操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体法東京研究会定例講習を受けて.先輩諸氏の声

2010年9月より、操体法東京研究会定例講習が始まります。今回、小松実行委員の原稿を加えました。

東京操体フォーラム 実行委員のプロフィール

■こつこつ学ぶ面白さ
小松広明(京都府(臨床コース、個人レッスン、集中講座)

2007年の冬、三浦寛先生著作の「操体法治療室」を読んで操体を学びたくなった私は、当時京都の美山町で開業していた佐伯実行委員のところに施術を受けに行った。
施術が終わり、これは間違いないと確信した私は、佐伯実行委員にその場で三浦先生に電話してもらい、2008年の春からスタートする臨床コースを単身上京して受講することを決めた。
当時24歳。
今思うと、この時自分でした行動と決断は大正解だったなと思うし、当時の自分に感謝している。 ところで、今では私より後に操体を学びに来る人達に対して「あまり焦らず、じっくり学ぶ姿勢が大事ですよ。」といっている身であるが、私自身も操体を学ぶまでは、何事においても目に見える結果を早く求めるタイプの人間だった。
例によって、臨床コースが始まったばかりの頃は、早く操体法で臨床をしたいと焦っていたものだった。しかし操体を学んでいくにつれて、こつこつ学んでいく面白さを知り、その焦りは次第に消えていった。
その後、9カ月の臨床コースが修了し、さらに学びを深めたくなった私は、個人レッスン、足趾の集中講座を受講した。
この時はとても集中していた時期で、多い時では週に5日操体を学びに三軒茶屋に通う操体浸けの日々で、とても充実した時間を過ごすことができた。
また、操体は臨床のための技術だけに留まらず、息・食・動・想についてもしっかり学ぶため、暇を見つけてはからだを動かしてみたり、呼吸を通してみたりして1人で遊ぶことができる。とどのつまり、ライフワークになってくるのだ。 こうやって地道にこつこつ学んでいくと、自分自身が日々少しずつ変わってくることに気がつくようになってくる。例えば、3カ月前までの自分が、まるで遠い過去の自分の如く思えてきたりするのだ。 これが10年後、20年後、さらにもっと未来の脂がのりにのっている自分というのは、一体どういう状態なのだろうかと想像してみると、愉しみで仕方がない。
こうして操体を学んで以来、自分の将来を思う度に口元が緩んでしまうという現象が私には起こっている。
こんな生き方、最高にリッチだと思いませんか?
操体は、面白いぞ、一生愉しめるぞ」と橋本敬三先生がおっしゃっていた言葉をこれからもかみしめ、存分に味わっていきたいと私は思っている。

操体法研究所 松濤院
京都市東山区松原通大和大路東入る二丁目轆轤町86-8
TEL: 090-4188-7393
e-mail: shyotoin@gmail.com



■みなさんには師匠がいますか?
東京操体フォーラム 顧問 今 昭宏(宮城県

私が三浦師匠(先生)の操体講習会を受講したのは昭和56年から3年間でした。毎月一回仙台から東京の三軒茶屋へ通ったものでした。
講中、「こらーっ、そこぉ!」と私はときどき三浦師匠にしかられたものでした。
しかられるとなぜか嬉しいから不思議です。人生、ほめられたりしかられたりするから楽しいのだ。などとさとりました。みなさんどうぞおもいっきりしかられてみてください。最高に心地良いですよー。
さて三浦師匠の操体講習会は操体法の技術面もさることながら、橋本敬三師匠の「愛」のようなものを教わった気がします。
私はきっと本などを読んだだけではわからない、技術の裏側にある操体の「心」を味わいたかったのかも知れません。
うまく表現できませんが、どんなときも「師匠の心」を感じるということはとても幸せですし、ありがたいものです。

いやー、師匠っていいもんですねー。

操体医学研究所 今 治療室
〒981-3361 宮城県黒川郡富谷町あけの平3丁目15-18
TEL/FAX 022-348-5985
e-mail  a.kon@k7.dion.ne.jp 
URL http://soutai-kon.com/




操体は、自然法則の応用貢献である
中谷之美(埼玉県)(個人レッスン)
私は三浦先生との個人レッスンという形で操体を学んでいます。講習へは操体に関することや、日々の臨床に関する疑問や質問を全部持って向かいます。そして、その1つ1つに三浦先生からアドバイスを頂き、それに沿ったような講習をして頂くこともあります。そういった時間をとって頂けるのが個人レッスンの最も良い点であり、じっくりと操体を学びたいと言う方にはお勧めだと思います。操体自然法則ですから治療法に関係なく応用が利きますので、学んで損はありません。

