重ねています。
今回は改めて「自然体立位」から、腰、拇趾球、膝の3つのポイントから操体の進化をたどってゆきます。
特に「膝をゆるめる」というステップの登場で、般若身経の自体が大きく変わりました。

どう変わったのでしょうか?

よりシンプルに、からだにやさしい進化。

初心者だけど大丈夫ですか?とうお問い合わせを受けますが、
大丈夫です。会場に待機している東京操体フォーラム実行委員がサポート致します。

第一分析から第四分析まで。
これらを一同にご紹介できるのは、東京操体フォーラムのみです。

 

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操体はリベラルアーツだ!

ISIS編集学校」をご存じですか?
松岡正剛先生が校長をつとめるweb上の学校です。
実は東京操体フォーラムとは深いご縁があります。
そして理事長、三浦寛が「操体は編集だ」と言うのも本当なのです。

例えば、畠山裕海はISIS編集学校の師範代経験者ですし、
山口最高顧問も、岡村郁生賢人も編集学校の「守」を終えています。

また、フォーラム相談役の太田剛先生は、松岡正剛氏と長らく一緒に仕事をなさっていらっしゃいました。

そして、今回のゲスト講師、新部健太郎氏もISIS編集学校の卒業生です。

新部氏と三浦寛の出会いは、2014年の6月、三浦が小学校から高校時代を過ごした福岡市の中洲。
松岡正剛氏のトークショウ「読書の官能」でした。
元ストリップ劇場を改造したクラブのステージ横、
螺旋階段から妖しく舞いつつ降りてきたのが新部氏だったのです。

リベラルアーツとは、大まかに言えば「教養」を指します。

操体のことを「操体法」と呼ぶことがあります。
操体法」とは、橋本敬三医師が臨床の中で行ってきたことを指しています。
そしてこれは「方法」の「法」はなく「自然法則」の「法」のことです。
一方操体とは、息食動想+環境のバランスや、
橋本敬三の生命観、死生観などの橋本哲学を含むものを指しています。

つまり「操体法」は、「操体」のほんの一部にすぎません。

橋本敬三医師が若い頃心を寄せながら一生入信はしなかったキリスト教
白樺派のメンバーとして参加した同人誌「あだむ」での執筆活動。
シベリア拘留時に触れた社会主義思想から、
日本の陰陽弁証法の素晴らしさへの気づき。
壮年期以降に思いを寄せた神代文字。相似象。カタカムナ
独特の死生観と生命観。救いと報い。

今回22日のプログラムでは、操体に関連する様々な「教養」をご紹介致します。
相似象、易、九星気学、経絡、宗教、武術などをじっくりお楽しみ下さい。

 

東京操体フォーラム 理事 事務局
一般社団法人日本操体指導者協会 代表理事
畠山裕海(はたけやまひろみ)

 

瑞鳳殿・大崎八幡・青葉神社 その3

仙台にはよく行くわりには、何故か何時も行き損ねていたのが
青葉神社

ここは何と、片倉家の子孫が代々宮司さんを勤めており、
お祀りしてあるのは政宗公です。

行かなきゃダメでしょ!

というのは、「るーぷる」のルートに入っていないから(こら〜っ!)
しか〜し、今回はどうしても行ってみたくなり、大崎八幡からまたもや
「るーぷる」に乗り、仙台メディアテーク前で降りました。

ちなみにメディアテークの反対側のピンクのビルの奥に「温古堂」があります。
操体の父」ということで、橋本敬三先生のブロンズ像と、
有名な?火鉢が飾ってあります。

さて、メディアテークからちょっと歩くと、地下鉄の駅があります。
「勾当台」から北仙台まで地下鉄に乗りました。
あとはNAVITIMEさんにお任せ。

歩いているうちに蚊にさされ、小高い丘を登っていくと

ありました。

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青葉神社

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さすが。片倉小十郎ののぼり。
猫に「小十郎」という名前を付けた私です・・_

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小十郎と言えば、伊達成実(しげざね)だろ!ということで
成実公ののぼり。マニアはウハウハです。

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そしてこれがお手水。
兜をもった政宗公。できたのが結構最近のようで、
渡辺謙さんに似ている(萌え)。

小さいレプリカがあったら

絶対買う!!

