操体法大辞典

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SEX会話力

SEX会話力 (小学館101新書)

SEX会話力 (小学館101新書)


これは別にコトの最中にどんな会話をすれば良いのか書いてある本ではない。
著者はAV監督であり、ここで言う会話力とはは「カラダを通じてのコミュニケーション」のことである。

私はこの人の存在を初めて知った。何でも「熟女系」の第一人者らしい。私はAVは見ないからだ(見る見ないは本人の勝手なのだ)。他人がハダカで絡み合っているのは見たいと思わないし、男優さんが何だか間抜けというか情けないからである。まあ、それはどうでもいい。

たまたま本屋で新書を何冊か買ったのだが、表紙の「AV監督だけど、セックスが下手なんです」という帯が面白かったからである。読んでみて「なるほど!」と思ったのは、監督という立場上、男性からの目線、女性からの目線の両方の面からものごとを捉えることができているのだ。この両方から見据える事ができる立場はそんなにない。

男性は皆スケベである、という事実をあっさりと認め、「下手です」と言い、常に毎回童貞喪失の気持ちで女性に接する。女性に感謝する気持ちで接する。

その他「不潔な男は嫌われる」とか、何故小綺麗にしていても不潔に見える男がいて、何故無精ヒゲでTシャツにGパンでも不潔に見えない男がいるのか、など「なるほど〜。うんうん」という事が書いてある。
著者がモテるのはなんとなくわかる。奥さんは元AV女優だそうだが、撮影の後、著者が一目ぼれしてしまい(本来は女優さんとは付き合ったりはしないらしい)、デートを申込み、正直に「やらせてください」(爆)と言って口説いたそうである(あ、ヒトを選んでやらないと、セクハラで訴えられたりするので注意)。

基本的に、オンナも「オトコがスケベである」ということは知っている。好きな人だったら別にスケベでも何でもいいんである(笑)。イヤなのは嫌悪感を感じるとか、生理的にダメな男性とか、そういう場合なのだ。私の場合○○○とか△△は絶対ダメ(笑)。ちなみに私が生理的にダメなのは、N嶋監督のご子息のタレントと、都知事のご子息のタレントである。また、近しい親戚の女子のダンナもダメなタイプなので最初に会った時はぎょっとした(笑)。あ、私の好みはいいですかね。

前にも書いたと思うが、この本を読んでいたら、不覚にも昔つきあっていたオトコを思い出してしまった。2回目くらいのデートでヤツは「オンナには性欲ってないんだよね?母性本能しかないんだよね?」と言ったのである。私はが思わずドン引きしたのは当然のことである。

本の中には、女性がある性的な願望を悩みに悩んだ挙げ句、夫に打ち明けたところ、「お前は変態か!」と罵られ、ついにはAV出演したいと思うところまで、思い詰めたという話が載っている。また、これらの女優さん達はスキモノが多いろいうよりは、むしろせっくすが苦手であるとか、嫌悪感があるケースも多いらしい。色々と勉強になった。

私は堂々と(笑)書店で買ったが、恥ずかしかったらAmazonで買ってください(笑)