愉楽堂
〒359-1106 埼玉県所沢市狭山ヶ丘1-8-13 グランドールユー202
TEL 04-2965-6213
URL http://yuraku-do.com/
e-mail sotai@yuraku-do.com



■あなたは魂が震えるほどの喜びを味わったことはありますか?
理事・実行委員長 岡村郁生(神奈川県)(指導者養成コース、個人レッスン)
岡村郁生です。
『特講を受けての感想』。
患者に合わせ、症状に合わせ、お金に合わせ、日々臨床に迷い、治療効果に戸惑う。
それ程までに苦しみ、それ程までに自分を追い込んでも、納得出来ない日の臨床がありました。
普通の勉強会とは少し異なる講義に、固くならずに流れるように、操体の講習を受け入れるように、いつの間にか、からだに学習を通しておりました。
ここは自然法則を習う場です。
あなたは自然に委ねる学習を通して、イノチの営みを実感します。
橋本敬三哲学に始まって、操体臨床の応用まで、噛み砕いて、吸収することは、まさに元々救いが成るイノチなのだと、生かされし感動の螺旋階段を登っているのだと、意識出来るのです。
実感を持つことが出来るのです。
あなたは魂が震えるほどの喜びを味わったことはありますか?
受け入れる感動に心を鷲掴みされて、生き方が変わる瞬間を知っていますか?
快適感覚の真実を目の当たりにしたことが、本当にありますか?
それは、この講習に参加することから始まります!
未来のあなたへ、自分への希望という切符に夢馳せて、さぁ勇気ある選択を!
中継地点の駅にてお待ちしております。

操快堂
〒251-0861 神奈川県藤沢市大庭5348-8 ソレアード湘南101号
TEL/FAX 0466-88-9000
http://soukai-do.com/



■症状疾患にとらわれていた自分からの解放
MY(指導者養成コース)
『講習を受講して』
私は操体と出会い、操体法定期講習会の操体指導者養成コースを受講させていただいたことで、臨床に携わる者として大きく考え方が変わる分岐点になったことは間違いないと思います。
以前の十数年は理学療法士として、病院やクリニックで患者さんの主訴である痛みと向き合ってきました。痛みに向き合うということは、痛みのある部位に対して疾患名がつき、その部位にいろいろの手技療法や物理療法またはトレーニングを行うということです。疾患名のついた痛い部位に、第三者である治療者が完全に介入することになるわけですから、痛みがあることでなかなかトレーニングができないとか、痛みの受容器でもあるポリモーダル受容器などを刺激することにより痛みが強くなってしまったなどの経験をしました。
操体法では、症状疾患にとらわれません。症状疾患にとらわれないということは、痛い部位に触らなくとも臨床が成り立つということです。しかも感覚のききわけは受け手のからだ(患者自身のからだ)にききわけていただくので、気持ちよさがあるのかないのか、味わいたいという要求があるのかないのか、脱力の方法はからだの要求に委ね、回数の要求があるのかないのか、これら全てをからだにききわけながら行います。からだがより質の高い快適感覚を味わうことにより、からだに必要な治しを付けてきてくれるので、治すことはからだに任せておけばよいのです。ただし、質の低い快だったり、第三者の決めつけの感覚や、不快の感覚では、からだは喜ぶはずはありません。より質の高い快適感覚をからだにききわけていただくには、動きの安定感・充実感が必要であり、それを促すためには第三者の操者(医療行為者)の重心安定や移動、介助・補助の与え方や、連動を理解し言葉の誘導、呼吸、目線などが必要になります。これらの一つ一つすべてに目的があるからこそ学ぶ必要性を感じます。
操体法定期講習会の操体指導者養成コースを受講させていただき、症状疾患にとらわれていた自分から、本当の意味でからだのためにからだを診せていただける操体に出会い、臨床が変わったことに感謝しております。