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政宗公の家臣を祀ってあるところ。横は小さな池になっていて
なかなかいい感じ。

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社務所にいたお兄さんは、多分片倉家の方?

青葉神社、非常に相性がいい場所だと感じました。

ここでも、私の同志達へのご加護を祈念。

片倉小十郎の「のぼり」が欲しい私でした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

瑞鳳殿・大崎八幡・青葉神社 その2

宮城県には国宝が二つあります。

本当は1931年(昭和6年)に、瑞鳳殿も国宝に指定されていたのですが、
残念ながら昭和20年7月10日の仙台空襲で焼失してしまいました。
今あるのは復元版です。

その一つは、松島瑞巌寺。そしてもう一つが大崎八幡です。
正式には「大崎八幡宮」と言いますが、地元でも「大崎八幡」と聞きます。

駅からはちょっと遠いです。

バスかタクシーでしょうか。

私はいつも「るーぷる」を使います。仙台を循環している観光バスです。
レトロな車体のバスです。
るーぷるは「瑞鳳殿」「仙台市博物館」「仙台城址跡」とか「美術館」とか「大崎八幡」、温古堂がある「定禅寺通り」の「メディアテーク前」とかに止まります。一日乗車券を買うと、瑞鳳殿や博物館では入場料割引、大崎八幡ではなんと、美麗な絵はがきをいただけます(うちには大崎八幡の絵はがきがたくさんあります・・)。

それにしても、宮城の国宝って、政宗公関係ばかりですね。すばらしい。

 

大崎八幡は、戦勝の神様として有名です。

今年はアレですが、楽天が優勝した時は、N監督も
石段を登って勝利を祈願したそうです。

また、お正月の「はだか祭」でも有名です(行ったことなしです)。

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この社殿は日本最古の「桃山建築」。
秋の大祭の後だったので、片付けのトラックが止まっていました。
拝観できませんが、中には名人、左甚五郎作の彫刻もあるそうです。

写真は展示してあります。猫の像です。
眠り猫といい、左さんは猫が好きだったんでしょうか。

ちなみに、政宗公の側室、長子(宇和島藩主)のご母堂、
飯坂の局の愛称は「猫御前」と言いました。

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こちらは古い門。

ここでは

東京操体フォーラムと、フォーラムの仲間へのご加護を祈願してきました。

美しい本殿は一見の価値ありです。

清々しい,男性的なパワーを感じる場所です

 

瑞鳳殿・大崎八幡・青葉神社 その1

私の両親の兄弟姉妹親類縁者の8割は宮城県
気仙沼市と仙台に住んでいます。

橋本敬三先生(橋本家)のお墓がある葛岡霊園には、
若くして亡くなった叔父とか、親類が何人かお世話になっています。

私は子供の頃から何故か仙台が好きで、今でも十分好きなんですが、

伊集院静さんみたいに、仙台に住むってのはどうだ?とか
一月のうち一週間位は仙台っていうのはどうだ?とか

アホなことを考えることがあります(笑)。

我が家から東京駅までは徒歩も含めて30分かかりません。
そこで「はやぶさ」とか乗っちゃうと、2時間ちょっとで仙台に着きます。

というわけで、今回は

新しい編成となった東京操体フォーラム
実行委員面々の御加護を祈念するために

(もっともらしく理由をつけてみました)

仙台に行って来ました。

まずは、必ず参拝する「瑞鳳殿」。

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瑞鳳殿

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門の外から霊廟(瑞鳳殿)をみたところ。

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涅槃門を階段の上から見たところ。

今更説明はいらないと思っているのは私だけかもしれませんが、
ここは仙台藩祖、伊達政宗公の墓所です。
この近くには、政宗公から数えて三代の伊達家当主の墓所があります。
昭和20年の空襲で焼けてしまいましたが、復元されました。
本来は木造でしたが、現在は鉄筋製だそうです。

桃山様式の華麗な建物です。横には資料館があり、
政宗公の墓所の発掘調査の模様を収めたビデオが流されています。

長くなるので端折りますが、
ここは政宗公自身が「墓はここに」と、自ら決めたところです。
経ヶ峯といいます。

ちなみに政宗公は独眼で有名ですが、
政宗公は万海上人の生まれ変わり、という伝説があります。
万海上人も独眼だったのです。

そして後に、経ヶ峯から万海上人のお墓が見つかったのだそうです。

涅槃門を通って石段を登った右手に、万海上人の墓碑があります。

何だか長くなるのでやめておきますが(笑)、
私にとっては非常にこころ安らぎ、パワー溢れる場所です。

 

