操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

言葉の誘導についての覚え書き。

今日の講習のメモ。

 

「左体側が伸びるように」

「左体側を伸ばして」

★ひだりたいそく、と読みます。ひだりたいがわ、ではない。

 

この違いがわかるだろうか。

どっちも同じじゃん、というのでは甘い。

「左体側が伸びるように(からだで表現していただけますか)」
「(あなたの)左体側を伸ばして」

 

というように、主語が「からだ」なのか「本人」なのかで変わってくる。

 

我々は「からだ」が反応する「体感語」を用いている。

操体の臨床が上手く行かないという場合は、「言葉」が「からだ」に通じていないことが多い。

 

そこが、臨床のツボの一つでもある。

 

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