■学びとは、自分自身で感じとる事。
相談役 平直行(千葉県)(個人レッスン)
『個人レッスンを受けて』

僕の操体の学び方は、三浦先生との個人レッスンでした。
思い返すと懐かしい、何故か緊張と共に、暖かさが思い返されるんです。
操体を学び始めて僕は気が付きます。
三浦先生が100だとしたら僕は0しかない事に。
1にさえなってないんです。
0は幾ら掛け算しても0のまま。
何しろいきなり最高峰と初心者ですから、全く違うんです。
何が何だか頭で理解しても身体がついていかない。
チンプンカンプンな学びの日々です。
プレッシャーを感じながら三浦先生から操体を学びに通う日々。
週に2回とか三浦先生の元に学びに行く。
前回学んだ事はもちろん未消化のままで。
一生懸命にやっても出来ない事ってあるんです。
それでも三浦先生の不思議な魅力に惹かれて通う日々。
面白いと何となく入ってくるんですね。
いつの間にか0は1になって。
全く入ってこなかった物が少しでも入って来ると変わるんです。
1から2になる、100の三浦先生から比べれば全くと言ったレベルでも。
2は1の2倍ですから、凄い嬉しいんです。
個人レッスンですから、何でも聞けるという恵まれた環境で僕は学び。
0が1になって2になって。
学びとは覚える事じゃないな。
そんな事を感じるようになってきたんです。
操体を学ぶという事は技術を学ぶ事じゃない。
技術はたった一つの状況にしか当てはまらないんです。
ホンの少しでも状況が変わったら技術も、その分だけ変化しないと付いていけない。
だから操体を学ぶという事は操体とはいったい何なのかを学ぶ事、自分自身で感じ取る事
そんな風に感じ出した時に操体は症状疾患に捕われない。
そんな事を三浦先生に教えて頂いたな。
僕は思いだして、そして感じて。
ようやく少し分って、面白さが増えて。
三浦先生はいつも始めに僕に臨床を実際に行ってくれました。
そして、技術を教える前にその際に感じた事をノートにメモするように指示してくれます。
頭でなくもっと深い部分で感じて操法の中身をまず感じる。
そこに始めて技術が乗っかる。
技術で患者が治るんならこんなに楽な事はない。
三浦先生に教えて頂いた事です。
綺麗にいつも当てはまる方程式があれば、どんなものでも学んで治せる。
実際にそんな物があれば僕はそっちを学ぶかもしれません。(笑)
それでも三浦先生には会いたいな。(笑)
実際にはそんな夢のようなものは僕は知らない。
操体には症状疾患に捕われないといった、特徴があります。
この道を歩んでいる人たちには夢のような特徴なんです。
技術ではない部分、もっと深い部分にそのコツがあるんです。
技術よりも深いものを学ぶには三浦先生は素晴らしい先生です。
深いものを学んで、学びを面白く楽しめるのが操体を学ぶという事。
操体には臨床を越えた部分の面白さが沢山あって。
実際の現場では臨床を越えた部分が、実は必要で大切なんです。
僕は三浦先生から学んだ事がツイテルそう思っています。
学校では教えてくれない深い部分が学べる。
学校で学んだ事以外が実は実際に使う時に必要になってくる。
僕は実際に臨床を行なってそんな事を感じています。
三浦先生から個人レッスンを受けた事は僕にとって大切な自信となり。
これからきちんと道を進む道標を頂いた。
胸を張ってこれからもっと学び進みたいと考えています。

大 (だい)操体法研究所
〒274-0065 千葉県船橋市高根台6-42-6
TEL 090-4363-0756
e-mail taira@strapple-taira.com
URL http://strapple-taira.com/



操体法東京研究会の定例講習は、操体臨床家を目指す方にとっての登竜門です
常任理事 畠山裕美(東京都)(指導者養成コース、臨床コース修了、現在サブ講師)

操体に出会ったのが高校二年の時でした。それから月日が流れ、何故かまた操体に巡り会い、最初に操体を習ったのは、三浦先生の教え子のそのまた教え子の方でした。私は「操体法治療室」を読んで操体を志そうと決心したクチだったので、最初に三浦先生のところに行くべきだったのですが、少し寄り道をしたおかげで、深い勉強をすることが出来ました。これも私に修行を積ませるための必然的偶然だったと思っています。

私の場合、操体法東京研究会の講習を受講する際、既に操体専門で開業しており、受講生もおり、操体の書籍も出していました。当時はパートナーがおり、痛みや硬結が取れればいいという、「圧痛硬結を瞬時に消去する」というのをやっていました。結果もある程度出していたのは事実です。しかしそれが、本当に『快適感覚をききわけ、味わう』という操体の理念に適っているやり方なのだろうか、ということに気づいたのです。また、三浦先生の勉強会(塾・操体)に、声をかけていただき、今まで自分が学んできたものとは、次元が違うことを確信しました。