 

 

 

2014年秋季東京操体フォーラムに向けて

今回、東京操体フォーラムは組織編成を少し変えました。
それぞれのちからを活かしながら、若い衆の活躍の場をつくることができるよう。
実行部隊(タスクフォース)を
先輩の賢人(アドバイザー)や巧者(スペシャリスト)が
支え、なおかつ一般社団法人日本操体指導者協会とのタッグも
ますます強力に、フォーラム運営は勿論、海外での活動、出版、
海外での活動、グッズ販売?まで、色々企画を練っています。

 

秋のテーマは「操体進化論」。

http://www.tokyo-sotai.com/?p=813

ゲスト講師には、福岡から舞踏家・武術家であり易筮家でもあり、
ISIS編集学校関係者でもある新部健太郎氏をお迎えします。


操体も、橋本敬三先生の時代でも進化していました。
例えば、身体運動の法則こと、「般若身経」も、時代によって
少しずつ変わってきています。

その一部分だけ見て
「般若身経って自分が習った時はこうだったから、進化には適応しない」

というのもアリです。

が、私達は基本的に「クライアント(患者様)」のからだにとって
やさしいか?」と考えます。

 

第一分析とか第二分析とか色々つくりやがって、とかいう声も聞かないでは
ありませんが、これは、操者(操体指導者)のエゴではなく

「クライアントのからだにとって、優しいか?効果はあるのか?」
ということを考えているのです。

ですから、もっといい手法、クライアントのからだにやさしく、
いのちを活かすような分析法があれば、操体の原理原則に従って
よりよいものを追求しているのです。

 

というわけで、

操体が「楽な方に動かして瞬間的に脱力する」という、運動分析の第一分析から

「ひとつひとつの動きに快適感覚の有無を確認し(ききわけ)、そのきもちよさを味わう」という、感覚分析の第二分析へ移行する様子を私が紹介します。

私自身、最初は「楽ときもちよさって違うの?」と思っていましたが、
ある日、その違いを体験することができました。

それは、非常にショッキングな出来事であったと同時に、
操体の可能性が一気に何倍にもなったのと、扉が開かれたような感じでした。

この違いを、時系列で体験することによって、操体の進化がわかります。

また、後半の第三分析(皮膚へのアプローチ:渦状波®)、第四分析は、理事長、
操体法東京研究会主宰の三浦寛による解説です。

操体に新たな時代を生みだした、皮膚へのアプローチ。

 

どうぞお楽しみに。

 

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Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である

 2014年9月11日発売となっているが、

Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である (ペンブックス)

Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である (ペンブックス)

 

 私は既に三日前、一足先に拝読した。

三浦寛師匠のところに、メンテナンスで定期的に通っていらっしゃる、
患者様の鑑のようなシマジ先生が、師匠に発売前にサイン入りで下さったのを
早速愉しんだのである。

勿論自分用にも買う予定だ。

タモリ賞賛「圧巻である。本書には悪魔と天使が乱舞している」

前半は、架空のバー、「サロン・ド・シマジ」に様々なお客が訪れる。

私が気に入ったのは、シングルモルトラフロイグ君が自分の生い立ちを語るところ。

開高健さんがやってくるところ(サロンではシングルモルトをストレートで飲んで食道ガンになった人がいるということで、ストレートでは出さない。ちなみに食道ガンになった一人が開高さんである)。

後半は、本当に伊勢丹メンズ館に「サロン・ド・シマジ」ができてからの話になる。

本当に面白いのはここからだ。

というのは、顔見知りの人ばかりが登場するからなのだ。

モリマサさんのグリーンのバッグもこの前実物を見たし、
スタスタさんはうちのフォーラムの最高顧問だったりする。

後半は笑いっぱなしであった。

来年は、現在メールマガジンで連載中の「神々にえこひいきされた男達の物語」が書籍化されると聞いている。これには師匠が登場するので、これまた愉しみである。

 

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 名物、スパイシー・ハイボール