操体のベーシック講習+施術 というプログラムがある。
操体の基礎、からだの使い方、動かし方を基本に、
受講なさる方のニーズなどに合わせて進めている。
「きもちよさがわからない」という方も大丈夫。
ステップを踏んでいけばいい。
★私はよく書くが、最初から
「めちゃくちゃきもちいい」という体験ができるわけではない。
「官能」には学習が必要なのである。
★最初から「めちゃくちゃきもちいい」というのを、期待するのは
AVの見過ぎ(すんません)である。
それはさておき、
改めて考えると、我々は「操体は『快』である」と言っても、
その前に「現代人の中で鈍麻しつつある原始感覚を呼びさます」
という過程が必要不可欠である。
「原始感覚」とは。
快か不快かききわけるちから。
生命の根底に流れる感覚である。
まず、それを呼び覚ます練習。
これに最適なのが「足趾の操法」。
「考えるな、皮膚で感じろ」by ブルース・リー先生
その次に、からだの使い方、動かし方のルールを学習する。
今までウン十年間違った使い方をしているのだから
そんなにカンタンには修正できない。
(実はコツがあるんだけどね)
そして、ボディに歪みがあると
「自然な連動」ができなくなっている。
不思議なことに、ボディの歪みが整うと、
自然な連動が起こる。
自然な連動というのは、本来の姿であるから
続けていると「からだのほうが」学習し、動きひとつひとつに
意識が向くようになってくる。
そうすると、
「あ、この動きっていい感じ」とか
感覚が目覚めてくる。
そうやって、順々に「からだが学習」していく。
そんなにいそいだり、慌てたりすることはない。