パートナーは『今更(受講生もいるのに)何故三浦先生の講習を受けるのか』と、受講に対しては絶対反対の姿勢を示しました。また、当時教えていた受講生達からは「今更何で操体を勉強するんですか」などと言われましたし、中には『前にやっていた方がいい』と言って、私から離れていった方も居られました(この時、私に着いてきて下さったのが、現在東京操体フォーラム理事 草階氏、副実行委員長、福田氏、実行委員 森田氏です)。丁度『板挟み』のような状態で、そのような状況の中で悩んでいる時でした。

そのまま、あきらめて、パートナーに反抗せずに、おとなしく従っていたら、現在の操体臨床家としての私は存在しなかったと思います。しかし、ある時三浦先生から『本当に操体を勉強したいのだったら、僕のところで勉強しなさい』という言葉をかけていただき、二つ返事で『ハイ』と答えたのを覚えています。

これが操体法東京研究会の門を叩いた経緯です。
途中様々な障害がありましたが、この決断は私の生活と人生を変えました。それまで住んでいた家を出ましたが(正確には追い出されたと言ったほうが正しい)、何の後悔もありませんでした。心置きなく操体を学べる、という深い喜びが勝っていたのです。今でも操体を学んでいるということは、私にとっては最高の喜びなのですが。操体を勉強して本当に良かった、自分の選択肢は間違ってはいなかった、と胸を張って言えるのです。それを心から実感できるのです。

あれから10年近く経ちますが、様々な目的と夢を抱いて操体の門を叩く方々は後を絶ちません。
最初は「操体法」という治療法、あるいはテクニック、治し方を学びに来るのですが、そのうち気がつくのです。最初は「症状疾患にとらわれない」という意味にアタマをひねり、『楽』と『快』の違いにもアタマをひねることだと思います。思うように自分のからだが動かないかもしれません。しかし、練習を積んでいくうちに、ある日ふと、気がつくはずです。
テクニックや技法を学びに来ているのではないこと、しかし、臨床家として、結果が出せる実力が身についているということ。操体は自らの盲点をも克服して、明らかに進化・深化し続けていること、そしてその渦の中に自分が存在するということ。「自然法則の応用貢献」という意味の深さ。そして、操体の最前線にいるのだという高揚感。
橋本敬三先生が弟子達に言われた言葉、『操体は面白いぞ。一生楽しめるからな』ということがよく分かってきます。目的に向かうのも一つですが、そのプロセスを楽しめるのが操体だと思います。
また、私には一つ理念がありました。『何かを学ぶのだったら、その道の第一人者に学べ』。それに突き動かされたのかもしれません。これは間違いのない事実だと思います。
操体臨床家を目指す方にとって、操体法東京研究会の定例講習は、登竜門です。特に皮膚へのアプローチのを学べる「臨床コース」は、操体の最高学府であることは間違いありません。

TEI-ZAN操体医科学研究所
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西2-22-38-217
TEL 03-3675-8108
e-mail sotai@teizan.com  URL http://www.teizan.com http://blog.teizan.com/



■真実の応用貢献をより多く成していく為の学びです。
友松誠(群馬県(臨床コース、指導者養成コース)
『講習を受けて。』

講習プログラムをご覧になると解ると思いますがこの講習は技術、テクニックを学ぶ為だけのものではありません。
真実の応用貢献をより多く成していく為の学びです。
健康と産業が結びついた一般的な考え方の知識や情報の多い人ほど、最初は戸惑いがあると思いますが、からだと真心はしっかり受けとめていくと思います。
ノートはキチンととっておいた方が良いです。
臨床の場で、あるいはそれ以外の場でも色々悩んだり壁にぶつかることが多いですが、そんな時ふっとノートを捲ってみると、解決への糸口や道しるべが記されていることが多いです。

からだバランス調整院 〒370-2212群馬県甘楽郡甘楽町福島779-7
TEL/FAX 0274-74-7667
e-mail karadabc@yahoo.co.jp
URL http://karadabc.com/



■機会があれば再びこの講習を受けたいと思い続けております
秋穂一雄(福岡県)(指導者養成コース、臨床コース)
『講習を受けて』 

私が操体指導者養成コースを受講させていただいて早くも5年が経とうとしています。
橋本敬三先生の著書や他の先生の講習を受けて少しずつ操体というものが理解出来て来たと思っていた僕は、丁度その当時発売された三浦寛先生の「操体の要妙」を読んで目線や渦状波という、それまで見たことも無い用語に少々困惑しながらももっと操体への理解を深めたいとこの講習を受講させて頂くことにしました。
一回目の講習を止ん事無き理由で欠席した私は、2回目の講習からの受講となりました。
講習室の中はこの講習を受けるためにアメリカから帰国したという方や、この講習を継続して受け続けていらっしゃる方などの猛者が集まり一種独特の熱気を帯びていました。

三浦先生はワインの空ボトルを取り出して部屋の中心に立てました。
「このボトルを使って操法を通せる者はいるか?」
ただでさえ会場の雰囲気に圧倒されている僕は唖然として全く反応することが出来ませんでした。三浦先生はその場に仰向けで横たわりそのボトルを足底にあて、下肢の押し込みの連動を無言で通し始めた。それはゆったりとしなやかで本当に静かな動きでした。「どうだ。」今まで見て来たものと違うだろうと言わんばかりに受講生を見回した。本当に驚いた。
今まで自分が積み上げて来たものが音を立てて崩れていくように感じられた。今、改めて考えてみるとそれまで自分が学んでいた者とは次元の違う講習だったのだから無理も無いことなのです。
その講習の中で操体を改めて基礎から勉強させていただき、橋本敬三先生の操体への思いを三浦寛先生という継承者から存分に学ばせていただきました。
今でも機会があれば再びこの講習を受けたいと思い続けております。

あきほ整骨院
〒810-0005 福岡県福岡市中央区清川2-21-22
TEL 092-521-8508
e-mail sorashidou@cotton.ocn.ne.jp



■臨床家にとって大切な”自信”と”創造力”を学ばせて頂きました。
理事・副実行委員長 福田勇治(島根県) (臨床コース、指導者養成コース)

開業して7年に成りましたが、今が有るのは間違いなくこの講習のお陰です。
書籍とかDVD等では学ぶことの出来ない細かい臨床の現場での実戦力の部分をこの講習で学ばせて頂きました。
それと同時に、技術だけを教わるといった講習とは違い、臨床家として安心して現場で施術出来得る”自信”と臨床家にとって大切な”創造力”を学ばせて頂きました。
特に開業を目指す方にとっては必須の講習と言えます。

操体法 導軆力学研究所
〒699-0401 島根県松江市宍道町宍道1394
TEL/FAX 0852-66-7151
e-mail uji-fuku@ric.hi-ho.ne.jp



■学ぶということを学ばせていただいた
日下和夫(兵庫県(指導者養成コース)
『講習を受けて』

私は二年間、特講で学んだ。それまでに操体と名のつく本やビデオは網羅していて、これまでにも手技療法のスクールにおいて経験しているので、学ぶというのは知っているはずだった。
受講してみると、ここにはテキストというものがない。そして指導マニュアルみたいなものもないようだ。講習の内容はというと、純生というか、本生というのか、生の講習という言い方がふさわしい。
その生の講習を受け止めるには、受ける側の姿勢が重要であることを実感した。過去に集積した知識でもって先入観や固定観念ができてしまうと、理解したつもりが誤解であったりする。必ずと言っていいほど、理解するか、誤解するかのいずれかであった。誤解するなら、解らない方がよっぽどいい。解らなければ質問することができるのに、誤解すれば、解ったつもりでそのまま過ぎてしまう。正確に言うと解っているのか解っていないのかが分からないでいるのだ。
ご丁寧なことに「ここまでで何か質問は」と、いつも云われる三浦先生であるが、本当のところ、誤解している場合には質問が無いのである。
受講を続けていく中で、生の講習を受ける重要な姿勢とは、受け身に徹すればよいのだと気がついた。受身の姿勢が身に付くと、解っているのか解っていないのかがよく分かるようになってくる。
ここでの講習は、とても真剣な時間の流れの中にあって、そういった気付きを与えてくれるのかも知れない。操体はもとより、学ぶということを学ばしていただいた特講であったように思う。

〒669−1527 兵庫県三田市中町15-20 ティアラ1F
TEL/FAX 079-563-1820
e-mail osakasotai@ybb.ne.jp
URL: http://www.geocities.jp/tenmasotai/index.html



■常に進化し続ける「操体」の歴史の最前線の立会人になるという事です
山野真二(埼玉県)(指導者養成コース、個人レッスン)

操体を学ぶなら、三浦先生です。
私は三浦門下で10年になりますが、間違っていなかったと確信しています。
師匠の在り方にも色々ありましょうが。三浦先生は「生涯現役」を宣言され、「操体は一生楽しめる」をそのままに生きておられます。
日々研鑽を積まれ、「一生お前達の先を走っているぞ。」と、いつもハッパをかけられます。
ここで学ぶということは、常に進化し続ける「操体」の歴史の最前線の立会人になるという事です。ワクワク、ドキドキします。
そういうものに御縁を頂戴して生きているということは幸せなことです。



■真理を追究したからだが表現する動きは理にかなった動きの芸術です
佐伯惟弘(東京都)(指導者養成コース、臨床コース)

橋本哲学の権化
20年間、細々と続けてきた芸術活動に見切りをつけたのが、2001年。そして、操体を仕事にしようと決心。小雪の舞う窓を背に、操体法写真解説集(柏樹社)の212ページに記載されている電話番号を指先で読みながら、私は電話をかけていきました。アメリカ・ペンシルベニアの小さなアパートでの出来事です。

まず、宮城教育大学 川上研究所・・・・・・・つながらない。
続いて、温古堂診療所 今村時雄・・・・・・・つながらない。
最後に残っているのは、人体構造運動力学研究所 三浦寛・・・・・・・一番連絡したくなかったところ。    取つき難そうと思いつつも、電話をかけていました。
「ブル、ブル、ブル、、、はい。三浦です。」
低く張りのある声が、私のからだに響いてきました。初めて繋がった電話の向こうには、三浦寛先生。あまりにも唐突な出会いのため、しどろもどろの私。しかし、この一本の電話が、私の運命を決めることになったのです。
操体をそんなに学びたいなら、私のところへ来なさい。」
という一言で、私は全てを投げ出し、アメリカ・ペンシルベニアから東京・三軒茶屋への旅に飛び出したのです。操体指導者養成コースに籍を入れ、約2年。当初予定していたアメリカでの開業を思いとどまり、長年住んでいた、京都の山奥(南丹美山町)で、開業することにしました。
しかし、2007年からは月に2度、車・鉄道・夜行バスを乗り継ぎ、再び、上京せざるを得なくなったのです。この数年間における三浦先生の授業は、動きの源流を正した新たな気づきを、まるで玉手箱を開けたように見せて下さいました。まさに「目からウロコ」の連続。このまま山奥に居たら取り残される!という危機感に襲われ、夜行バスに乗り、慢性的寝不足を承知で、操体指導者養成コースと操体法臨床家コースを受講するようになったのです。
三浦先生は、18才の時、その才能と真摯な人柄を橋本敬三先生に見いだされ、5年間、内弟子として橋本先生と生活を共にし(眠る場所だけは、近くのビルだったそうです)操体の修行をされました。

橋本先生の命(めい)を受け、東京で開業されてからも、三浦先生は、月に1度は仙台の温古堂を訪ね、橋本先生の教えを乞うという人生を歩まれました。このようにして、若い才能は、思想も心もからだも“橋本敬三”と化していったのです。まさに、“橋本哲学の権化”といえます。橋本哲学とは、真理に突きぬかれた学問であり、自然法則の応用貢献をなすものであります(と、言葉で表しても、若輩者の私にはまだ、まだ、、、)。この哲学により体系づけられた操体は、現在、三浦先生によって確立されつつあるのです。治療や指導の合間を縫って、三浦先生が、書き認(したた)められた文献は膨大な量に上ります。その真摯な姿勢は、我々門下生の鑑であり、理想とするところです。やがてそれらは、真理という新たな発見の扉を開き、我々の血となり肉と成ることでしょう(我々に教えて下さっているのは、氷山の一角に過ぎません)。
また、真理を追究したからだが表現する動きは、古武道、日本舞踊など日本古来の動きの根幹をなすものであり、理にかなった動きの芸術です。
芸術を捨てたはずの私が、“より深遠でしかも身近な芸術”に出会い学ぶことが出来る。こんなに幸せなことはありません。また、私は今年、新たな展開として20年間住み慣れた、京都の山奥の家を離れ、東京に移り住むという暴挙に挑みます。これも、“橋本哲学の権化”となられた三浦寛先生が発する波動に引き寄せられたからに他なりません。
これから、操体を勉強したいと考えておられる方!

操体指導者養成コースと操体法臨床家コースの内容をしっかりと理解した上で、ご自身に合ったコースを決定して下さい。どちらのコースも、充実した真摯な学びの場です。操体、生命、人生を学び自己と向き合うことを欲しておられる方!これほど素晴らしい場に巡り会うことは滅多にありませんヨ。
そのなかでも特記すべきは、操体法臨床家コースでの皮膚臨床実習。第3の脳とまでいわれている皮膚の神秘な力に思わず驚嘆されることでしょう!
いずれにせよ、三浦寛先生との出会いが、一生の宝物。
この文章が皆様と三浦先生との架け橋、縁作りになることを願ってやみません。

操体庵ゆかいや
〒154-0017 東京都世田谷区世田谷3-16-4 忍田荘106
TEL: 03-5799-4512 090-6938-7759
e-mail yukaiya@guitar.ocn.ne.jp



■意識を変える、次元を超える。
森田珠水(東京都)(臨床コース、指導者養成コース、個人レッスン)

はじめは操体は、新しい治療法のアプローチとして皆さん求めると思うのです。私も最初はそうでした。
「治療者として腕を上げたい」「効果が長続きする治療法はないだろうか」「患者さん自身が家でもできる養生法はないものか」そんな動機だったと思います。
しかし、臨床講習も回を重ね、理解を深めていくにつれ、操体が単なる治療法にとどまらないことに驚きを覚えました。今では、「操体はテクニックではない」「からだ自信にききわけた治しは根本的な治療であり、結果的に効果は長続きする」「操体の臨床は、どこでもどんなポジションでも、一人でも、症状疾患にこだわらず行うことができる」などなど、(気づいたことを書いていくとキリがありませんが…)操体が単なる治療法で終わるものではないということがわかります。
操体の臨床は、体験してみればわかりますが、どれだけその人のからだ自身の「なおしをつける力」を患者自身のからだが持っているのか、直接感じることができます。東洋医学も、「からだの声をきく」「自然治癒力を高める」という考え方がありますが、それでも「この先生に(他人)治してもらった」という気持ちになりがちです。しかし、カラダ、イノチには自らを治す力がこんなにあるんだ!という操体臨床の体験によって、「病気になったらどうしよう」という受け身の意識から「自然法則を理解し、それに従った生き方をすれば健やかでいられるのだな」に変化するなんて、目からウロコですよね。この意識の変化を、患者さんに伝えられたらな、と。操体の施術者としての目標は、今ではこんな感じです。
確かに、一般に操体を学ぶ時には、以上に示したような変化はすぐに感じられないかもしれません。特に本を読んで自己流でやってみるのでは早々に行き詰まるでしょうし、操体とは別物になってしまう可能性も多いにあります。しかし、講習を通して、師匠の姿をみて、仲間と学び、変化を自身のからだで「なおる」体験することで、いろいろな部分で意識が変わって行きます。意識が変わると、それまで悩んでいたことも飛び越えてたりするので、面白いですよ。
意識を変える、次元を超える。
そんな体験をしていただきたいと思います。

操体健康医療研究所/森田珠水鍼灸治療院
〒146-0082 東京都大田区池上4-15-15 モンドール池上508
TEL 080-3179-7649
e-mai jasmine888@voice.ocn.ne.jp




■今、学生の頃より真剣に勉強をしています。
草階文恵(神奈川県)(臨床コース、指導者養成コース)

三浦先生の講習を受ける以前は、漠然と怖い!という印象がありました。
「できないとモノが飛んでくる」
などなど外野からいろんな根も葉もない噂を耳にしていたので、興味がありつつ躊躇していました。初めて講習会に参加する機会をいただいたときは、前日は寝られず、本を何度も読み返し予習していました。カッチコチながら元気よく挨拶したところ、厳しさの中にも暖かいやさしい目に感動しつつ拍子ぬけしました。「あの噂は一体何?」「講習を受けてもいない人がなんでそんなことを言うの?」周りの決め付けに腹が立ちました。もちろん自分にもです。そもそも操体は決めつけるものではありません。勝手な思い込みを反省しました。躊躇している人がいたら、大変もったいないです。
実際に私の治療所に「三浦先生はどんな人か?」と遠回りして聞いてくる人がかなりいます。そんな面倒なことはしないで、どーんと飛び込んでほしいです。
私はカルチャースクールでウォーキングや簡単な操体を教えています。そこで実践の中から、こんな動きもある!こうするともっと簡単に操体を広められるんじゃないか?ということを少しずつまとめてカタチにしていきました。カタチにするだけではなく、書籍にしたい!そんな気持ちがふつふつ湧いてきました。企画書をまとめて、ビクビクしながら三浦先生に意見を伺いました。「いいんじゃない?」にっこり微笑みました。そして監修をお願いしたところ、快諾していただき愛ある指導のもと、本を出版することができました。愛のある監修でした。ただ怖いだけのセンセイなら、きっと認めてくれないと思います。新しい広がりを認めて、見守ってくださる、真剣にぶつかると真剣に返ってきます。
今、学生の頃より真剣に勉強をしています。とても充実しています。

草階妙健操体研究所



■予想もしていなかったいろいろな感動を得ることができました
山本明(指導者養成コース、個人レッスン)

私は今年初めて『操体指導者養成コース』を受講しました。先生はもちろん先輩方も親切で、下手な私にもとにかく丁寧に教えてくださいます。講習では、からだの基本的な原理から教えてもらえるので、私と同じように患者さんのからだや自分のからだの捉え方に迷っておられる方も、ものの見方考え方が新しく開けてくると思います。私自身も今回の講習で予想もしていなかったいろいろな感動を得ることができました。
もちろん治療法の勉強でもあるのですが、私には、からだを通して生き方を見つめ直す機会になっています。ただ操体がとても大きなひろがりを持っているので、一年で理解することは私には出来ませんでした。
新しく受講を考えておられる方も、ちょっと長い目で操体を学ぶことを考えられた方がいいかもしれません。



■知識ではなく、頭ではなく、肌で感じて頂きたい
小代田綾(静岡県(指導者養成コース)
『温故知新』。

操体を、そして操体法の過去・現在・未来を心とからだで学んでいます。
「心とからだで?」そうなんです、「心とからだ」なんです。多くの方に「知識ではなく、頭ではなく、肌で感じて頂きたい」そう思わせる講習会です。月2回の講習会は私にとってとても貴重な「学びの場」、そして今年2回目の講習を受講中です!




■本当の本物の操体を学んで自分の財産の一つにして下さい。
西田尚史(神奈川県)(臨床コース、指導者養成コース)
『講習を受けて』

僕が講習を受けたのは数年まえですが、当時から今も変わらない想いで勉強しています。
治療として受けていた事を今度自分が実践する為に通いはじめました。操体の理論で想念を通しての心の持ち方や“想い”という事、そして実技指導においては介助、補助の基本を何度も学びからだに学習させることを学びました。 そしてからだを動かして診ることの重要性もここで深く理解する事ができました。毎回の講習での新たな気づき、発見は今でも貴重な財産となっています。現在の講習においても、基本をふまえた上での最新の情報が惜しみなく教えていただけ、操体は一生学びつつける事ができるという事を深く感じています。
これから学びにこられるかたも必ず実感できると思います。本当の本物の操体を学んで自分の財産の一つにして下さい。

皮膚身堂
〒223-0062横浜市港北区日吉本町5-57-7
TEL 080-1165-3369
e-mail:  t-nishida@tokyo-sotai.com




操体は一生楽しめる深甚な世界です
辻知喜(東京都)(指導者養成コース)

講習を受けるに当たって、迷うのは、どのコースを選ぶかという所でしょうか。これは日程で決めればいいんじゃないかと思います。どれを選んだとしても、たった一年ではわからないですよ。大事なのは学びたいという気持ち、学び続けるという意志だと思います。実行委員も、何度も受け、塾・操体に勉強会にフォーラムにと精進し続けています。
辻の一年目は特講でしたが、実行委員も再受講で参加しており、結構な大所帯でした。いろいろなレベルの中で学べた幸運で楽しく濃い時間でした。

操体は一生楽しめる深甚な世界です 。まずはその一歩を踏み出して下さい。共に学んでいきましょう。

快妙道 いずみ操体研究所
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東京都立川市高松町1-24-41ロイヤルヒルズ418
TEL 090-9671-1331
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